業務グループとユーザ
業務グループには、所属するクライアントとそれにアクセスできるユーザを登録します。この作業により、ユーザのアクセス可能範囲を決定します。転送に必要な管理情報や、転送履歴なども業務グループで管理され、ユーザごとに、アクセス権限を設定できます。
たとえば、複数の部門間、システム間でHULFT-HUB環境を共用する場合など、部門単位、システム単位でのセキュリティの設定ができますので、機密性が高まります。
4つのネットワークにまたがった業務グループを作成し一括ログインする方法を以下に示します。
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4つのネットワークにそれぞれに、“GrpA”という業務グループIDの業務グループを作成します。
これらは結合され、1つの業務グループとして扱われます。
<図> 業務グループの結合
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下の例では、所属クライアントとユーザの業務グループへの登録を、4つのサーバで行っています。一括ログインのために、ユーザ情報については、同じIDとパスワードを設定します。
<図> 所属クライアントとユーザの登録
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作成したユーザで、4つのサーバのどれかにログインすると、すべてのサーバに一括してログインします。
作成した業務グループに所属するホストに対して、与えられた権限内での操作が可能になります。
<図> 管理サーバへの一括ログイン