ユーザ情報

HULFT-HUBユーザID単位にHULFT-HUB Serverやクライアントに関する権限を設定できます。

ユーザ情報には、ユーザを規定する情報、クライアント権限、サーバ権限の3種類の情報があります。

ユーザ情報登録画面やユーザ情報更新画面の各タブで設定します。

【備考】 管理情ユーザ情報登録画面やユーザ情報更新画面の[所属グループと業務権限]の設定内容の詳細は、業務権限情報を参照してください。

項目一覧

1. 全般

 

<表>ユーザ情報項目一覧(全般)

No. 項目名 初期値 設定値 指定 備考
A1 ユーザID   英数字 必須 3~32バイト以内 *1
A2 表示名   文字 任意 256バイト以内
A3 ステータス 有効 *3 必須  
A4 有効期限 *2 数字 任意 YYYYMMDD
A5 無期限 期限あり *3 任意  
A6 コメント   文字 任意 60バイト以内
A7 パスワード   英数字 必須 8~32バイト以内 *1
*1: 最小桁数は、サーバのシステム動作環境設定で変更可能
*2: 登録日から半年後の日付
*3: 設定値は画面上の選択肢から選択

2. クライアント権限

 

<表>ユーザ情報項目一覧(クライアント権限)

No. 項目名 初期値 設定値 指定 備考
B1 クライアント追加・削除権限 許可しない *1 *2 必須  
B2 システム動作環境設定権限 参照のみ *2 必須  
B3 スケジュール情報権限 アクセス不可 *2 必須  
*1: チェックボックスをオフ
*2: 設定値は画面上の選択肢から選択

3. サーバ権限

 

<表>ユーザ情報項目一覧(サーバ権限)

No. 項目名 初期値 設定値 指定 備考
C1 サーバ間接続権限 許可しない*1 *2 必須  
C2 システム動作環境設定権限 参照のみ *2 必須  
C3 ジョブフロー設定権限 参照のみ *2 必須  
*1: チェックボックスをオフ
*2: 設定値は画面上の選択肢から選択

4. ユーザ情報以外の付加情報

 

<表>ユーザ情報以外の付加情報項目一覧

No. 項目名 初期値 設定値 指定 備考
D1 ホスト名     *1  
D2 サービス名     *1  
D3 表示名     *1  
*1: 参照のみ
【凡例】  
初期値 画面上で管理情報を新規作成した際に項目に設定されている値
指定 画面上で管理情報を更新する際の指定の要否

各項目の説明

1. 全般

ユーザID、有効期限、パスワードといったユーザを規定する設定です。

(A1)ユーザID

HULFT-HUB Serverを利用するユーザを識別するための名前

以下の記号は、使用できません。

「.(ドット)」「¥(円記号)」「/(スラッシュ)」「:(コロン)」「*(アスタリスク)」「?(クエスチョンマーク)」「"(ダブルクォーテーション)」「<(小なり)」「>(大なり)」「|(パイプ)」「,(カンマ)」[;(セミコロン)][ (スペース)]

【注意】 HULFT-HUBシステムで使用する「ユーザID」は、HULFT-HUBシステム内だけで有効な認証情報です。HULFT-HUB Managerを導入しているWindowsやHULFT-HUB Serverを導入しているUNIXといったOS側のユーザ認証とは関連しません。
【備考】 指定できる「ユーザID」の最小桁数は、HULFT-HUB Serverのシステム動作環境設定の「ユーザIDの最小桁数」で変更できます。詳細については、「HULFT-HUB Server マニュアル」を参照してください。この項目は、HULFT-HUB Managerからは設定できません。

(A2)表示名

ユーザに対する表示名

HULFT-HUB Managerの画面上に「ユーザID」で表示されるユーザを、わかりやすく識別できるよう、HULFT-HUBシステムを利用するユーザ内でユニークな名称を付与することを推奨します。

(A3)ステータス

当該ユーザ情報を有効にするか無効にするかの指定

<表>「ステータス」の設定値

画面上の
選択肢
説明
有効 当該ユーザに設定されたアクセス権限は有効
無効 当該ユーザに設定されたアクセス権限は無効

初期値として、“有効”が選択されています。

“無効”を選択すると、当該ユーザからHULFT-HUB Serverを利用できなくなります。

“無効”は、ユーザ情報を削除するのではなく、一時的に利用を停止したい場合などに選択してください。

(A4)有効期限

ユーザIDが使用できる最終日

「YYYY年MM月DD日」の形式で指定します。

直接入力することもできますが、カレンダーから選択することもできます。

初期値として、登録日から半年後の日付が設定されています。

【備考】 ユーザIDは、有効期限に指定した日まで使用できます。
  (例)有効期限に“2006年7月31日”と指定したユーザIDは、2006年7月31日まで使用できますが、2006年8月1日から使用できなくなります。

(A5)無期限

ユーザIDの使用期間を無期限にする指定

「ユーザID」の有効期限を設定しない場合にチェックします。

チェックされた場合、「有効期限」の指定は無効になります。

(A6)コメント

ユーザに対するコメント

(A7)パスワード

ユーザIDに対するパスワード

【備考】 指定できるパスワードの最小桁数は、HULFT-HUB Serverのシステム動作環境設定の「パスワードの最小桁数」で変更できます。詳細については、「HULFT-HUB Server マニュアル」を参照してください。この項目は、HULFT-HUB Managerからは設定できません。

2. クライアント権限

指定された業務グループで管理するクライアント(所属クライアント)に対して許可する操作を設定します。

(B1)クライアント追加・削除権限

当該ユーザに、収容クライアントの追加や削除に関する操作を許可するかどうかの指定

<表>「クライアント追加・削除権限」の設定値

画面上の
選択肢
説明
チェックボックスをオン 許可する
チェックボックスをオフ 許可しない

初期値は、許可しない(チェックボックスがオフ状態)が設定されています。

【備考】 以下の操作を行う場合にも、この権限が必要です。
管理情報取得
運用支援

(B2)システム動作環境設定権限

業務グループに所属するクライアントのシステム動作環境設定に対するアクセス権限

<表>「システム動作環境設定権限」の設定値

画面上の
選択肢
説明
参照のみ システム動作環境設定を参照できます。更新はできません。
更新可 システム動作環境設定を参照、更新できます。

(B3)スケジュール情報権限

クライアントのスケジュール情報、スケジュール履歴および、今日のスケジュールに対するアクセス権限

<表>「スケジュール情報権限」の設定値

画面上の
選択肢
説明
アクセス不可 スケジュール情報、スケジュール履歴および、今日のスケジュールの参照も更新もできません。
参照のみ スケジュール情報を参照できます。更新はできません。スケジュール履歴および、今日のスケジュールを参照できます。削除はできません。
更新可 スケジュール情報を参照、更新できます。スケジュール履歴および、今日のスケジュールを参照、削除できます。

3. サーバ権限

サーバに対して許可する操作を設定します。

(C1)サーバ間接続権限

サーバ間接続の設定に関する権限

<表>「サーバ間接続権限」の設定値

画面上の
選択肢
説明
チェックボックスをオン 許可する
チェックボックスをオフ 許可しない

初期値は、許可しない(チェックボックスがオフ)が設定されています。

(C2)システム動作環境設定権限

管理元サーバのシステム動作環境設定に対するアクセス権限

<表>「システム動作環境設定権限」の設定値

画面上の
選択肢
説明
参照のみ システム動作環境設定を参照できます。更新はできません。
更新可 システム動作環境設定を参照、更新できます。

(C3)ジョブフロー設定権限

ジョブフロー管理情報やジョブフロー事項情報に対するアクセス権限

<表>「ジョブフロー設定権限」の設定値

画面上の
選択肢
説明
参照のみ ジョブフロー管理情報とジョブフロー実行情報を参照できます。ジョブフロー管理情報の作成・更新や、ジョブフローの実行・キャンセル・リランはできません。
更新可 ジョブフロー管理情報を参照、更新できます。ジョブフローを実行、キャンセル、リランできます。

4. ユーザ管理情報以外の付加情報

ユーザ情報登録画面やユーザ情報更新画面に、指定したユーザ管理情報の管理元サーバに関する情報が付加情報として画面に表示されます。

(D1)ホスト名

ユーザ管理情報を管理するHULFT-HUB Serverのホスト名

(D2)サービス名

サーバ登録ダイアログで登録されたHULFT-HUB Serverのサービス名

(D3)表示名

サーバ登録ダイアログにて登録されたHULFT-HUB Serverの表示名