転送モニタ画面の注意点

(1)配信側クライアントで転送開始前にエラーが発生した場合の転送履歴

配信側クライアントで、配信前ジョブの実行や配信ファイルアクセスなど通信開始前の処理でエラーが発生した場合、転送モニタ画面に転送履歴は表示されません。管理画面のクライアント状況照会で配信履歴を参照するか、配信側クライアントのコンソールや配信履歴を参照してください。

(2)集信側クライアントへ再接続中に配信側クライアントが通信タイムアウトした場合の動作

集信側クライアントへの接続に失敗した場合、HULFT-HUB Serverではシステム動作環境設定の「ソケット接続リトライ回数」「ソケット接続リトライ間隔」に従って再接続を行います。この間に、配信側クライアントの「ソケット通信応答待ち時間」の設定値により配信側クライアントがタイムアウトしても、転送モニタ画面には即座に"転送異常"とは表示されません。HULFT-HUB Serverのリトライ処理が完了してから、転送モニタ画面に"転送異常"と表示されます。

(3)蓄積機能を利用した転送を行った場合の転送履歴

蓄積機能を利用した転送を行った場合、転送モニタ上には1つの転送で複数の履歴レコードが表示されることがありますが、転送モニタ詳細はすべて1つに紐付けられています。

プレイバック機能を利用することで、それぞれの履歴レコードに対応した状態を確認できます。

例) 「蓄積条件」が“蓄積後に送出する”、「蓄積ファイル削除基準」が“転送または送出完了時に直ちに削除する”という転送定義で転送が正常に終了した場合、転送モニタには3つの履歴が表示されます。

転送モニタ詳細画面の[戻る]ボタンと[進む]ボタンを使用して、転送モニタの各履歴に対応した転送状況を確認できます。