サーバ環境の設定

HULFT-HUB Serverの起動、停止および、HULFT-HUBシステムの疎通テストを実施するにあたって必要となる環境設定を行います。次に示す表の設定項目が必要となります。

疎通テストのシステム構成は、「疎通テスト」を参照してください。

表4.1 環境設定項目

設定項目

内容

システム

動作環境設定ファイル

自ホスト名(MyHostName)

インストーラで指定した値が設定されていることを確認してください。

サービス名(ServiceName)

疎通テストに適切な値を指定してください。

漢字コード種(KnjCode)

インストーラで指定した値が設定されていることを確認してください。

ポート(HubPortNo)

疎通テストに適切な値を指定してください。

管理情報格納ディレクトリ

(CurrentDBDir)

インストーラで指定した値が設定されていることを確認してください。

システム状況格納ディレクトリ

(MMapDir)

蓄積データ格納ディレクトリ

(AccumulateRootDir)(*1)

管理情報バックアップ格納ディレクトリ

(BackupDBDir)

値が正しく設定されているか確認してください。初期値では、システム状況格納ディレクトリと同じ階層に設定されています。

転送履歴CSV保存ディレクトリ

(TrnlogCSVHoldDir)

蓄積データ抽出ワークディレクトリ

(AccumulateWorkDir)(*1)

DataMagicインストールディレクトリ

(DataMagicBinDir)(*1)

ジョブフロー機能でHULFT-DataMagicを使用する場合に設定してください。

DataMagic環境設定ディレクトリ

(DataMagicEtcDir)(*1)

HUB経由転送における通知ホスト名(HostNameNotice)(*1)

HULFT-HUB経由の転送を定義した際にクライアントに登録される転送相手のホスト名、およびHULFT-HUB経由の転送を行った際に転送相手から通知されるホスト名で使用される形式を設定してください。

hostsファイル

(*2)

収容クライアント

疎通テストに適切な値を指定してください。

*1

:

HULFT-HUB Server for UNIX/Linux-ENTの場合にのみ設定します。

*2

:

hostsファイルは必須ではありません(DNSで運用されている場合等)。
ホスト名に対応するIPアドレスを検索できることが要件です。

(1) システム動作環境設定

HULFT-HUB ManagerからHULFT-HUB Serverに接続した場合は、管理画面の設定パネルエリアを使用して設定できます。

ただし、HULFT-HUB Serverのインストール直後など、HULFT-HUB Managerから接続できない場合は、システム動作環境設定ファイルをvi等のエディタ(※1)で直接編集してください。

システム動作環境設定ファイルは、インストーラで指定した環境設定ディレクトリ(環境変数「HULHUBETC」(※2))に、ファイル名“hulhub.conf”で作成されます。

システム動作環境設定の各項目の詳細については、「HULFT-HUB Server マニュアル」を参照してください。

※1

:

サーバのOSがWindowsの場合、システム動作環境設定ファイルの編集には「メモ帳」などのエディタをご利用ください。

※2

:

サーバのOSがWindowsの場合、環境変数「HULHUBETC」は存在しません。

注意

「HUB経由転送における通知ホスト名(HostNameNotice)」について

  • HULFT-HUB Managerからは設定できません。システム動作環境設定ファイルを編集してください。

  • 運用の途中で設定値を変更すると、転送情報に不整合が生じる可能性があります。インストール後、運用を始める前に方針を決定して値を設定してください。

  • 「HUB経由転送における通知ホスト名(HostNameNotice)」の設定値と動作については「HULFT-HUB マニュアル」を参照してください。