強制終了モード
転送中のファイルIDが存在する場合でも、即時に転送処理を中止し、デーモンを終了させます。HULFT-HUB Manager要求処理については、処理の終了を待ってManagerデーモンを終了させます。
強制終了モードでのデーモン終了処理の流れを次の図で説明します。

図2.6 終了コマンド(強制終了モード)の概要
1) 強制終了要求
終了コマンドは、HUBデーモンに対してHULFT-HUB Server終了要求を発行し、サービスの強制終了を要求します。
2) 強制終了指示
HUBデーモンは強制終了要求を受け付けると、配下のすべてのデーモンに強制終了を指示します。
3) 転送履歴の記録
中継デーモン、同報デーモン、および送出デーモンは強制終了指示を受け、転送もしくは送出を強制終了して処理結果を履歴ファイルに書き込みます。このとき転送結果は強制終了による異常終了となります。
強制終了した転送は、完了コード“0650”、詳細コード“0003”で転送履歴に記録されます。詳細については、「HULFT-HUB Server マニュアル」の各種コードの説明を参照してください。
4) HULFT-HUB Manager要求処理終了
HULFT-HUB Manager要求処理が完了します。
5) 処理終了通知とサービス終了
中継デーモンおよび同報デーモンは、3) の終了後に終了します。
Managerデーモンは、4) の終了後に終了します。
HUBデーモンは、配下のすべてのデーモンの終了を待って終了します。
6) サービス終了通知
HUBデーモンは、終了処理が完了しサービスが終了する旨を終了コマンドに通知します。終了コマンドはこの通知を受け取って終了します。
終了同期モードで終了要求を受け付けたデーモンが転送の終了待ち状態のとき、さらに強制終了モードで終了要求を発行すると、転送を中断し強制終了します。