終了同期モード

転送中のファイルIDが存在する場合、転送処理およびHULFT-HUB Manager要求処理の終了を待ってデーモンは終了します。

終了同期モードでのデーモン終了処理の流れを次の図で説明します。

注意

終了同期モードの終了コマンドを実行した後に新たな転送が要求された場合、その転送は拒否されます。

図2.5 終了コマンド(終了同期モード)の概要

1) 正常終了要求

終了コマンドは、HUBデーモンに対してHULFT-HUB Server終了要求を発行し、サービスの正常終了を要求します。

2) 正常終了指示

HUBデーモンは正常終了要求を受け付けると、配下のすべてのデーモンに正常終了を指示します。

3) 転送処理・送出処理・HULFT-HUB Manager要求処理終了

ファイルの転送、送出およびHULFT-HUB Manager要求処理が完了します。

4) 転送履歴の記録

中継デーモン、同報デーモン、および送出デーモンは正常終了指示を受け、3) が正常に終了するまで待って結果を履歴ファイルに書き込みます。

5) 処理終了通知とサービス終了

中継デーモン、同報デーモン、送出デーモン、およびManagerデーモンは、3) の終了後に終了します。

HUBデーモンは、配下のすべてのデーモンの終了を待って終了します。

6) サービス終了通知

HUBデーモンは、終了処理が完了しサービスが終了する旨を終了コマンドに通知します。

終了コマンドはこの通知を受け取って終了します。