運用計画の作成

(1) 通常運用

1. ダウンロードの開始指示

データサーバから配信要求を行う。

2. 同報配信異常時の扱い

中継サーバから複数の相手先に同報配信(ダウンロード)する際、ある相手との通信がエラーになった場合、他の同報配信は継続するよう、HULFT-HUB Managerの[転送定義]画面の同報設定、またはサーバのシステム動作環境設定の「同報配信異常時の扱い(MulticastError)」で設定する。

3. 履歴の自動削除

HULFT-HUB Serverで取得する転送履歴が無制限に蓄積されないよう、システム動作環境設定で下記項目に適正な値を設定する。

  • 転送履歴しきい値(TrnlogThreshold)

  • 転送履歴保有件数(TrnlogHoldCount)

試用期間中は、本番移行への適用評価のため、できる限り多くの情報を残すように設定する。

4. トレースファイルの拡張防止

HULFT-HUB Serverで取得するトレース情報が無制限に蓄積されないよう、システム動作環境設定で下記項目に適正な値を設定する。

  • トレースファイル最大サイズ(TraceMaxSize)

  • トレース取得モード(TraceMode)

試用期間中は、本番移行への適用評価のため、できる限り多くの情報を残すように設定する。

5. 転送エラーに関する対応

同報配信に失敗した際に、販売端末ごとにデータを一世代分だけ蓄積するように設定する。販売端末の復旧後に、端末から送信要求をかけることにより、蓄積したデータを送出する。

(2) 障害運用

1. フェイルオーバ時の対応

フェイルオーバが発生し、処理が待機系へ引き継がれた後、同報配信中であった転送は自動で再開されないため、オペレータによりデータサーバから再配信を行う。