指定可能な経路設定

HULFT-HUBでは転送の起点や終点となるクライアントにインストールされているHULFT製品や、 クライアントが管理対象クライアントか管理対象外クライアントかどうかによって設定できる経路が異なります。

クライアントが起点や終点となる転送の指定可能な経路設定を以下に示します。

【注意】  
同報配信では複数の種類の経路設定はできません。
サーバが起点や終点となる転送の経路設定は自動配置、または手動配置となります。
HULFT for Mainframe(ACOS版)とHULFT Ver.5を含む転送定義を定義した場合、HULFT Ver.5の詳細ホスト情報の漢字コード種は「JEF」で登録されます。
サーバがHULFT-HUB Server-Lの場合、サーバ経由の転送経路は設定できません。
【備考】 クライアントをHULFT-HUB上に登録することにより、追加したクライアントの既存の転送定義に影響が及ぶことはありません。転送先・転送形態に拠らず、登録前と同様の転送が行われます。

管理対象クライアントおよび管理対象外(中継あり)クライアント間の転送の場合

以下の転送で指定できる経路設定について表に示します。

  • 配信側:管理対象クライアント→集信側:管理対象クライアント
  • 配信側:管理対象クライアント→集信側:管理対象外(中継あり)クライアント
  • 配信側:管理対象外(中継あり)クライアント→集信側:管理対象クライアント
  • 配信側:管理対象外(中継あり)クライアント→集信側:管理対象外(中継あり)クライアント

 <表>管理対象クライアントおよび管理対象外(中継あり)クライアント間の転送の経路設定

  集信側
HULFT5, HULFT6,
HULFT7, HULFT8
HULFT-SAN(F)/plus HULFT-SAN Ver.6
配信側 HULFT5, HULFT6,
HULFT7, HULFT8

HUB経由-自動配置 *1

HUB経由-手動配置

直接転送-LAN転送

HUB経由-自動配置 *1

HUB経由-手動配置

直接転送-LAN転送

HUB経由-自動配置 *1

HUB経由-手動配置

直接転送-LAN転送

HULFT-SAN(F)/plus Ver.5

HUB経由-自動配置 *1

HUB経由-手動配置

直接転送-LAN転送

HUB経由-自動配置 *1

HUB経由-手動配置

直接転送-LAN転送

直接転送-SAN(XLD)転送

HUB経由-自動配置 *1

HUB経由-手動配置

直接転送-LAN転送

直接転送-SAN(XLD)転送

HULFT-SAN Ver.6

HUB経由-自動配置 *1

HUB経由-手動配置

直接転送-LAN転送

HUB経由-自動配置 *1

HUB経由-手動配置

直接転送-LAN転送

直接転送-SAN(XLD)転送

HUB経由-自動配置 *1

HUB経由-手動配置

直接転送-LAN転送

直接転送-SAN(FAL)転送

直接転送-SAN(XLD)転送

*1: 集信側クライアントが複数の場合は、「HUB経由-自動配置-HUB同報」と「HUB経由-自動配置-HUB経由HULFT同報」から選択します。
【注意】  
ホストグループを含む転送の経路設定は自動配置のみ定義できます。
HULFT-SAN(H) Ver.5でSAN転送を行う場合は、「直接転送-SAN(FAL)転送」を指定してください。

管理対象クライアントから管理対象外(中継なし)クライアントへの転送の場合

管理対象クライアントから管理対象外(中継なし)クライアントへ転送する場合に指定できる経路設定について以下の表に示します。

 

 <表>配信側が管理対象、集信側が管理対象外(中継なし)クライアントの転送の経路設定

  集信側
HULFT-BB Client Ver.6,HULFT-PPP Client Ver.5

HULFT-SAN Ver.6,

HULFT-SAN(F)/plus

HULFT5,HULFT6, HULFT7, HULFT8,

HULFT4以下

配信側

HULFT-SAN(F)/plus Ver.5,

HULFT-SAN Ver.6

BBサーバ

導入あり

直接転送-LAN転送

直接転送-PPP転送

直接転送-LAN転送

直接転送-SAN(FAL)転送

直接転送-SAN(XLD)転送

 

(HULFT-SAN(F)/plusの場合はSAN(XLD)転送のみ)

直接転送-LAN転送

BBサーバ

導入なし

直接転送-LAN転送

HULFT5,

HULFT6,

HULFT7,

HULFT8

BBサーバ

導入あり

直接転送-LAN転送

直接転送-PPP転送

直接転送-LAN転送

直接転送-LAN転送

BBサーバ

導入なし

直接転送-LAN転送

【注意】  
同一サーバにある管理対象外(中継なし)クライアントと管理対象クライアント間の転送の場合、直接転送しか定義できません。
管理対象外(中継なし)クライアントを含む同報配信は、直接転送のみ指定できます。

管理対象外(中継なし)クライアントから管理対象クライアントへの転送の場合

管理対象外(中継なし)クライアントから管理対象クライアントへ転送する場合に指定できる経路設定について以下の表に示します。

 

<表>配信側が管理対象外(中継なし)、集信側が管理対象クライアントの転送の経路設定

  集信側

HULFT-SAN Ver.6,

HULFT-SAN(F)/plus

HULFT5, HULFT6, HULFT7, HULFT8

BB サーバ

導入あり

BB サーバ

導入なし

BB サーバ

導入あり

BB サーバ

導入なし

配信側

HULFT-BB Client Ver.6,

HULFT-PPP Client Ver.5

直接転送-LAN転送

直接転送-PPP転送

直接転送-LAN転送

直接転送-LAN転送

直接転送-PPP転送

直接転送-LAN転送

HULFT-SAN(F)/plus Ver.5,

HULFT-SAN Ver.6

直接転送-LAN転送

直接転送-SAN(FAL)転送

直接転送-SAN(XLD)転送

 

(HULFT-SAN(F)/plusの場合はSAN(XLD)転送のみ)

直接転送-LAN転送

HULFT4以下,

HULFT5,HULFT6,

HULFT7,HULFT8

直接転送-LAN転送

直接転送-LAN転送

【注意】  
経路設定を変更する場合は、配信側クライアントを一旦削除してから、再度配信クライアントを挿入しなおす必要があります。
同一サーバにある管理対象外(中継なし)クライアントと管理対象クライアント間の転送では、直接転送のみ指定できます。
管理対象外(中継なし)クライアントを含む同報配信は直接転送のみ指定できます。