監視のしくみの相違点

HULFT-HUB Serverのクラスタ対応機能の監視のしくみを分類すると以下の2通りの方法があります。

1) 起動同期機能の生存監視モードまたは生存・相互監視モードによる監視

2) 生存確認機能による監視

 

1)を用いる場合と2)を用いる場合の相違点を表5.1 にまとめます。

表5.1 監視のしくみによる相違点

監視のしくみ

長所

短所

1) 起動同期機能

 (生存監視または生存・相互監視モード)

監視対象のデーモンが終了した場合は即座にわかる

デーモンが正常に処理できる状態(*1)で常駐していることまではわからない

デーモンの監視にかかる処理の負荷がない

2) 生存確認機能

監視対象のデーモンが正常に処理できる状態(*1)で常駐していることがわかる

デーモンに異常が発生した場合でも、次に確認を行うまで異常が発生していることがわからない

監視を行う際にデーモンに若干の負荷がかかる

*1

:

「正常に処理できる状態」とは、すべてのデーモンが要求受付可能な状態であることを意味します。

 

どちらのしくみを使用するかは、クラスタソフトウェアの機能や運用方針により異なります。

ご使用のクラスタソフトウェアが 1)2)のどちらでも構築可能な場合は、表5.1 を参考に運用方針に合った方法を選択してください。