転送の種類と経路設定の種類

HULFT-HUBでは、HULFT-HUB Serverを経由して転送する方法と、HULFT-HUB Serverを経由しないHULFT従来のPeer to Peer型のファイル転送の方法があります。

HULFT-HUB Serverを経由する転送方法はHUB転送といいます。HUB転送には、配信側ホストから集信側ホストまでの間に中継するサーバの台数が一番少ない経路をHULFT-HUB Managerが検索して設定する自動配置と、ユーザ操作で中継サーバを決定して経路を設定する手動配置があります。

HULFT-HUB Serverを経由しないで転送する方法は直接転送といい、接続形態にはLAN転送とSAN(XLD)転送とSAN(FAL)転送とPPP転送があります。

 

<表>経路設定の種類

経路設定 説明
HUB転送 HULFT-HUB Serverを経由する転送です。
  自動配置 HULFT-HUB Managerが経路を自動設定します。接続形態はLAN転送です。
手動配置 ユーザ操作で経路を設定します。接続形態はLAN転送です。
直接転送 HULFT-HUB Serverを経由しない転送です。
  LAN転送 Peer to Peer型のLAN転送です。
SAN(XLD)転送 Peer to Peer型のSAN転送です。HULFT-SAN(F)/plusまたはHULFT-SAN(XLD)同士の転送で設定できます。
SAN(FAL)転送 Peer to Peer型のSAN転送です。HULFT-SAN(H)またはHULFT-SAN(FAL)同士の転送で設定できます。
PPP転送 HULFT BB ServerとHULFT BB Client間の転送で設定できます。
【注意】  
直接転送を指定して作成された転送定義でファイル転送を行った場合、転送モニタ画面から転送状況を確認することはできません。
  ただし、直接転送の履歴をサーバで集約している場合、集約済みの転送履歴については転送モニタ画面から確認できます。
  クライアント状況照会の各画面からは、転送状況と転送履歴が常に確認できます。
クライアントを管理するサーバがHULFT-HUB Server-Lの場合、サーバを経由する転送はできません。直接転送の経路のみ設定できます。

複数の集信側クライアントに対する同報配信で経路を自動配置する場合、HUB同報とHUB経由HULFT同報を選択できます。

【注意】 ホストグループに対する同報配信では、経路は自動配置(HUB同報)が設定され、変更できません。
経路設定 説明
HUB同報 配信側ホストから同報サーバに1回だけ転送し、同報サーバが各集信側ホストに個別に転送します。
HUB経由HUFT同報 配信側ホストから各集信側ホストに対して、サーバを中継して個別に転送します。