プログラム構成

HULFT-HUB Serverのプログラム構成を、次の表に示します。

表1.1 HULFT-HUB Serverのプログラム構成

プログラム名称 区分 機能概要
HUBデーモン hubmaind 常駐 外部からのコネクションを受け付け、PROXYデーモンに振り分けを依頼します。
PROXYデーモン hubpxyd 常駐

1) 要求内容を解析し、中継デーモン、同報デーモン、Managerデーモンへ処理を振り分けます。

2) 定期起動プロセスの起動を制御します。

Managerデーモン hubmgrd 常駐(*1) HULFT-HUB Managerからの要求を処理します。
中継デーモン(*2) hubrlyd 常駐(*3)

1) ファイル転送を中継します。

2) 配信側クライアントや集信側クライアントからの要求を中継します。

3) HULFT-HUB Managerからの要求を中継します。

4) 送信要求を受けて、送出デーモンに送出処理を依頼します。

同報デーモン(*2) hubmctd 常駐(*3)

1) 同報のファイル転送を中継します。

2) 転送データを蓄積します。

送出デーモン(*2) hubsndd 常駐 送出要求を受けて送出プロセスを起動します。
ジョブフローデーモン(*2) jfexecd 常駐 ジョブフロー機能のプロセスを監視します。
収容クライアント稼働監視プロセス utlhubalivecheck 定期起動 収容クライアントの稼動状況を確認します。
集計プロセス hubsumdb 定期起動 転送履歴を集計し、転送実績の統計情報をファイルに出力します。
代替コピープロセス(*2) hubcpdef 定期起動 管理情報の反映を行うため、現用サーバから代替サーバへの管理情報や転送履歴、蓄積データのコピー(*6)の実行を要求します。
レプリケーションプロセス(*2) hubreplica 常駐(*5) 現用サーバから代替サーバへ、転送履歴と蓄積データを同期します。

送出プロセス(*2)

hubsnd 要求起動 蓄積データを送出します。
蓄積データ削除プロセス(*2) hubchkexpire 定期起動 保管期限の過ぎた蓄積データを削除します。

転送履歴CSVファイル保存プロセス

hubcsv

定期起動

転送履歴をCSVファイルとして保存し、指定期間まで保持します。

転送履歴リスト表示プロセス

utlhubloglist

定期起動

転送履歴を外部出力します。

直接転送履歴収集プロセス

hubhistory

定期起動

管理対象クライアントの配信履歴を収集し、転送履歴に格納します。

管理情報バックアッププロセス

utlhubbackup

定期起動

管理情報をバックアップします。

隣接HUBサーバ稼動監視プロセス(*2)

hubserveralive

定期起動

隣接サーバの稼動監視を行います。

ジョブフローファイル監視プロセス(*2)

jfchkfp

要求起動

ファイルの存在チェックを行うプロセスです。指定された監視間隔でファイルの存在チェックを行います。ファイルの存在を確認したあと、終了します。

ジョブフロー制御プロセス(*2)

jfctrlp

要求起動

ジョブフローを制御するプロセスです。ジョブフローIDごとに、起動条件が成立した時点で起動し、ジョブフローのジョブステップ(終了)で終了します。

終了コマンド

hubstop

コマンド

HULFT-HUB Serverを停止します。

クラスタコマンド(*2)

hubcluster

コマンド

サーバの起動、終了、稼動チェックを行います。

製品確認ユーティリティ

utlhubversion

ユーティリティ

製品情報を表示します。

クライアントリスト表示ユーティリティ

utlhubclientlist

ユーティリティ

管理対象クライアントのインストール情報を表示します。

ログイン状況表示ユーティリティ

utlhubloginlist

ユーティリティ

HULFT-HUB ManagerからHULFT-HUB Serverにログインしているユーザの一覧を表示します。

クライアント保留/解除ユーティリティ(*2)

utlhubchgsts

ユーティリティ

クライアント保留/解除要求を発行します。

送出指示ユーティリティ(*2)

utlhubsend

ユーティリティ

送出要求を発行します。

配信要求ユーティリティ/再配信要求ユーティリティ(*2)

utlhubreqsend

ユーティリティ

配信要求または再配信要求を発行します。

集計結果CSV出力ユーティリティ

utlhubsumcsv

ユーティリティ

集計処理を実行し、CSV出力します。

転送履歴リスト表示ユーティリティ

utlhubloglist

ユーティリティ

転送履歴の内容をリスト表示します。

転送履歴削除ユーティリティ

utlhublogrm

ユーティリティ

履歴を削除しファイルサイズを圧縮します。

管理情報バックアップユーティリティ

utlhubbackup

ユーティリティ

管理情報を世代管理でバックアップします。

管理情報バックアップ削除ユーティリティ

utlhubbackuprm

ユーティリティ

管理情報のバックアップを日付指定で削除します。

操作ログリスト表示ユーティリティ

utlhubopllist

ユーティリティ

操作ログをリスト表示またはファイル出力します。

操作ログ手動切り替えユーティリティ

utlhuboplchg

ユーティリティ

操作ログを手動で切り替えます。(バックアップします)

サービス登録/削除ユーティリティ(*4)

utlhubservice

ユーティリティ

サービスを登録または削除します。

デバッグモード表示・変更ユーティリティ

utlhubdebug

ユーティリティ

障害調査に使用します。

イベント通知ユーティリティ(*2)

utljfevnt

ユーティリティ

ユーティリティ待ちのジョブフローを開始します。

蓄積ファイル抽出コマンド(*2)

hubgetfile

要求起動

蓄積データからファイルを取り出します。

蓄積ファイル格納コマンド(*2)

hubputfile

要求起動

ファイルを蓄積データとして格納します。

蓄積ファイル削除コマンド(*2)

hubaccrm

要求起動

蓄積データを削除します。

蓄積完了通知コマンド(*2)

jfaccnotify

要求起動

蓄積完了をジョブフローへ通知します。

ジョブフロー完了通知コマンド(*2)

hubjfnotify

要求起動

ジョブフローの完了を同報デーモンへ通知します。

クライアント保留解除時送出コマンド(*2)

Client.Status.Release

要求起動

HULFT-HUB Managerからクライアント保留が解除されたときに、そのクライアント宛の蓄積データを自動送出します。

クライアント起動検知時送出コマンド(*2)

Client.Detect.Alive

要求起動

クライアントの起動を検知したときに、そのクライアント宛の蓄積データを自動送出します。

管理情報パラメータ生成ユーティリティ

utlhubigen

ユーティリティ

HULFT-HUB Serverが管理するHULFTの管理情報からテキスト形式のパラメータファイルを生成します。

管理情報バッチ登録

ユーティリティ

utlhubiupdt

ユーティリティ

パラメータファイルを読み込んで、HULFTおよびHULFT-HUB Serverの管理情報を更新します。

管理情報配布コマンド

hubdist

コマンド

管理情報をクライアントに配布します。

管理情報同期ユーティリティ

utlhubsync

ユーティリティ

クライアントから管理情報を取得してHULFT-HUB Serverが管理するHULFTの管理情報を更新します。

ジョブフローステータス変更・確認ユーティリティ(*2)

utljfchgsts

ユーティリティ

ジョブフロー管理情報の状態をアクティブまたは非アクティブに変更します。また、ジョブフロー管理情報の状態を表示します。

ジョブフロー履歴一括削除ユーティリティ(*2)

utljflogrm

ユーティリティ

期間を指定してジョブフロー履歴を一括削除します。

収容クライアント稼動監視ユーティリティ

utlhubalivecheck

ユーティリティ

指定した収容クライアントの稼動状況を確認します。

ジョブフロー管理情報パラメータ生成ユーティリティ(*2)

utljfigen

ユーティリティ

HULFT-HUB Serverが管理するジョブフローの管理情報からテキスト形式のパラメータファイルを生成します。

ジョブフロー管理情報バッチ登録ユーティリティ(*2)

utljfiupdt

ユーティリティ

パラメータファイルを読み込んで、HULFT-HUB Server上のジョブフローの管理情報を更新します。

同期状況表示ユーティリティ(*2)

utlhubrepsts

ユーティリティ

レプリケーション機能を使用した際に、各管理情報を現用機から代替機へ最後にコピーした日時が表示されます。代替機を現用機へ切り替える前に、最終同期状況の確認をすることが可能です。

蓄積状況リスト表示ユーティリティ(*2)

utlhubacclist

ユーティリティ

蓄積状況をリスト表示します。

収容クライアント履歴
リスト表示ユーティリティ

utlhubclientloglist

ユーティリティ

クライアントの各種履歴情報をリスト表示します。

クライアント登録ユーティリティ

utlhubclientreg

ユーティリティ

クライアントを登録します。

クライアント削除ユーティリティ

utlhubclientrm

ユーティリティ

クライアントを削除します。

送出キャンセル指示ユーティリティ(*2)

utlhubcan

ユーティリティ

送出処理をキャンセルします。

蓄積データ削除
ユーティリティ(*2)

utlhubaccrm

ユーティリティ

蓄積データを削除します。

転送状況リスト表示
ユーティリティ(*2)

utlhubdisp

ユーティリティ

転送状況を表示します。

ジョブフロー履歴リスト表示ユーティリティ(*2)

utljfloglist

ユーティリティ

ジョブフロー履歴をリスト表示します。

隣接サーバ登録ユーティリティ(*2)

utlhubserverreg

ユーティリティ

隣接サーバを登録します。

隣接サーバ削除ユーティリティ(*2)

utlhubserverrm

ユーティリティ

隣接サーバを削除します。

隣接サーバリスト表示
ユーティリティ(*2)

utlhubserverlist

ユーティリティ

隣接サーバをリスト表示します。

*1 : HULFT-HUB Managerとの接続がすべて解除された場合に、PROXYデーモンによって新たなプロセスが生成され、それ以前のプロセスは消滅します。このため、Managerデーモンは、一時的に複数同時に存在、または存在しない場合があります。
*2 : HULFT-HUB Server for UNIX/Linux-ENTの場合にのみ該当します。
*3 : 起動スレッド数が上限に達すると、PROXYデーモンによって新たなプロセスが生成され、それ以前のプロセスはすべての転送要求が完了した時点で消滅します。このため、中継デーモンおよび同報デーモンは同時に複数存在することがあります。
*4 : サーバのOSがWindowsの場合にのみ該当します。
*5 :

以下の条件をすべて満たした場合に常駐します。

  • 代替設定で蓄積データまたは転送履歴を逐次同期対象として指定
  • 現用機と代替機がどちらも稼動中
*6 : 実際のコピー処理は、Managerデーモンが行います。