起動コマンド

HULFT-HUB Serverのクラスタ対応機能を起動するには、本コマンドを実行します。

注意

HULFT-HUB Serverのクラスタ対応機能を起動する前に、OSのulimitコマンドを使用して、サーバの各プロセスが使用可能なファイルディスクリプタの上限を以下の値以上に設定してください。

「転送処理の多重度(TransRlyMax)」×3+50

「転送処理の多重度(TransRlyMax)」が“999”の場合のコマンド例は以下のとおりです。

ulimit -n 3047

ulimitコマンドの使用方法は、OSのマニュアルを参照してください。

 

(1) コマンド形式

hubcluster -start [-msg] [-endwait [-mutual]] [-o hubmaind-option]

(2) パラメータ説明

-msg:メッセージの表示(省略可)

メッセージを標準出力または標準エラーに表示します。

省略すると引数チェックエラー以外のメッセージは出力されません。

-endwait:生存監視モード(省略可)

HUBデーモンを「生存監視モード」で起動し、HULFT-HUB Serverが稼動中であること(全デーモンの正常起動~全デーモンの終了まで)を監視する動作モードです。

省略すると「起動同期モード」でHUBデーモンを起動します。「起動同期モード」とは、HULFT-HUB Serverのサービスが開始したこと(全デーモンの正常起動)を監視する動作モードです。

-mutual:生存・相互監視モード(省略可)

このパラメータを指定する場合は“-endwait”を指定する必要があります。

HULFT-HUB Serverがサービス中であることを監視する「生存監視モード」に加え、本コマンドが異常終了した場合は、HULFT-HUB Serverを強制終了させます。

省略すると「生存監視モード」で起動します。

-o hubmaind-option...:HUBデーモン起動パラメータ(省略可)

HUBデーモンへ引き渡す起動パラメータを指定します。

本パラメータはコマンドの最後に指定してください。

指定可能なパラメータは以下のとおりです。

 

[-p confdir] [-l tracefile] [-m mmapdir] [-d dbdir] [-n hubport]

 

パラメータの詳細については、「HULFT-HUB Server マニュアル」の起動方法の説明を参照してください。

(3) exitコード

次の表に示すexitコードが返されます。

表4.1 exitコード

exitコード

意味

0

正常起動

2

起動チェックエラー(ポートNo.重複エラー)

4

起動チェックエラー(サービス名重複エラー)

12

環境変数チェックエラー

101

クラスタオプション未インストール

102

引数エラー

105

デーモン異常終了

110

forkエラー(HUBデーモンの生成に失敗)

115

起動同期エラー(同期用パイプ作成エラー)

116

致命的エラー

201

引数チェックエラー

202

環境設定ファイル読み込みエラー

203

二重起動チェックエラー

204

初期化エラー

205

デーモン生成エラー