システム動作環境設定V8(Windows)

クライアントの動作環境を設定するための情報を登録します。

HULFT-HUB Managerの管理画面から参照・更新ができます。

【注意】 HULFT-HUB Server Ver.3.9未満の場合、HULFT Ver.8.4以降でシステム動作環境設定の「高強度暗号強制モード」が“有効”のクライアントとの接続はサポートされないため、そのクライアントのシステム動作環境設定を参照および更新することはできません。

項目一覧

1. 起動

 

<表>システム動作環境設定一覧(起動)

No. 項目名 初期値 設定値 指定 備考
A1 ワークファイル作成パス . 英数字 必須 50 バイト以内
A2 サービスポートNo. 65533 1~65535 必須  
A3 配信要求受付ポートNo. 65535 1~65535 必須  
A4 集信ポートNo. 30000 1~65535 必須 *1
A5 要求受付ポートNo. 31000 1~65535 必須 *1
A6 サービスプロセスポートNo.   1~ 65535
または省略
任意  
A7 スケジューラポートNo.   1~ 65535
または省略
任意  
A8 配信多重度 10 1~999 必須  
A9 集信多重度 999 1~999 必須  
A10 プロセス自動起動 すべて起動 *2 必須  
A11 プロセス自動再起動上限回数 0 0~99 必須  
A12 プロセス自動再起動リトライ間隔 60 0~99 必須 単位: 秒
A13 アカウント名   文字 任意 20文字以内 (*3)
A14 パスワード   英数字 任意 127バイト以内
A15 ドメイン名   英数字 任意 64バイト以内
*1: 管理画面では、収容クライアント設定の[基本設定]にある
*2: 設定値は画面上の選択肢から選択
*3: 全角・半角に関係なく1文字と数える

2. コード変換

 

<表>システム動作環境設定一覧(コード変換)

No. 項目名 初期値 設定値 指定 備考
B1 日本語規格 83JIS *1 必須 *2 *3
B2 タブコードの扱い スペース *1 必須  
B3 KEIS全角スペースモード モード0 *1 任意  
B4 外字テーブルファイル使用 しない *1 任意  
B5 外字未登録時処理 デフォルト値 *1 必須  
B6 コード変換モード モード0 *1 必須  
B7 パック・ゾーン変換 モード0 *1 必須  
B8 ASCII用符号部 モード1 *1 必須  
B9 EBCDIC用符号部 モード1 *1 必須  
B10 Xタイプの変換 モード0 *1 必須  
B11 転送コードセット *4 *1 必須 *5
B12 簡易転送コード変換 集信側 *1 必須 *6
*1: 設定値は画面上の選択肢から選択
*2: 管理画面では、収容クライアント設定の[基本設定]にある
*3: クライアントがVer.8.1未満の場合、項目名は「JIS年度」となる。
  管理画面の収容クライアント設定では、バージョンによらず「JIS年度」となる。
*4: HULFT8 for Windowsをインストールした際に指定した言語
*5: クライアントがVer.8.1以降の場合に指定可能。
  管理画面の収容クライアント設定では、バージョンによらず「漢字コード種」で指定可能。
*6: クライアントがVer.8.4以降の場合に指定可能

3. 集配信

 

<表>システム動作環境設定一覧(集配信)

No. 項目名 初期値 設定値 指定 備考
C1 暗号化方式 HULFT暗号化 *1 必須  
C2 受信可能通知 しない *1 必須  
C3 配信単位選択 後続ジョブ起動前 *1 必須  
C4 転送グループチェック しない *1 必須  
C5 配信ファイルロックリトライ回数 0 0~99999 必須  
C6 配信ファイルロックリトライ間隔 0 0~99999 必須 単位: 秒
C7 集信ファイルロックリトライ回数 0 0~99999 必須  
C8 集信ファイルロックリトライ間隔 0 0~99999 必須 単位: 秒
C9 配信要求リトライ回数 10 0~99999 必須  
C10 配信要求リトライ間隔 1 0~99999 必須 単位: 秒
C11 動的パラメータ指定 動的変更可能 *1 必須  
C12 メッセージ動的パラメータ指定 すべて置換する *1 必須  
C13 集信多重度オーバリトライ リトライしない (*2) *1 任意  
C14 配信転送後異常時の処置 異常扱い *1 必須  
C15 再配信待ちキューの削除条件 モード1 *1 任意  
C16 集信ファイル最大サイズ *3 1~*3 必須 単位: バイト
C17 未配信ファイルのクリア クリアしない (*2) *1 必須  
C18 再配信待ちファイルのクリア クリアしない (*2) *1 必須  
C19 集信ファイルロック待機 待機 *1 必須  
C20 自ホスト名   英数字 任意 68バイト以内
*1: 設定値は画面上の選択肢から選択
*2: チェックボックスをオフ
*3: 9,223,372,036,854,775,808(2の63乗)

4. 通信

 

<表>システム動作環境設定一覧(通信)

No. 項目名 初期値 設定値 指定 備考
D1 コネクションリトライ回数 10 0~99999 必須  
D2 コネクションリトライ間隔 1 0~99999 必須 単位: 秒
D3 自動再配信リトライ回数 0 0~9 必須  
D4 ソケットリードタイムアウト 3600 10~259200 必須 単位: 秒
D5 ソケット送信バッファサイズ 0 0,4096~2147483647 必須 単位: バイト
D6 ソケット受信バッファサイズ 0 0,4096~2147483647 必須 単位: バイト
D7 サービスコネクトタイムアウト 3600 1~65535 必須 単位: 秒
D8 HULFT Managerタイムアウト 3600 10~259200 必須 単位: 秒
D9 IPバージョン 4 *1 必須  
D10 接続待ち最大数 50 1~512 必須  
D11 電文伝送タイプ 集配信速度優先 *1 必須  
*1: 設定値は画面上の選択肢から選択

5. セキュリティ

 

<表>システム動作環境設定一覧(セキュリティ)

No. 項目名 初期値 設定値 指定 備考
E1 管理画面のセキュリティ 無効 *1 必須  
E2 要求受付ホストチェック しない *1 必須 *2
E3 パスワードチェック しない *1 必須  
E4 未登録ホストからの送信要求・再送要求受付許可 する *1 必須 *3
E5 未登録ホストからの集信後ジョブ結果参照要求受付許可 する *1 必須 *3
E6 未登録ホストからのジョブ実行結果通知受付許可 する *1 必須 *3
E7 未登録ホストからのリモートジョブ実行受付許可 する *1 必須 *3
E8 未登録ホストからの簡易転送受付許可 しない *1 必須 *3
E9 簡易転送集信許可ルートディレクトリ HULPATHと同階層のitr (*4)   任意 256バイト以内 *3
E10 高強度暗号強制モード 無効   *5 *6
*1: 設定値は画面上の選択肢から選択
*2: クライアントがVer.8.4未満の場合に指定可能
*3: クライアントがVer.8.4以降の場合に指定可能
*4: HULPATHは、HULFTが使用する環境設定ファイルが格納されているフォルダ
*5: 参照のみ
*6: クライアントがVer.8.4以降の場合に表示される

6. グローバル

 

<表>システム動作環境設定一覧(グローバル)

No. 項目名 初期値 設定値 指定 備考
F1 日付形式 *1 *2 必須  
F2 HULFT動作言語 *1 *2 必須  
*1: HULFT8 for Windowsをインストールした際に指定した値
*2: 設定値は画面上の選択肢から選択

7. 転送テスト

 

<表>システム動作環境設定一覧(転送テスト)

No. 項目名 初期値 設定値 指定 備考
G1 転送動作モード 連動モード *1 必須  
G2 集信結果制御 転送異常として終了 *1 必須  
G3 集信ファイル出力 出力しない *1 必須  
G4 配信前ジョブ実行 実行しない *1 必須  
G5 配信後ジョブ実行 実行しない *1 必須  
G6 集信後ジョブ実行 実行しない *1 必須  
G7 転送履歴出力 出力する *1 必須  
*1: 設定値は画面上の選択肢から選択

8. ログ

 

<表>システム動作環境設定一覧(ログ)

No. 項目名 初期値 設定値 指定 備考
H1 ログ切り替え値 0 0~999999 必須 単位: 件
H2 コンソールログサイズ 999999 1024~102400 必須 単位: KB
H3 イベントログへの出力 出力しない (*2) *1 必須  
H4 コンソールログへの出力 出力する (*3) *1 必須 *4
H5 コンソールログのバックアップ バックアップする (*3) *1 必須  
H6 操作ログ出力選択 出力しない *1 必須  
H7 操作ログユーザ指定文字   英数字 任意 8バイト以内
H8 操作ログユーザID出力形式 ダウンレベルログオン名 *1 必須  
H9 操作ログ自動切り替えサイズ 0 0~9999 任意 単位: MB(0: 無制限)
H10 操作ログ切り替え世代管理数 9999 2~9999 必須  
H11 ログ縮小モード すべて出力する *1 必須 *4
H12 ログ出力バージョン V8ヘッダ詳細 *1 必須 *4
*1: 設定値は画面上の選択肢から選択
*2: チェックボックスをオフ
*3: チェックボックスをオン
*4: クライアントがVer.8.4以降の場合に指定可能

9. その他

 

<表>システム動作環境設定一覧(その他)

No. 項目名 初期値 設定値 指定 備考
I1 ジョブタイムアウト 999999 10~259200 必須 単位: 秒
I2 転送状況転送件数 100 1~100 必須  
I3 要求受付履歴出力 すべて出力 (*2) *1 必須  
I4 状況表示選択 全て表示 *1 必須  
I5 HULFT ScriptポートNo. *3 1~65535 任意  
*1: 設定値は画面上の選択肢から選択
*2: チェックボックスをオン
*3: クライアントがVer.8.1未満の場合、HULFTの製品構成によらず"7700"
  クライアントがVer.8.1以降かつVer.8.4未満の場合、HULFTの製品構成にHULFT Script Optionを含むとき“7700”、含まないとき初期値は設定されない
  クライアントがVer.8.4以降の場合、製品構成によらず初期値は設定されない

10. スケジューラ

 

<表>システム動作環境設定一覧(スケジューラ)

No. 項目名 初期値 設定値 指定 備考
J1 休日とする曜日 土曜,日曜 (*2) *1 任意  
J2 祝祭日を休日とする 休日とする (*2) *1 任意  
J3 スケジューリング時間 0 0~23 必須 単位: 時
J4 スケジュール多重度 50 1~999 必須  
J5 指定休日   数字 任意 MMDD
J6 祝祭日   数字 任意 MMDD
*1: 設定値は画面上の選択肢から選択
*2: チェックボックスをオン

11. メール連携

 

<表>システム動作環境設定一覧(メール連携)

No. 項目名 初期値 設定値 指定 備考
K1 メールアカウント名   英数字 任意 30バイト以内
K2 メールサーバホスト名   英数字 任意 68バイト以内
K3 SMTPポートNo.   1~65535 任意  
K4 フルネーム   文字 任意 30バイト以内
K 5 ドメイン名   英数字 任意 64バイト以内

12. クラスタ

 

<表>システム動作環境設定一覧(クラスタ)

No. 項目名 初期値 設定値 指定 備考
L1 管理情報の二重化 *2 *1 必須  
L2 処理状況の出力およびイベントロ グ *3 *1 必須  
L3 処理状況格納ファイル件数 10000 100~1000000 必須  
L4 サービス起動同期 非同期 *1 必須  
*1: 設定値は画面上の選択肢から選択
*2: HULFT8 for Windows-Serverでは“する”、HULFT8 for Windows-Clientでは“しない”
*3: HULFT8 for Windows-Serverでは“出力する”、HULFT8 for Windows-Clientでは“出力しない”

13. HULFT製品間共有

 

<表>システム動作環境設定一覧(HULFT製品間共有)

No. 項目名 初期値 設定値 指定 備考
M1 HULFT製品間共有環境設定パス     任意 200バイト以内
M2 ローカルファイルロックモード モード0 *1 必須  
*1: 設定値は画面上の選択肢から選択
【凡例】  
初期値 HULFT導入時の初期値
指定 画面上で管理情報を更新する際の指定の要否

各項目の説明

1.起動

起動の各項目について説明します。

(A1)ワークファイル作成パス

HULFTが一時的に作成するファイルを置くパス

HULFTは、集配信データを一時的に加工してワークファイルを作成する場合があります。従って、ここで指定するドライブには十分な空き容量が必要です。

(A2)サービスポートNo.

他ホストから要求を受け付けた時に、HULFTが内部的に使用するポート番号

このポート番号は、オペレーティングシステムが予約しているポート番号、他のアプリケーションが使用するポート番号、「集信ポートNo.」、「要求受付ポートNo.」および、「配信要求受付ポートNo.」と重複しないように注意してください。

(A3)配信要求受付ポートNo.

配信および再配信要求を受け付けるためのポート番号

このポート番号は、オペレーティングシステムが予約しているポート番号、他のアプリケーションが使用するポート番号、「集信ポートNo.」、「要求受付ポートNo.」および、「サービスポートNo.」と重複しないように注意してください。

(A4)集信ポートNo.

集信プロセスが他ホストからのデータ送信を待ち受けるためのポート番号

このポート番号は、オペレーティングシステムが予約しているポート番号、他のアプリケーションが使用するポート番号、「要求受付ポートNo.」、「配信要求受付ポートNo.」および、「サービスポートNo.」と重複しないように注意してください。

【備考】 本項目を管理画面から参照・更新する場合、収容クライアント情報にあります。

(A5)要求受付ポートNo.

要求受付プロセスが他ホストからの要求を受け付けるためのポート番号

このポート番号は、オペレーティングシステムが予約しているポート番号、他のアプリケーションが使用するポート番号、「集信ポートNo.」、「配信要求受付ポートNo.」および、「サービスポートNo.」と重複しないように注意してください。

【備考】 本項目を管理画面から参照・更新する場合、収容クライアント情報にあります。

(A6)サービスプロセスポートNo.

サービスプロセスが他ホストから要求を受け付けるためのポート番号

このポート番号は、オペレーティングシステムが予約しているポート番号や他のアプリケーションが使用するポート番号と重複しないようにしてください。

サービスプロセスの通信ポートを開きたくない場合は、この項目の設定値を省略してください。

(A7)スケジューラポートNo.

スケジューラプロセスが他ホストから要求を受け付けるためのポート番号

このポート番号は、オペレーティングシステムが予約しているポート番号や他のアプリケーションが使用するポート番号と重複しないようにしてください。

スケジューラプロセスの通信ポートを開きたくない場合は、この項目の設定値を省略してください。

(A8)配信多重度

配信プロセスから同時に起動される配信スレッドの最大値

配信処理では、同時に配信するホストの数が多いほど、システムや回線の負荷が大きくなります。現在使用しているシステムの状態に合わせて適切な値に設定してください。

(A9)集信多重度

同時に起動する集信スレッドの最大数

設定した値以上の集信は受け付けません。集信処理では、同時に集信する数が多いほど、システムや回線の負荷が大きくなります。現在使用しているシステムの状態に合わせて適切な値に設定してください。

(A10)プロセス自動起動

サービス起動と同時に各処理プロセスを起動するかどうかの指定

<表> 「プロセス自動起動」の設定値

画面上の
選択肢
説明
チェックボックスをオン 自動起動を行う
チェックボックスをオフ 自動起動を行わない

指定できる処理プロセスは下記のとおりです。

  •配信プロセス
  •集信プロセス
  •要求受付プロセス
  •スケジューラプロセス
【注意】 スケジューラプロセスは、クライアントがHULFT8 for Windows-Serverを導入しているクライアントで使用できます。

(A11)プロセス自動再起動上限回数

プロセスが異常終了時に、自動再起動を行う上限値

“0”を指定した場合は、プロセスの自動再起動を行いません。

(A12)プロセス自動再起動リトライ間隔

プロセスが異常終了時に自動再起動を行う場合に、再起動を試みるまでの待ち時間

(A13)アカウント名

配信・集信・要求受付プロセス、スケジューラが動作するアカウント名はWindowsに登録されているアカウント名を指定します。省略した場合は、配信・集信・要求受付プロセス、スケジューラはシステムアカウントとして動作します。

「パスワード」または「ドメイン名」を指定した場合、必ず指定してください。

設定にあたっての条件については、クライアントの「アドミニストレーションマニュアル」を参照してください。

(A14)パスワード

上記アカウント名のパスワード

パスワードはWindowsに登録されているパスワードを指定します。

(A15)ドメイン名

上記アカウントがあるドメインのアカウントの場合はそのアカウントを指定します。ドメイン名はWindowsに登録されているドメイン名を指定します。

 

2. コード変換

コード変換の各項目について説明します。

(B1)日本語規格

使用しているシステムの漢字コードのJIS年度

<表> 「日本語規格」の設定値

画面上の
選択肢
説明
78JIS 78年度 JIS
83JIS 83年度 JIS
【備考】 本項目を管理画面から参照・更新する場合、収容クライアント設定の[基本設定]にある「JIS年度」を使用してください。

(B2)タブコードの扱い

対EBCDIC機種に対して配信側変換でテキスト転送を行う時にタブコード(0x09)をスペースコード(0x20)として扱うか、タブコード(0x09)として扱うかの指定

<表> 「タブコードの扱い」の設定値

画面上の
選択肢
説明
タブ タブコードとして扱う
スペース スペースコードとして扱う

(B3)KEIS全角スペースモード

KEISの全角スペースコードの変換規則

<表> 「KEIS全角スペースモード」の設定値

画面上の
選択肢
説明
モード0 全角スペースコードを0x4040に変換
モード1 全角スペースコードを0xA1A1に変換

(B4)外字テーブル使用

外字テーブル変換の処理

<表> 「外字テーブル使用」の設定値

画面上の
選択肢
説明
しない 外字テーブルを使用せず、外字コードはすべて“□”に変換
する 外字テーブルを参照し、外字コードは該当コードに変換
優先 優先的に外字テーブルを参照し、該当コードに変換

外字テーブルについては、クライアントの「アドミニストレーション・マニュアル」を参照してください。

(B5)外字未登録時処理

外字テーブルに未登録の漢字コードが存在したときの処理

<表> 「外字未登録時処理」の設定値

画面上の
選択肢
説明
デフォルト値 デフォルトコードに変換する
エラー 外字変換エラーとする

(B6)コード変換モード

外字の文字列処理の動作

<表> 「コード変換モード」の設定値

画面上の
選択肢
説明
モード0 コード変換時に変換先コードを固定長として外字変換する(UTF-8コード以外)
モード1 コード変換時に変換先コードを可変長として外字変換する

(B7)パック・ゾーン変換

フォーマット転送またはマルチフォーマット転送時、サイン付内部10進数(P)とサイン付外部10進数(S)の変換規則

<表>「パック・ゾーン変換」の設定値

画面上の
選択肢
説明
モード0 パック・ゾーンの変換規則については、クライアントの[「アドミニストレーション・マニュアル」を参照してください。
モード1
モードB
モードF
モード9
モードS
モードN

(B8)ASCII用符号部

フォーマット転送またはマルチフォーマット転送時、サイン付内部10進数(P)とサイン付外部10進数(S)をASCII系データに変換する場合の符号部

この設定は、「パック・ゾーン変換」に“モードS”を選択した場合のみ有効です。

<表> 「ASCII用符号部」の設定値

画面上の
選択肢
ゾーン部 サイン部
モード1 3 4 5
モード2 3 3 7

(B9)EBCDIC用符号部

フォーマット転送またはマルチフォーマット転送時、サイン付内部10進数(P)とサイン付外部10進数(S)をEBCDIC系データに変換する場合の符号部

この設定は、「パック・ゾーン変換」に“モードS”を選択した場合のみ有効です。

<表> 「EBCDIC用符号部」の設定値

画面上の
選択肢
ゾーン部 サイン部
モード1 F C D
モード2 F F D

(B10)Xタイプの変換

フォーマット転送またはマルチフォーマット転送での、キャラクタタイプ(X)の変換規則

<表> 「Xタイプの変換」の設定値

画面上の
選択肢
説明
モード0 漢字キャラクタ混在(Mタイプ)と同様のコード変換
モード1 1バイトコードとして扱う

キャラクタタイプ(X)については、クライアントの「コード変換マニュアル」を参照してください。

(B11)転送コードセット

使用しているシステムのコードセット

<表>「転送コードセット」の設定値

画面上の
選択肢
説明
SHIFT-JIS SHIFT-JIS
UTF-8 UTF-8
GB18030 GB18030

転送コードセットについては、クライアントの「コード変換マニュアル」を参照してください。

【備考】 本項目を管理画面から参照・更新する場合、収容クライアント設定の[基本設定]にある「漢字コード種」を使用してください。

(B12)簡易転送コード変換

簡易転送時に、配信ファイルのコード変換を配信側ホストで行うか、集信側ホストで行うかを指定します。

<表> 「簡易転送コード変換」の設定値

画面上の
選択肢
説明
配信側 配信側ホストでコード変換を実施
集信側 集信側ホストでコード変換を実施
【注意】 この項目は、クライアントがVer.8.4以降の場合に設定可能です。

 

3. 集配信

集配信の各項目について説明します。

(C1)暗号化方式

暗号化する場合の方式

<表>「暗号化方式」の設定値

画面上の
選択肢
説明
HULFT暗号化 HULFT暗号化方式を使用
その他の暗号化 暗号出口ルーチンを組み込んで、その他の暗号化方式を使用

暗号出口ルーチンについては、クライアントの「アドミニストレーションマニュアル」を参照してください。

(C2)受信可能通知

受信可能通知機能の使用

再送要求コマンド(utlrecv.exe -a)を指定します。

受信可能通知機能についてはクライアントの「アドミニストレーションマニュアル」を参照してください。

(C3)配信単位選択

HULFTが配信処理を完了するタイミング

設定した値によって配信多重度を更新するタイミングが変わります。

<表>「配信単位選択」の設定値

画面上の
選択肢
説明
後続ジョブ完了後 配信後ジョブの完了後に配信処理を完了とする
後続ジョブ起動前 ファイル転送の完了後、配信後ジョブの起動前に配信処理を完了とする

(C4)転送グループチェック

集信時の転送グループのチェック処理

配信側のホスト名と集信管理情報の「転送グループID」に登録してあるホスト名をチェックし、登録されていない場合はエラーとすることができます。

<表>「転送グループチェック」の設定値

画面上の選択肢 説明
しない チェックを行わない
転送グループが登録されている時だけチェックする 集信管理情報に「転送グループID」が設定されている場合はチェックを行い、設定されていない場合はチェックを行わない
必ずチェックし、転送グループが登録されていないときはエラーにする 集信管理情報に「転送グループID」が設定されている場合はチェックを行い、設定されていない場合はエラーとする

(C5)配信ファイルロックリトライ回数

配信ファイルが他の処理、または他のアプリケーションで使用中の場合に、再オープンを試みる回数

“0”を指定した場合は、リトライを行いません。

(C6)配信ファイルロックリトライ間隔

配信ファイルのオープンに失敗した時に、再度オープンを試みるまでの待ち時間

(C7)集信ファイルロックリトライ回数

集信ファイルが他の処理、または他のアプリケーションで使用中の場合に、再オープンを試みる回数

“0”を指定した場合は、リトライを行いません。

【注意】 集信ファイルがHULFT以外の処理で使用中の場合のみ、「集信ファイルロックリトライ回数」「集信ファイルロックリトライ間隔」の設定が有効になります。集信ファイルがHULFTの処理で使用中の場合は「集信ファイルロックリトライ回数」「集信ファイルロックリトライ間隔」の設定に関わらず、「集信ファイルロック待機」の設定に従います。「集信ファイルロックリトライ間隔」「集信ファイルロック待機」の項目も参照してください。

(C8)集信ファイルロックリトライ間隔

集信ファイルのオープンに失敗した時に、再度オープンを試みるまでの待ち時間

【注意】 集信ファイルがHULFT以外の処理で使用中の場合のみ、「集信ファイルロックリトライ回数」「集信ファイルロックリトライ間隔」の設定が有効になります。集信ファイルがHULFTの処理で使用中の場合は「集信ファイルロックリトライ回数」「集信ファイルロックリトライ間隔」の設定に関わらず、「集信ファイルロック待機」の設定に従います。「集信ファイルロックリトライ回数」「集信ファイルロック待機」の項目も参照してください。

(C9)配信要求リトライ回数

配信要求コマンド(utlsend.exe)で、配信プロセスへの接続に失敗したときに、再度要求を発行する回数を指定します。

“0”を指定した場合は、再要求を行いません。

(C10)配信要求リトライ間隔

配信要求コマンド(utlsend.exe)で、配信プロセスへの接続に失敗したときに、再度要求を発行するまでの間隔を秒単位で指定します。

(C11)動的パラメータ指定

配信要求コマンド(utlsend)で、ファイル名、転送グループID、ホスト名の動的変更の可否

<表>「動的パラメータ指定」の設定値

画面上の
選択肢
説明
動的変更不可能 ファイル名、転送グループID、ホスト名をパラメータで動的に指定不可
動的変更可能 ファイル名、転送グループID、ホスト名をパラメータで動的に指定可能

(C12)メッセージ動的パラメータ指定

メッセージを受信した場合の扱い

<表>「メッセージ動的パラメータ指定」の設定値

画面上の選択肢 説明
置換しない すべての管理情報のメッセージ置き換えを行わない
配信/集信管理情報のみ置換する 配信管理情報および集信管理情報内の置き換えは行い、ジョブ起動情報内の置き換えは行わない
ジョブ起動/メール連携情報のみ置換する 配信管理情報および集信管理情報内の置き換えは行わず、ジョブ起動情報内の置き換えを行う
すべて置換する すべての管理情報のメッセージ置き換えを行う

(C13)集信多重度オーバリトライ

集信へソケット接続時、集信多重度オーバでエラーとなった場合に、接続リトライを行うかどうかの指定

<表> 「集信多重度オーバリトライ」の設定値

画面上の
選択肢
説明
チェックボックスをオフ リトライせず、エラーとなる
チェックボックスをオン 接続リトライを行う

再接続のリトライ回数と待ち時間は、「コネクション接続リトライ回数」と「コネクション接続リトライ待ち時間」を使用します。

(C14)配信転送後異常時の処置

配信ファイルのクリア、または削除処理が異常終了した場合の扱い

配信ファイルのクリアや削除は、集配信処理が正常終了した場合に実行されます。

<表> 「配信転送後異常時の処置」の設定値

画面上の
選択肢
説明
異常扱い 異常終了とし、異常時ジョブを実行する
正常扱い 正常終了とし、正常時ジョブを実行する

(C15)再配信待ちキューの削除条件

再配信待ちキューに存在しているファイルIDと同じファイルIDで配信が要求されたとき、および転送が異常終了したときに、再配信待ちキューからレコードが削除される条件

<表> 「再配信待ちキューの削除条件」の設定値

画面上の
選択肢
説明
モード1 ファイルID、ホスト名が一致するレコードを削除する
モード2 ファイルID、ホスト名、ファイル名が一致するコードを削除する

(C16)集信ファイル最大サイズ

集信処理で集信できるファイルの最大サイズ

2の31乗バイトを超えるファイルの転送をサポートしていない機種とファイル転送を行う場合には、その機種がサポートする最大サイズを指定します。

(C17)未配信ファイルのクリア

配信プロセス起動時に未配信ファイル(sddreqcp.dat)を削除するかどうかの指定

<表> 「未配信ファイルのクリア」の設定値

画面上の
選択肢
説明
チェックボックスをオフ 削除しない
チェックボックスをオン 削除する

(C18)再配信待ちファイルのクリア

配信プロセス起動時に再配信待ちファイル(sddreqls.dat)を削除するかどうかの指定

<表> 「再配信待ちファイルのクリア」の設定値

画面上の
選択肢
説明
チェックボックスをオフ 削除しない
チェックボックスをオン 削除する

(C19)集信ファイルロック待機

集信ファイルの排他制御の処理を指定します。

画面上の
選択肢
説明
エラー 集信ファイルがロックされている場合エラー
待機 ロックが解除されるまで待つ
【注意】 集信ファイルがHULFTの処理でロックされている場合は、「集信ファイルロック待機」の設定に従います。その場合、「集信ファイルロックリトライ回数」と「集信ファイルロックリトライ間隔」の設定は無視されます。
  集信ファイルがHULFT以外の処理でロックされている場合は、「集信ファイルロック待機」の設定は無視され、「集信ファイルロックリトライ回数」と「集信ファイルロックリトライ間隔」の設定が有効になります。

(C20)自ホスト名

通常は、OSに設定されているホスト名を自ホスト名として使用しますが、相手ホストでの管理上の問題などで、ホスト名として別の名称を使用したい場合に指定します。

 

4. 通信

通信の各項目について説明します。

(D1)コネクションリトライ回数

ソケット接続に失敗した時、再接続を試みる回数

“0”を指定した場合は、再接続を行いません。

(D2)コネクションリトライ間隔

ソケット接続に失敗した時に、再接続を試みるまでの待ち時間

(D3)自動再配信リトライ回数

集配信処理中に通信異常が発生した場合に、自動再配信を試みる回数

“0”を設定した場合、自動再配信は行いません。

(D4)ソケットリードタイムアウト

通信を行っている際に、相手ホストから応答がない場合に、通信を切断する時のタイムアウト時間

(D5)ソケット送信バッファサイズ

ソケット通信を行う時の送信バッファサイズ

“0”を指定した場合は、環境(OS)に設定されている値で動作します。

(D6)ソケット受信バッファサイズ

ソケット通信を行う時の受信バッファサイズ

“0”を指定した場合は、環境(OS)に設定されている値で動作します。

(D7)サービスコネクトタイムアウト

他のホストからサービス要求を受け付けたとき、サービスコマンドと要求受付プロセスの接続までのタイム

アウト時間を秒単位で指定します。サービス要求を大量に受け付けてタイムアウトエラーが頻繁に発生する場合は、この値を変更してください。

(D8)HULFT Managerタイムアウト

要求受付処理にて通信を行っているときに、HULFT Managerから応答がない場合、通信を切断するときのタイムアウト時間を秒単位で指定します。

(D9)IPバージョン

ソケット通信するときのIPプロトコルのバージョンを指定します。

<表>「IPバージョン」の設定値

画面上の
選択肢
説明
4 相手ホストへの接続はIPv4、接続の受け付けはIPv4のみ
4/6 相手ホストへの接続は最初にIPv4にて行い、接続できなかった場合はIPv6、接続の受け付けはIPv4、IPv6どちらとも可能
6/4 相手ホストへの接続は最初にIPv6にて行い、接続できなかった場合はIPv4、接続の受け付けはIPv4、IPv6どちらとも可能
6 相手ホストへの接続はIPv6、接続の受け付けはIPv4、IPv6どちらとも可能

(D10)接続待ち最大数

配信、集信、要求受付プロセスが同時接続で受け付けることができる最大数

この値を超えて同時に接続が行われた場合、接続側でエラーが発生します。同時に通信ができる最大数ではないので注意してください。

指定した値の有効範囲はHULFTが稼動しているOSにより異なります。詳しくは各OSのマニュアルを参照してください。

(D11)電文転送タイプ

データ転送方式

<表> 「電文転送タイプ」の設定値

画面上の
選択肢
説明
異常検知優先 常に異常検知優先モードで動作する
配信速度優先 配信時は転送速度優先モード、集信時は異常検知優先モードで動作する
集信速度優先 配信時は異常検知優先モード、集信時は転送速度優先モードで動作する
集配信速度優先 常に転送速度優先モードで動作する

 

5. セキュリティ

セキュリティの各項目について説明します。

(E1)管理画面のセキュリティ

管理画面セキュリティ機能を使用するかどうかを指定します。ただし、管理画面セキュリティ機能は、「パスワードチェック」を“する”に設定しないと有効になりません。

<表>「管理画面のセキュリティ」の設定値

画面上の
選択肢
説明
無効 管理画面セキュリティ機能無効
有効 管理画面セキュリティ機能を使用

管理画面セキュリティ機能については、クライアントの「アドミニストレーションマニュアル」を参照してください。

(E2)要求受付ホストチェック

詳細ホスト情報に登録されていないホストからの要求の処理

サービスの要求を受け付ける際、要求発行元のホストが詳細ホスト情報に登録されていない場合の動作を指定します。対象となるサービスは、送信要求(SEND)、再送要求(RESEND)、集信後ジョブ結果参照要求(HULJOB)、ジョブ実行結果通知(HULSNDRC)、およびリモートジョブ実行(HULRJOB)です。

<表> 「要求受付ホストチェック」の設定値

画面上の
選択肢
説明
しない

要求受付ホストチェックを行わない

(詳細ホスト情報に登録されていないホストからの要求を受け付ける)

する

要求受付ホストチェックを行う

(詳細ホスト情報に登録されていないホストからの要求を拒否する)

【注意】 この項目は、クライアントがVer.8.4未満の場合に指定可能です。
  Ver.8.4以降では、サービス別に以下の各項目で設定してください。
  •未登録ホストからの送信要求・再送要求受付許可
  •未登録ホストからの集信後ジョブ結果参照要求受付許可
  •未登録ホストからのジョブ実行結果通知受付許可
  •未登録ホストからのリモートジョブ実行受付許可

(E3)パスワードチェック

HULFT管理画面およびHULFT Managerから接続された場合、ユーザとパスワードのチェックを行うかどうかを指定します。

<表>「パスワードチェック」の設定値

画面上の
選択肢
説明
しない パスワードチェックをしない
する パスワードチェックをする

(E4)未登録ホストからの送信要求・再送要求受付許可

詳細ホスト情報に未登録のホストからの送信要求(SEND)および再送要求(RESEND)のサービス要求の受付を許可するかどうかを指定します。

<表> 「未登録ホストからの送信要求・再送要求受付許可」の設定値

画面上の
選択肢
説明
しない サービスの受け付けを拒否する
する サービスを受け付ける
【注意】 この項目は、クライアントがVer.8.4以降の場合に指定可能です。
  Ver.8.4未満の場合は「要求受付ホストチェック」を使用してください。

(E5)未登録ホストからの集信後ジョブ結果参照要求受付許可

詳細ホスト情報に未登録のホストからの集信後ジョブ結果参照要求(HULJOB)のサービス要求の受付を許可するかどうかを指定します。

<表> 「未登録ホストからの集信後ジョブ結果参照要求受付許可」の設定値

画面上の
選択肢
説明
しない サービスの受け付けを拒否する
する サービスを受け付ける
【注意】 この項目は、クライアントがVer.8.4以降の場合に指定可能です。
  Ver.8.4未満の場合は「要求受付ホストチェック」を使用してください。

(E6)未登録ホストからのジョブ実行結果通知受付許可

詳細ホスト情報に未登録のホストからのジョブ実行結果通知(HULSNDRC)のサービス要求の受付を許可するかどうかを指定します。

<表> 「未登録ホストからのジョブ実行結果通知受付許可」の設定値

画面上の
選択肢
説明
しない サービスの受け付けを拒否する
する サービスを受け付ける
【注意】 この項目は、クライアントがVer.8.4以降の場合に指定可能です。
  Ver.8.4未満の場合は「要求受付ホストチェック」を使用してください。

(E7)未登録ホストからのリモートジョブ実行受付許可

詳細ホスト情報に未登録のホストからのリモートジョブ実行(HULRJOB)のサービス要求の受付を許可するかどうかを指定します。

<表> 「未登録ホストからのリモートジョブ実行受付許可」の設定値

画面上の
選択肢
説明
しない サービスの受け付けを拒否する
する サービスを受け付ける
【注意】 この項目は、クライアントがVer.8.4以降の場合に指定可能です。
  Ver.8.4未満の場合は「要求受付ホストチェック」を使用してください。

(E8)未登録ホストからの簡易転送受付許可

詳細ホスト情報に未登録のホストからの簡易転送の受付を許可するかどうかを指定します。

<表> 「未登録ホストからの簡易転送受付許可」の設定値

画面上の
選択肢
説明
しない 簡易転送の受け付けを拒否する
する 簡易転送を受け付ける
【注意】 この項目は、クライアントがVer.8.4以降の場合に指定可能です。

(E9)簡易転送集信許可ルートディレクトリ

簡易転送で集信ファイルを格納するフォルダを指定します。

配信側ホストで集信ファイルの保存先を指定する場合、この項目で指定したフォルダか、そのサブフォルダを指定する必要があります。それ以外のフォルダを指定すると、転送エラーとなります。

配信側ホストで集信ファイルの保存先を省略した場合、集信ファイルはこの項目で指定したフォルダに格納されます。

【注意】 この項目は、クライアントがVer.8.4以降の場合に指定可能です。

(E10)高強度暗号強制モード

高強度暗号強制モードを有効にするかどうかを指定します。

<表> 「高強度暗号強制モード」の設定値

画面上の
選択肢
説明
無効 高強度暗号強制モードを無効にする
有効 高強度暗号強制モードを有効にする
【備考】 この項目はHULFT-HUB Managerから変更できません。
  高強度暗号モードの詳細は、クライアントの「アドミニストレーション マニュアル」を参照してください。
【注意】 この項目は、クライアントがVer.8.4以降の場合に指定可能です。

 

6. グローバル

グローバルの各項目について説明します。

(F1)日付形式

HULFTが使用する日付形式

<表>「日付形式」の設定値

画面上の
選択肢
説明
YMD YYYY/MM/DD形式の日付を使用
MDY MM/DD/YYYY形式の日付を使用
DMY DD/MM/YYYY形式の日付を使用

設定後、HULFTを再起動すると、以下の日付形式が切り替わります。

  • HULFT管理画面
  • ログの出力結果
  • コマンドの出力結果
  • 環境変数

(F2)HULFT動作言語

HULFTが動作する言語

<表>「HULFT動作言語」の設定値

画面上の
選択肢
説明
JPN 日本語で動作
ENG 英語で動作
ZHO 中国語で動作

設定後、HULFTを再起動すると、以下の言語が切り替わります。

  • HULFT管理画面
  • コマンドが出力するメッセージ
  • コンソールログに出力されるメッセージ
  • 管理情報登録時の初期値

 

7. 転送テスト

転送テストの各項目について説明します。

転送テスト機能についてはクライアントの「アドミニストレーションマニュアル」を参照してください。

(G1)転送動作モード

HULFTが“連動モード”で動作するか、“テストモード”で動作するかを指定します。

<表>「転送動作モード」の設定値

画面上の
選択肢
説明
連動モード 相手が“連動モード”だったら通常動作、“テストモード”だったらテスト動作を行う
テストモード テスト動作を行う

通常動作でファイル転送を行いたい場合は、配信側クライアントと集信側クライアントの両方で“連動モード”を設定してください。

(G2)集信結果制御

テスト動作する場合、集信側クライアントが転送テスト機能に対応していない場合には、集信側クライアントの転送確認を行えません。その場合に、異常終了とするか、正常終了とするかを指定します。

<表>「集信結果制御」の設定値

画面上の
選択肢
説明
転送異常として終了 集信側クライアントの確認が行えない場合は転送異常とする
配信側確認のみで正常扱い 配信側クライアントが正常であれば、集信側クライアントの確認が行えなくても正常とする

(G3)集信ファイル出力

テスト動作する場合、集信ファイルの出力を行うかどうかを指定します。

<表>「集信ファイル出力」の設定値

画面上の
選択肢
説明
出力しない 集信ファイルを出力しない
出力する 集信ファイルを出力する

(G4)配信前ジョブ実行

テスト動作する場合、配信前ジョブを実行するかどうかを指定します。

<表>「配信前ジョブ実行」の設定値

画面上の
選択肢
説明
実行しない 配信前ジョブを実行しない
実行する 配信前ジョブを実行する

(G5)配信後ジョブ実行

テスト動作する場合、配信後ジョブを実行するかどうかを指定します。

<表>「配信後ジョブ実行」の設定値

画面上の
選択肢
説明
実行しない 配信後ジョブを実行しない
実行する 配信後ジョブを実行する

(G6)集信後ジョブ実行

テスト動作する場合、集信後ジョブを実行するかどうかを指定します。

<表>「集信後ジョブ実行」の設定値

画面上の
選択肢
説明
実行しない 集信後ジョブを実行しない
実行する 集信後ジョブを実行する

(G7)転送履歴出力

テスト動作する場合、配信履歴と集信履歴を出力するかどうかを指定します。

<表>「転送履歴出力」の設定値

画面上の
選択肢
説明
出力しない 配信履歴および集信履歴を出力しない
出力する 配信履歴および集信履歴を出力する

 

8. ログ

ログの各項目について説明します。

(H1)ログ切り替え値

配信履歴、集信履歴、要求受付履歴、スケジューラ履歴を自動的に切り替える場合、その切り替えを行うタイミング

それぞれの履歴ファイルが指定件数に達した場合、履歴を切り替えます。“0”を指定すると履歴の切り替えを行いません。

(H2)コンソールログサイズ

コンソールログファイル(hulcon.log)のファイルサイズの上限値をKB単位で指定します。

コンソールログファイル(hulcon.log)が指定サイズになると、ファイルの内容がクリアされます。

(H3)イベントログへの出力

メッセージをイベントログに出力するかどうかを指定します。

メッセージレベルごとに指定します。

<表> 「イベントログへの出力」の設定値

画面上の
選択肢
説明
チェックボックスをオフ イベントログに出力なし
チェックボックスをオン イベントログに出力あり

指定できるメッセージレベルは下記のとおりです。

クライアントがVer.8.4未満の場合

•インフォメーション

•ワーニング

•エラー(軽度および重度のエラー)

クライアントがVer.8.4以降の場合

•インフォメーション

•ワーニング

•エラー(軽度)

•エラー(重度)

メッセージレベルについては、クライアントの「エラーコード・メッセージ」を参照してください。

(H4)コンソールログへの出力

メッセージをコンソールログファイル(hulcon.log)に出力するかどうかを指定します。

メッセージレベルごとに指定します。

<表> 「コンソールログへの出力」の設定値

画面上の
選択肢
説明
チェックボックスをオン コンソールログファイルへ出力する
チェックボックスをオフ コンソールログファイルへ出力しない

指定できるメッセージレベルは下記のとおりです。

•インフォメーション

•ワーニング

•エラー(軽度)

•エラー(重度)

メッセージレベルについては、クライアントの「エラーコード・メッセージ」を参照してください。

【注意】 この項目は、クライアントがVer.8.4以降の場合に指定可能です。
  Ver.8.4未満の場合、コンソールログファイルにはすべてのメッセージが出力されます。

(H5)コンソールログのバックアップ

コンソールログファイル(hulcon.log)のファイルサイズが「コンソールログサイズ」で指定した値になり、ファイルをクリアする前にコンソールログファイルをバックアップするかどうかの指定

バックアップされたコンソールログは「[hulcon.YYYYMMDDHHMMSS」(拡張子がバックアップされた時の日付および時刻)というファイル名で保存されます。

【備考】 ファイル名の「YYYYMMDD」の部分は、システム動作環境設定の「日付形式」の設定に従った形式になります。

<表> 「コンソールログのバックアップ」の設定値

画面上の
選択肢
説明
チェックボックスをオフ バックアップなし
チェックボックスをオン バックアップあり

(H6)操作ログ出力選択

操作ログを出力するかどうか指定します。

<表>「操作ログ出力選択」の設定値

画面上の
選択肢
説明
出力しない 操作ログを出力しない
ファイルアクセスログ ファイルアクセスログのみ出力する
コマンド実行ログ コマンド実行ログのみ出力する
両方を出力する ファイルアクセスログとコマンド実行ログの両方を出力する

(H7)操作ログユーザ指定文字

同一環境に複数のHULFTが起動していた場合に、操作ログおよびトレースログがどのHULFTから出力されたのかを識別するための文字列を指定します。

8バイト以内の英大文字または数字で指定します。9バイト以上指定した場合、指定した文字は無効となり初期値(空白文字列)が設定されます。

省略した場合は何も表示されません。

(H8)操作ログユーザID出力形式

操作ログユーザID(OS)の出力形式を指定します。

<表>「操作ログユーザID出力形式」の設定値

画面上の
選択肢
説明
ダウンレベルログオン名 「NetBIOSドメイン名\ユーザ名」の形式で出力
ユーザプリンシパル名 「ユーザ名@DNSドメイン名」の形式で出力
【注意】 ドメインユーザアカウントでない場合は、「ユーザプリンシパル名」が設定されていても「ダウンレベルログオン名」の形式で出力されます。

(H9)操作ログ自動切り替えサイズ

操作ログファイルの最大サイズをMB単位で指定します。

操作ログファイルのサイズがこの値を超えた場合、それまでに出力されたファイルは名前を変えてバックアップされ、自動的に新しい操作ログファイルに切り替えられます。バックアップは、操作ログ出力先と同じフォルダに作成されます。

“0”を指定した場合は、操作ログの自動切り替えを行いません。

詳細はクライアントの「アドミニストレーションマニュアル」を参照してください。

(H10)操作ログ切り替え世代管理数

操作ログファイルを切り替えたときに、操作ログファイルのバックアップを何世代前まで残すかを指定します。操作ログの自動または手動切り替えによってバックアップファイル数がこの値を超えた場合、古いものから順に上書きされます。

「操作ログ自動切り替えサイズ」に“0”以外を指定した場合に有効です。

省略した場合は“9999”が設定されます。

詳細はクライアントの「アドミニストレーションマニュアル」を参照してください。

(H11)ログ縮小モード

イベントログおよびコンソールログファイルへメッセージを出力する際、すべての項目を出力するか、ヘッダ部の項目だけを出力するかを指定します。

<表> 「ログ縮小モード」の設定値

画面上の
選択肢
説明
すべて出力 ヘッダ部とメッセージ部を出力する
ヘッダ部分のみを出力 ヘッダ部のみを出力する

ヘッダ部とメッセージ部については、「エラーコード・メッセージ」を参照してください。

【注意】 この項目は、クライアントがVer.8.4以降の場合に指定可能です。

(H12)ログ出力バージョン

イベントログおよびコンソールログファイルに出力するメッセージのヘッダ部の形式を指定します。

<表> 「ログ出力バージョン」の設定値

画面上の
選択肢
説明
ログ(V8ヘッダ)を出力 V8ヘッダを出力
ログ(V8.4ヘッダ)を出力 V8.4ヘッダを出力

ログ出力機能については、クライアントの「エラーコード・メッセージ」を参照してください。

【注意】 この項目は、クライアントがVer.8.4以降の場合に指定可能です。

 

9. その他

その他の各項目について説明します。

(I1)ジョブタイムアウト

ジョブの終了待ち時間

この設定は、配信前ジョブ、集信完了通知が正常時ジョブ完了の場合の集信正常時ジョブおよび、リモートジョブ実行で有効です。その他のジョブ実行に関しては、無制限にジョブの終了を待ちます。

(I2)転送状況転送件数

転送状況を表示するとき、一度に取得する転送データ件数を指定します。

(I3)要求受付履歴出力

要求状態履歴を出力するかどうかの指定

受け付けるサービスごとに指定します。

<表> 「要求受付履歴出力」の設定値

画面上の
選択肢
説明
チェックボックスをオン 出力する
チェックボックスをオフ 出力しない

指定できるサービスは次のとおりです。

  •SEND: 送信要求
  •RESEND: 再送要求
  •HULADMIN: HULFT ManagerおよびHULFT-HUB Managerからの接続要求
  •HULSNDRC: ジョブ状態通知要求
  •HULJOB: ジョブ監視要求
  •HULRJOB: リモートジョブ実行
  •TRGCONF: ファイルトリガ情報制御

(I4)状況表示選択

クライアント状況照会の「集配信状況一覧」画面にて表示する転送状況の種類

<表> 「状況表示選択」の設定値

画面上の
選択肢
説明
配信状況のみ表示 配信状況のみを表示する
全て表示 配信状況および集信状況を表示する

(I5)HULFT ScriptポートNo.

HULFT Scriptを導入した場合に使用します。詳細は、「HULFT Script マニュアル」を参照してください。

 

10. スケジューラ

スケジューラの各項目について説明します。

スケジューラ機能は、HULFT8 for Windows-Serverを導入しているクライアントで使用できます。

スケジューラ機能の詳細は「スケジューラマニュアル」を参照してください。

(J1)休日とする曜日

1週間で休日とする曜日の指定

最大3日まで指定が可能です。

<表> 「休日とする曜日」の設定値

画面上の
選択肢
説明
チェックボックスをオン 休日とする
チェックボックスをオフ 平日とする

(J2)祝祭日を休日とする

祝祭日を休日とするか、平日とするかの指定

[祝祭日を休日にする]チェックボックスで設定します。

<表> 「祝日の扱い」の設定値

画面上の
選択肢
説明
チェックボックスをオン 祝祭日を休日とする
チェックボックスをオフ 祝祭日を平日とする

(J3)スケジューリング時間

再スケジューリング時間

指定した時間になるとスケジューリングされます。当日実行されるスケジュール情報は、クライアント状況照会の「今日のスケジュール一覧」画面に表示されます。

(J4)スケジュール多重度

同時に実行可能なジョブの数

(J5)指定休日

休日および祝祭日以外の、特別な休日の指定

祝祭日と重なった場合は、指定休日が優先されます。1年間すべて指定休日にすることも可能です。

(J6)祝祭日

年間を通しての祝祭日

 

11. メール連携

メール連携の各項目について説明します。

メール連携機能に必要な設定です。

(K1)メールアカウント名

SMTPサーバのアカウント名

メール連携機能を使用する場合は、省略できません。

通常は、電子メールアドレスのアットマーク(@)の左側の部分と同じ文字列を入力します。

(K2)メールサーバホスト名

メールの送信に使用するSMTPサーバの名前

メール連携機能を使用する場合は、省略できません。

SMTPサーバ名がわからない場合は、サービスプロバイダまたはシステム管理者にお尋ねください。

【注意】 SMTP認証が有効になっているSMTPサーバが指定されている場合、メール連携機能に関する動作は保証されていません。

(K3)SMTPポートNo.

SMTPサーバが使用するポート番号

通常は“25”を使用します。

「メールアカウント名」を指定し、「SMTPポートNo.」を省略した場合、“25”が設定されます。

(K4)フルネーム

メール連携時の発信者のフルネーム

メール連携機能を使用する場合にも省略可能です。

(K5)ドメイン名

ドメイン名

メール連携機能を使用する場合は省略できません。

通常は、電子メールアドレスのアットマーク(@)の右側の部分と同じ文字列を入力します。

 

12. クラスタ

クラスタの各項目について説明します。

クラスタ機能については「クラスタ対応マニュアル」を参照してください。

(L1)管理情報の二重化

システム管理情報ファイルおよび履歴ファイルを二重化するかどうかの設定

<表>「管理情報の二重化」の設定値

画面上の
選択肢
説明
する システム管理情報ファイルおよび履歴ファイルを二重化する
しない システム管理情報ファイルおよび履歴ファイルを二重化しない

(L2)処理状況の出力およびイベントログ

配信および集信などの処理状況を処理状況格納ファイルに蓄積するかどうかの設定

<表>「処理状況の出力およびイベントログ」の設定値

画面上の
選択肢
説明
出力する メッセージを出力しない
出力しない メッセージを出力する

(L3)処理状況格納ファイル件数

処理状況格納ファイルに処理状況を格納する件数

「処理状況の出力およびイベントログ」に“出力する”を設定した場合に指定します。

(L4)サービス起動同期

起動同期機能を使用するかどうかの設定

画面上の
選択肢
説明
非同期 起動同期機能を使用しない
同期 起動同期機能を使用する

 

13. HULFT製品間共有

HULFT間共有設定の各項目について説明します。

HULFT間共有設定は、HULFT8 for Windows-Serverを導入しているクライアントで設定できます。

(M1)HULFT製品間共有環境設定パス

HULFT8 for Windows-Serverが導入されている環境で、他のホストに導入されているHULFTと、同じファイルに対して排他制御を行う場合に設定します。同じファイルに対して排他制御を行うすべてのHULFTで、同一ディレクトリを指すパスを指定する必要があります。

指定を省略した場合は「HULPATH」が設定されます。HULPATHについては、クライアントの「アドミニストレーション・マニュアル」を参照してください。

(M2)ローカルファイルロックモード

HULFT8 for Windows-Serverが導入されている場合に、ローカルファイルに対して使用するロックシステムを指定します。

<表> 「ローカルファイルロックモード」の設定値

画面上の
選択肢
説明
モード0 ローカルファイルに対して、ネットワークファイルロックを使用しない
モード1 ローカルファイルに対して、ネットワークファイルロックを使用する

ネットワークファイルロックについては、クライアントの「アドミニストレーション・マニュアル」を参照してください。