業務グループを利用したセキュリティ重視の運用

業務グループ“unknown”を利用した運用では、すべてのホストを同等に扱います。

それに対し、新規業務グループを作成し、ホストとユーザを割り振る運用は、ユーザのアクセス可能範囲と権限を制限でき、セキュリティレベルを高めることができます。

 

以下に、業務グループによるセキュリティ機能を利用して、HULFT-HUBシステムを運用する方法を説明します。

 

初期状態では、ユーザは登録されておらず、業務グループとしては“unknown”だけが存在します。以下の例では、“GrpA”、“GrpB”、“GrpC”を作成し、環境を整えます。

  1. 業務グループを作成します。

  2. ユーザを登録し、新規作成した業務グループへの業務権限を設定します。

  3. 全ユーザの業務グループ“unknown”に対する業務権限を、適切な設定で制限します(セキュリティの面からは、すべての権限をなくすことを推奨いたします)。

  4. ネットワーク内のクライアントを業務グループに登録します。

【注意】  
業務グループ“unknown”での運用からセキュリティ重視の運用に切り替える際は、作成した管理情報をすべて“unknown”以外の業務グループに移行してください。
環境構築後に追加したユーザは、業務グループ“unknown”にも所属し、初期状態では、構成図上のすべてのホストへのフルアクセス権限が与えられます。指定したアクセス範囲(新規作成した業務グループ内)のみが有効になるように、業務グループ“unknown”に対する業務権限を制限してください(セキュリティの面から、すべての権限をなくすことを推奨いたします)。
転送定義を作成するときに、“unknown”を使わないでください。
ホストグループが参照する業務グループに“unknown”を使わないでください。