管理情報同期ユーティリティ

指定したクライアントの管理情報を取得し、HULFT-HUB Server上の管理情報を更新します。

(1) 使用方法

utlhubsync -a
utlhubsync -h hostname[:servicename] [-i {snd:ID | rcv:ID | job:ID | hst:ID
             | tgrp:ID | fmt:ID | mfmt:ID | mail:ID | sch:ID | trg:ID }]

(2) パラメータ説明

-a

すべて

すべてのHULFTを対象とします。

-h hostname[:servicename]

クライアント名(省略不可)

どのクライアントの管理情報を取得するか指定します。管理対象クライアントを“ホスト名:サービス名”の形式で指定してください。

サービス名が設定されていないホストを指定する場合、「:」を含むサービス名の指定を省略して、ホスト名のみ指定します。

= 備考 =

サービス名を省略することで、同一ホスト名の複数のホストを対象とすることはできません。

-i {snd:ID | rcv:ID | job:ID | hst:ID | tgrp:ID | fmt:ID | mfmt:ID | mail:ID | sch:ID | trg:ID }

同期対象

同期対象の管理情報種別、ファイルIDを指定します。

snd

: 配信管理情報

rcv

: 集信管理情報

job

: ジョブ起動情報

hst

: 詳細ホスト情報

tgrp

: 転送グループ情報

fmt

: フォーマット情報

mfmt

: マルチフォーマット情報

mail

: メール連携情報

sch

: スケジュール情報

trg

: ファイルトリガ情報

「:」に続けて、生成対象のIDを指定します。(省略不可)

詳細ホスト情報のIDは68バイト以内の英数字で指定します。

メール連携情報のIDは、クライアントがHULFT8の場合は50バイト以内、HULFT8未満の場合は16バイト以内で指定します。

それ以外のIDは、クライアントがHULFT8の場合は50バイト以内、HULFT8未満の場合は8バイト以内の英数字で指定します。

配信管理情報と集信管理情報のIDは、大文字、小文字の区別はありません。

「*(アスタリスク)」は使用できません。複数IDを指定できます。

IDを省略した場合は、指定したクライアントのすべての管理情報を取得します。

= 備考 =
  • -h hostname[:servicename]を繰り返すことにより、複数のクライアントに対して管理情報を同期することができます。
  • 「-i {snd:ID | rcv:ID | job:ID | hst:ID | tgrp:ID | fmt:ID | mfmt:ID | mail:ID | sch:ID | trg:ID }」を繰り返すことにより、複数の管理情報を同期することができます。
注意
  • -iを指定する場合、-iより前に-hを指定してください。
  • 対象のクライアントがHULFT for UNIX/Linux の場合、クライアント側で管理情報ファイルに操作権限がなくても正常終了します。

(3) 完了コード

0

: 正常に処理されました。

10

: オプションの指定に誤りがあります。

11

: 終了指示を検知しました。

12

: メモリの確保に失敗しました。

13

: システムエラーが発生しました。

40

: 該当のクライアントは管理対象外のため取得は行いませんでした。

50

: 該当のクライアントは存在しませんでした。

60

: 管理情報の取得処理でエラーが発生しました。

101~

: SQLエラーが発生しました。

(4) ユーティリティ使用上の注意点

ユーティリティを使用する上での動作環境については、「ユーティリティ(コマンド)実行時の注意点」を参照してください。

(5) 出力例

0000:0000 WIN01:v7                                                     
0000:0000 WIN01:v71
0000:0000 sol10x64:v7(そらりす)
8001:8963 sol8:v7(そらりす)    
   1)           2)

図3.46 管理情報同期ユーティリティの出力例

(6) 表示項目

出力例中の各項目について説明します。

表3.51 管理情報同期ユーティリティの表示項目

No. 説明

1)

完了コード:詳細コード(表3.52 参照)

2)

配布先のホスト名:サービス名(表示名)

表3.52 管理情報同期ユーティリティの完了コードと詳細コード

完了コード

詳細コード

エラー原因

対処方法

0001

XXXX

HULFTへの処理でエラーが発生しました。

「各種コード」「(1) hubmgrdの完了コードと詳細コード」に基づいて対応してください。

0005

0006

0011

0012

0013

0014

0015

0016

0017

0018

0022

0023

8000

8001

8003

9998

9999

XXXX

HULFT-HUB Serverでシステムエラーが発生しました。詳細コードには、システムエラーを検知した処理を示すコードが表示されます。

システムが不安定です。HULFT-HUB Serverを再起動してください。