導入先ディレクトリの決定
(1) 導入先ディレクトリ
HULFT-HUB Serverをインストールする際には、表2.1 のディレクトリを決定しておく必要があります。
各ディレクトリの詳細は「HULFT-HUB Serverマニュアル」を参照してください。
No. |
ディレクトリ |
用途 |
マニュアル中の例で想定している ディレクトリ (*1) |
---|---|---|---|
1 |
実行モジュール格納ディレクトリ |
実行モジュールを格納 |
/usr/local/hulfthub/bin /usr/local/hulfthub/bin |
2 |
環境設定ファイル格納ディレクトリ |
システム動作環境設定ファイルなどの設定ファイルを格納 |
/usr/local/hulfthub/etc /mnt/shareddisk/hulfthub/etc |
3 |
管理情報格納ディレクトリ |
サーバとクライアントの管理情報を格納 |
/usr/local/hulfthub/db /mnt/shareddisk/hulfthub/db |
4 |
システム状況格納ディレクトリ |
システムの動作状況や、次回起動時に引き継ぐファイルを格納 |
/usr/local/hulfthub/mmap /mnt/shareddisk/hulfthub/mmap |
5 |
蓄積データ格納ディレクトリ(*2) |
蓄積データを格納 |
/usr/local/hulfthub/mbox /mnt/shareddisk/hulfthub/mbox |
*1 |
: |
上段は非クラスタ環境にインストールする場合、下段はクラスタ環境にインストールする場合を表します。 |
*2 |
: |
HULFT-HUB Server for UNIX/Linux-ENTの場合にのみ該当します。 |
-
インストール画面で指定した各種ディレクトリが存在していた場合、自動的にバックアップを行います。
しかし、安全のために手動でもバックアップを作成してください。
詳細は、「バックアップについて」を参照してください。
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既存の環境と同じディレクトリで新規インストールを行う場合は、既存の環境のHULFT-HUB Serverを終了してからインストールを開始して下さい。
(2) HULFT-HUB Server for UNIX/Linux-ENTインストール時の補足事項
HULFT-HUB Server for UNIX/Linux-ENTをクラスタ構成システムにインストールする場合、「実行ディレクトリ」はローカルディスク上に指定します。そのほかのディレクトリは共有ディスク上に指定します。
次に示す図のように、運用系ノード、待機系ノードのそれぞれに対してHULFT-HUB Server for UNIX/Linux-ENTをインストールしてください。

図2.2 クラスタ構成システムのディスク構成例
ジョブフロー機能でHULFT-DataMagicを使用する場合は、次のとおりにディレクトリを指定する必要があります。
-
ローカルディスク上:DataMagicインストールディレクトリ
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共有ディスク上:DataMagic環境設定ディレクトリ