ファイル構成

HULFT-HUB Serverのファイル構成を、次の表に示します。

注意

クラスタシステム以外で複数のHULFT-HUB Serverを動作させる場合、以下の各ファイルは共有しないでください。

表1.2 HULFT-HUB Serverのファイル構成

ファイル名称

パス

機能概要

作成タイミング

インストール情報

hub-main.inf

HULHUBEXE(*1)

HULFT-HUB Serverの製品情報を格納します。

導入時

ジョブフローインストール情報(*2)

jf-main.inf

 

ジョブフローとしてのバージョン、およびどの製品の一部として動作しているかを管理するファイルです。

導入時

システム動作環境設定

hulhub.conf

HULHUBETC(*1)

HULFT-HUB Serverの動作環境および動作条件を格納します。

導入時

環境利用状況ファイル

hubd.pid

同じシステム動作環境設定ファイルを使用して複数のHULFT-HUB Serverが起動しないようにチェックするためのファイルです。

起動時

集計ロックファイル

hub_Sum.db.lock

集計処理が二重に実行されないように制御するためのファイルです。

集計処理開始時

mmapロックファイル(*3)

.スペース区切りのMMapDir(*4)

mmapファイルに対するアクセスを制御するためのファイルです。

起動時

転送履歴削除ロックファイル

hub_TransferHistory.db.lock

転送履歴削除ユーティリティ(utlhublogrm)が二重に実行されないように制御するためのファイルです。

転送履歴削除ユーティリティ開始時

操作ログリスト表示ロックファイル

.opllist.lck

操作ログリスト表示コマンドの表示対象となっているファイルを排他的に制御するためのファイルです。

操作ログリスト表示コマンド開始時

管理情報バッチ登録ロックファイル

utlhubiupdt.lck

管理情報バッチ登録ユーティリティを二重起動しないように制御するためのファイルです。

管理情報バッチ登録ユーティリティ開始時

ジョブフロー履歴一括削除ロックファイル(*2)

utljflogrm.lck

ジョブフロー履歴一括削除ユーティリティを二重起動しないように制御するためのファイルです。

ジョブフロー履歴一括削除ユーティリティ開始時

ファイルアクセスログ

huboplfile.csv

HULHUBETC/opl(*1)

ファイルアクセスログを記録します。

バックアップは同じ場所のhuboplfile_bk_*.csvです。(*5)

ログ出力時

コマンド実行ログ

huboplcmd.csv

HULHUBETC/opl(*1)

コマンド実行ログを記録します。

バックアップは同じ場所のhuboplcmd_bk_*.csvです。(*5)

ログ出力時

代替管理情報

hub_Agent.db

CurrentDBDir(*7)

代替サーバ:現用サーバに関する情報を格納します。

現用サーバ:代替サーバに関する情報を格納します。

導入時

ユーザ情報

hub_User.db

利用者のユーザIDや各種権限情報を格納します。

導入時

業務グループ情報

hub_BusinessGroup.db

業務ごとに定義するグループ情報を格納します。

導入時

業務権限情報

hub_Authority.db

ユーザとグループの関連を定義し、各種業務権限情報を格納します。

導入時

クライアント業務グループ情報

hub_ClientGroup.db

業務グループに属するクライアントを格納します。

導入時

接続許可情報

hub_ConnectionFilter.db

HULFT-HUB Managerからの接続要求の可否情報を格納します。

導入時

転送情報

hub_TransferData.db

中継および同報配信に関する転送定義を格納します。

導入時

ホストグループ情報

hub_HostGroupData.db

転送先ホストをグループ化する場合の定義情報を格納します。

導入時

転送先ホスト情報

hub_TransferHost.db

転送定義で指定した転送先に関する情報を格納します。

導入時

転送詳細条件

hub_TransferCondition.db

転送定義で指定した転送先ごとに、転送の詳細条件を設定します。

導入時

経路情報

hub_TransferRoute.db

直接接続するHULFT-HUB Serverの情報を格納します。

導入時

収容クライアント情報

hub_Client.db

本HULFT-HUB Serverに収容される(直接接続する)クライアントの情報を格納します。

導入時

隣接サーバ情報

hub_NeighborServer.db

隣接するHULFT-HUB Serverの情報を格納します。

導入時

HUBメールボックス管理情報

hub_HubMailBox.db

HULFT-HUB Serverに蓄積されたデータの制御情報を格納します。

導入時

蓄積状況情報

hub_AccumulateStateData.db

蓄積データに関する情報を格納します。

導入時

クライアントシステム動作環境設定

hub_ClientConfig.db

収容クライアントのシステム動作環境設定を格納します。

導入時

クライアントインストール情報

hub_ClientInstall.db

収容クライアントの製品情報を格納します。

導入時

配信管理情報

hub_Send.db

収容クライアントの配信管理情報を格納します。

導入時

集信管理情報

hub_Receive.db

収容クライアントの集信管理情報を格納します。

 

ジョブ管理情報

hub_JobData.db

収容クライアントのジョブ起動情報を格納します。

導入時

詳細ホスト情報

hub_ReferHost.db

収容クライアントの詳細ホスト情報を格納します。

導入時

転送グループ情報

hub_TransferGroupData.db

収容クライアントの転送グループ情報を格納します。

導入時

フォーマット情報

hub_FormatData.db

収容クライアントのフォーマット情報を格納します。

導入時

マルチフォーマット情報

hub_MultiData.db

収容クライアントのマルチフォーマット情報を格納します。

導入時

スケジュール情報

hub_Schedule.db

収容クライアントのスケジュール情報を格納します。

導入時

メール連携情報

hub_Mail.db

収容クライアントのメール連携情報を格納します。

導入時

XML変換情報

hub_Xml.db

収容クライアントのXML変換情報を格納します。

導入時

ファイルトリガ情報

hub_FileTrigger.db

収容クライアントのファイルトリガ情報を格納します。

導入時

転送履歴

hub_TransferHistory.db

本HULFT-HUB Serverを経由して実行されたファイル転送(中継および同報)の処理結果や、直接転送履歴の集約により収集された情報が転送単位に格納されます。

導入時

集計条件

hub_SumCondition.db

転送履歴の集計条件を格納します。

導入時

集計結果

hub_Sum.db

転送履歴の集計結果を格納します。

導入時

クライアント状態管理

hub_ClientState.db

本HULFT-HUB Serverに収容されているクライアントの稼動状態を管理します。

導入時

クライアント管理情報更新状態

hub_UpdateStateClient.db

データベースに格納されたクライアント管理情報の最新更新情報(更新日時や更新ユーザ)が格納されます。

導入時

サーバ管理情報更新状態

hub_UpdateStateServer.dt

データベースに格納されたサーバ管理情報の最新更新情報(更新日時や更新ユーザ)が格納されます。

導入時

バッチ処理情報

hub_Batch.db

直接転送の履歴を収集するバッチ処理の情報が格納されます。

導入時

管理情報バックアップ管理情報

hub_ManagementBackup.db

各管理情報のバックアップを管理する情報が格納されます。

導入時

ログイン状況管理情報

hub_LoginState.db

ログイン状況を管理する情報が格納されます。

導入時

操作ログバックアップ日時管理

hub_OplCycleState.db

操作ログの世代管理日時を管理します。

導入時

配布管理DB

hub_Dist.db

配布状況を管理するためのファイルです。

導入時

ジョブフロー管理情報

jf_manage_info.db

ジョブフロー管理情報を格納します。

導入時

ジョブフローモニタ情報

jf_monitor_info.db

ジョブフローのキューイング処理、および実行中・実行結果の情報を格納します。

導入時

ジョブフローXMLスキーマファイル(*2)

JFschema.xml

ジョブフロー管理情報を読み込む場合に必要となるXMLスキーマファイルです。

導入時

トレースファイル

任意

TraceFile(*7)

本HULFT-HUB Serverで発生したイベントの内容が格納されます。

システム動作環境設定の設定により拡張子「.bk」を付加し自動バックアップされます。

起動時

ダンプファイル

hubプロセスID.dmp

TraceFileと同階層(*7)

トラブルシューティングに必要な情報を格納します。

ダンプ出力時

トレースロックファイル

.trace.lck

トレースファイルのバックアップ処理が二重走行しないように制御するためのファイルです。

トレース出力時

システム管理

.srv_status_file.dat

MMapDir(*7)

HULFT-HUB Serverの動作状態や動作環境等、動的情報を格納します。

起動時

受信状況管理

.trs_rcv_status_file.dat

配信側に関するファイル転送(中継および同報)の状況を管理します。

起動時

送信状況管理

.trs_snd_status_file.dat

集信側に関するファイル転送(中継および同報)の状況を管理します。

起動時

要求受付系中継状況管理

.rqt_status_file.dat

要求受付の中継状況を管理します。

起動時

マネジャー中継状況管理

.mgr_status_file.dat

HULFT-HUB Managerと転送先サーバとのコネクション中継の状況を管理します。

起動時

ロック状況管理

.db_nn_status_file.dat (*8)

内部情報ロック状況を格納します。

起動時

キャッシュDB

.db_nn_cache_file.dat (*8)

管理情報を格納します。

起動時

サービス稼動状態ファイル(*3)

自ホスト名_サービス名.pid

/tmp

同一ホスト内に同じサービス名のHULFT-HUB Serverが複数起動しないようにチェックするためのファイルです。

起動時

インストーラ向けライブラリ(*6)

hubinst.dll

実行ディレクトリ(*1)

サーバのOSがWindowsの場合に必要となるインストーラ向けのライブラリです。

導入時

SQLiteライブラリ(*6)

sqlite3.dll

サーバのOSがWindowsの場合に必要となるSQLiteのライブラリです。

導入時

HUBシステム環境情報設定ファイル(*6)

hub.ini

サーバのOSがWindowsの場合に必要となる環境情報設定ファイルです。

導入時

アイコンファイル(*6)

hubicon.ico

サーバのOSがWindowsの場合に必要となるアイコンファイルです。

導入時

Readme(*6)

readme_eng_hub3_win.txt

サーバのOSがWindowsの場合に必要となる英語のReadmeです。

導入時

readme_jpn_hub3_win.txt

サーバのOSがWindowsの場合に必要となる日本語のReadmeです。

導入時

暗号オプション(*2)

libC4S.so

HULHUBEXE(*1)

HULFT-HUB ServerでC4S暗号化/復号化処理を行う場合に必要なファイルです。

導入時

libMonoCrypt.so

HULFT-HUB ServerでAES暗号化/復号化処理を行う場合に必要なファイルです。

導入時

パラメータ生成テンポラリDB

hub_FormatData.db

BackupDBDir + _tmp_igen_プロセスID(*7)

パラメータ生成処理の一時データを格納します。

管理情報パラメータ生成ユーティリティ開始時

hub_JobData.db

hub_Mail.db

hub_MultiData.db

hub_Receive.db

hub_ReferHost.db

hub_Schedule.db

hub_Send.db

hub_TransferCondition.db

hub_TransferData.db

hub_TransferGroupData.db

hub_FileTrigger.db

管理情報パラメータ生成ロックファイル

_utligen_lockfile.lock

BackupDBDir(*7)

管理情報パラメータ生成ユーティリティを二重起動しないように制御するためのファイルです。

管理情報パラメータ生成ユーティリティ開始時

配布用DB

hub_FormatData.db

BackupDBDir + dist(*7)

配布する管理情報を保持するファイルです。

管理情報バッチ登録ユーティリティ開始時

hub_JobData.db

hub_Mail.db

hub_MultiData.db

hub_Receive.db

hub_ReferHost.db

hub_Schedule.db

hub_Send.db

hub_TransferCondition.db

hub_TransferData.db

hub_TransferGroupData.db

hub_FileTrigger.db

サンプルプロファイル(*3)

hulfthub.csh.profile

HULHUBETC(*1)

Cシェル系環境用のサンプルプロファイル

導入時

hulfthub.bsh.profile

Bシェル系環境用のサンプルプロファイル

言語リソースファイル

message.res

HULHUBETC/lang/en/(*1)

ログ、画面に出力されるメッセージを格納します。

導入時

*1

:

HULHUBEXE、HULHUBETCは環境変数です。

サーバのOSがWindowsの場合は、それぞれ「実行ディレクトリ」、「環境設定ディレクトリ」に読み替えてください。なお、デフォルトのパスは次のとおりです。

実行ディレクトリ:[%SystemDrive%:\HULFT Family\HULFT-HUB Server]\bin

環境設定ディレクトリ:[%SystemDrive%:\HULFT Family\HULFT-HUB Server]\etc

*2

:

HULFT-HUB Server for UNIX/Linux-ENTの場合にのみ該当します。

*3

:

サーバのOSがUNIXまたはLinuxの場合にのみ該当します。

*4

:

mmapディレクトリ名を「/home/hub/mmap」とした場合、mmapロックファイル名はスラッシュをスペースに置き換えたファイル名「. home hub mmap」となります。

*5

:

*は0001~9999です。

*6

:

サーバのOSがWindowsの場合にのみ該当します。

*7

:

システム動作環境設定ファイルの設定項目です。

*8

:

nnは自動的に割り振られた数字です。