蓄積環境設定

転送されてきたデータを、HULFT-HUB Serverに蓄積するために必要な情報を登録します。

管理画面から、参照・更新ができます。

項目一覧

1. サーバ

<表>サーバの蓄積環境設定

No. 項目名 初期値 設定値 指定 備考
A1 蓄積閉塞しきい値 100.0 1.0~999,999.9 必須  
A2 蓄積閉塞しきい値の単位 MB MB,GB,TB 必須  
A3 蓄積データ削除しきい値のチェックボックス オフ オン、オフ 必須  
A4 蓄積データ削除しきい値 0.0 1.0~999,999.9 必須  
A5 蓄積データ削除しきい値の単位 MB MB,GB,TB 必須  
A6 蓄積条件 転送不能時に蓄積する *1 必須  
A7 継続条件 異常発生時に転送と蓄積を継続する *1 必須  
A8 蓄積ファイル削除基準 転送または送出完了時に直ちに削除する *1 必須  
A9 保管期限 期間 *1 必須  
A10 期間 1

日:0~999

週:1~ 99

月:1~ 99

必須  
A11 単位 日、週、月 必須  
A12 毎週 曜日 日、月、火、水、木、金、土 必須  
A13 毎月 1 1~31、末 必須  
A14 第1 第1、第2、第3、第4、最終 必須  
A15 曜日 日、月、火、水、木、金、土 必須  
A16 期間満了確認時刻 00:00 00:00~23:59 必須 HH:MM形式で設定
A17 蓄積完了時、配信への転送結果通知 常に転送完了を返す *1 必須  
A18 データ検証 しない *1 必須  
A19 保管世代管理 世代管理しない *1 必須  
A20 保管世代管理数     必須  
A21 クライアント保留解約時 自動送出しない *1 必須  
A22 クライアント起動検知時 自動送出しない *1 必須  
A23 追越禁止 しない *1 必須  
A24 未送出データ不在時の送信要求の扱い 配信まで中継する *1 必須  
*1: 設定値は画面上の選択肢から選択

 

2. ホスト

<表>ホストの蓄積環境設定

No. 項目名 初期値 設定値 指定 備考
B1 容量設定のチェックボックス オフ オン、オフ 必須  
B2 蓄積閉塞しきい値 0.0 1.0~999,999.9 必須  
B3 蓄積閉塞しきい値の単位 MB MB,GB,TB 必須  
B4 蓄積データ削除しきい値のチェックボックス オフ オン、オフ 必須  
B5 蓄積データ削除しきい値 0.0 1.0~999,999.9 任意  
B6 蓄積データ削除しきい値の単位 MB MB,GB,TB 任意  
B7 蓄積可能最大サイズ 0.0 0.0、1.0~999,999.9 必須  
B8 蓄積可能最大サイズの単位 MB MB,GB,TB 必須  
B9 クライアント保留解除時 自動送出しない *1 必須  
B10 クライアント起動検知時 自動送出しない *1 必須  
*1: 設定値は画面上の選択肢から選択
【凡例】  
初期値 サーバ導入時の初期値
指定 画面上で管理情報を更新する際の指定の要否

各項目の説明

1. サーバ

(A1)蓄積閉塞しきい値

HULFT-HUB Server全体の蓄積容量の上限を指定

蓄積完了後に蓄積容量が本項目の設定値を超えていた場合、閉塞状態となります。

閉塞状態でさらに別の蓄積を実行すると、エラーになります。

(A2)蓄積閉塞しきい値の単位

「蓄積閉塞しきい値」の単位を指定

(A3)蓄積データ削除しきい値のチェックボックス

蓄積データを削除するしきい値を設定するかどうかを指定

蓄積データの容量に応じた自動削除のオン・オフを設定します。蓄積データ削除しきい値を設定する際にオンにしてください。

<表>「蓄積データ削除しきい値のチェックボックス」の設定値

画面上の
選択肢
説明
チェックボックスをオフ 蓄積データの容量に応じた自動削除を行わない
チェックボックスをオン 蓄積データの容量に応じた自動削除を行う

(A4)蓄積データ削除しきい値

HULFT-HUB Server全体の蓄積容量の上限を指定

「蓄積閉塞しきい値」を超えて設定できません。

蓄積データ削除しきい値を超えて蓄積しようとすると、古い蓄積データを削除して蓄積容量を確保してから蓄積します。「古い蓄積データ」についての詳細は「HULFT-HUB マニュアル」の蓄積データの容量管理の説明を参照してください。

(A5)蓄積データ削除しきい値の単位

「蓄積データ削除しきい値」の単位を指定

(A6)蓄積条件

データ転送する際に、転送データを蓄積するかどうかを指定

<表>「蓄積条件」の設定値

画面上の
選択肢
説明
蓄積しない 転送処理が正常に完了してもしなくても、データは蓄積されません。
転送不能時に蓄積する 転送処理が開始されなかった場合に、データが蓄積されます。転送処理が正常に開始された場合は、転送中にエラーが発生しても蓄積されません。
転送と蓄積を同時に行う 転送データの蓄積と転送が同時に開始されます。
蓄積後に送出する 転送データの蓄積が正常に完了してから、データが転送されます。

(A7)継続条件

転送と蓄積に異常が発生した場合に、処理を継続するか中断するかを指定

<表>「継続条件」の設定値

画面上の
選択肢
説明
異常発生時に転送と蓄積を継続する 転送または蓄積で異常が発生すると、異常が発生していない処理は継続します。
転送異常発生時に蓄積を継続する 転送で異常が発生すると転送処理を中断します。蓄積処理は継続します。
蓄積異常発生時に転送を継続する 蓄積で異常が発生すると蓄積処理を中断します。転送処理は継続します。
異常発生時に転送と蓄積を中断する 転送または蓄積で異常が発生すると、転送と蓄積の両方の処理を中断します。

(A8)蓄積ファイル削除基準

蓄積完了または送出完了したデータを削除するタイミングを指定

<表>「蓄積ファイル削除基準」の設定値

画面上の
選択肢
説明
削除しない データは、自動的には削除されません。手動で削除する必要があります。
転送または送出完了時に直ちに削除する データの送出が正常に完了した後、蓄積データが削除されます。
蓄積完了から一定期間経過後に削除する データの蓄積が正常に完了した時を基点として「保管期限」で指定した期限を過ぎると削除されます。
送出完了から一定期間経過後に削除する データの送出が正常に完了した時を基点として「保管期限」で指定した期限を過ぎると削除されます。

(A9)保管期限

蓄積完了または送出完了したデータを保管する期限を指定

「蓄積ファイル削除基準」の値が、"蓄積完了から一定期間経過後に削除する"または"送出完了から一定期間経過後に削除する"のときに指定します。

保管期限に関する詳細は「HULFT-HUB マニュアル」を参照してください。

<表>「保管期限」の設定値

画面上の
選択肢
説明
期間 指定した期限を過ぎたデータが削除されます。
毎週 週に1度、指定した曜日に、保管期限を過ぎたデータが削除されます。保管期限は1週間以上2週間未満です。
毎月 月に1度、指定した日または曜日に、保管期限を過ぎたデータが削除されます。保管期限は1月以上2月未満です。

(A10)期間_数

「保管期限」が"期間"のときに指定

データを保管する期間を「(A10)期間_単位」と組み合わせて指定します。

「期間_単位」が"日"の場合は「0」から「999」の数字で指定します。

「期間_単位」が"週"または"月"の場合は「1」か「99」の数字で指定します。

(A11)期間_単位

「保管期限」が"期間"のときに指定

データを保管する期間を「(A9)期間_数」と組み合わせて指定します。

<表>「期間_単位」の設定値

画面上の
選択肢
説明
保管期間を日単位で指定
保管期間を週単位で指定
保管期間を月単位で指定

(A12)毎週_曜日

「保管期限」が"毎週"のときに指定

週に1度、保管期限を過ぎたデータを削除する曜日を指定します。

<表>「毎週_曜日」の設定値

画面上の
選択肢
説明
毎週日曜日に削除
毎週月曜日に削除
毎週火曜日に削除
毎週水曜日に削除
毎週木曜日に削除
毎週金曜日に削除
毎週土曜日に削除

(A13)毎月_日

「保管期限」が"毎月"のときに指定

月に1度、保管期限を過ぎたデータを削除する日を指定します。

1~31 指定した日に削除
該当月の最終日に削除

(A14)毎月_週

「保管期限」が"毎月"のときに指定

月に1度、保管期限を過ぎたデータを削除する曜日を「(A14)毎月_曜日」と組み合わせて指定します。

<表>「毎月_週」の設定値

画面上の
選択肢
説明
第1 該当月の第1週の指定曜日に削除
第2 該当月の第2週の指定曜日に削除
第3 該当月の第3週の指定曜日に削除
第4 該当月の第4週の指定曜日に削除
最終 該当月の最後の指定曜日に削除

(A15)毎月_曜日

「保管期限」が"毎月"のときに指定

月に1度、保管期限を過ぎたデータを削除する曜日を「(A13)毎月_週」と組み合わせて指定します。

<表>「毎月_曜日」の設定値

画面上の
選択肢
説明
指定週の日曜日に削除
指定週の月曜日に削除
指定週の火曜日に削除
指定週の水曜日に削除
指定週の木曜日に削除
指定週の金曜日に削除
指定週の土曜日に削除

(A16)期間満了確認時刻

蓄積完了または送出完了したデータを保管している期限を確認する時刻を指定

(A17)蓄積完了時、配信への転送結果通知

「蓄積条件」が“転送不能時に蓄積する”、“転送と蓄積を同時に行う”、“蓄積後に送出する”の場合に、蓄積完了時に配信側に通知する転送結果を指定

<表>「蓄積完了時、配信への転送結果通知」の設定値

画面上の
選択肢
説明
常に転送完了を返す 蓄積が完了した場合、配信側ホストには常に転送完了を通知します。
集信への転送結果に依存する 蓄積が完了しても、集信側への転送が異常だった場合は配信側に転送異常を通知します。
集信側への転送が正常だった場合は配信側に転送完了を通知します。

(A18)データ検証

データ検証の有無を指定

データ検証とは、転送時、配信データから生成したハッシュ値と、集信データから生成したハッシュ値をつき合わせることで、転送データの整合性を確認する機能です。

<表>「データ検証」の設定値

画面上の
選択肢
説明
しない 当該サーバで蓄積を行う際にデータ検証を行いません。
する 当該サーバで蓄積を行う際にデータ検証を行います。

(A19)保管世代管理

転送データが送られてきた場合に、同一ファイルIDのデータが保管期限内にあるときの動作を指定します。

<表>「保管世代管理」の設定値

画面上の
選択肢
説明
世代管理しない 保管世代管理数による世代管理を行いません。
保管世代数で制限する 「保管世代管理数」で指定された数だけ世代管理します。「保管世代管理数」に達した場合は、未送出データを含めた同一ファイルIDの蓄積完了データの中で、蓄積日時が最古のデータを削除して、新しいデータを保管します。
未送出世代数で制限する 未送出データが「保管世代管理数」に達していた場合、蓄積エラーとして蓄積処理を中断します。転送データは保管されません。

(A20)保管世代管理数

「保管世代管理」が"世代管理しない"以外の場合に、保管する世代の最大数を指定します。

(A21)クライアント保留解除時

送出先クライアントのクライアント保留が解除された際に、サーバが自動的に送出要求を発行するかどうかが表示されます。

<表>「クライアント保留解除時」の設定値

画面上の
選択肢
説明
自動送出する クライアント保留が解除されたら、サーバが送出要求を発行します。
自動送出しない クライアント保留が解除されても、サーバは送出要求を発行しません。

(A22)クライアント起動検知時

送出先クライアントが非稼動状態から稼動状態に変わったことを検知した際に、自動的に送出要求を発行するかどうかが表示されます。

<表>「クライアント起動検知時」の設定値

画面上の
選択肢
説明
自動送出する クライアントの起動を検知したら、サーバが送出要求を発行します。
自動送出しない クライアントの起動を検知しても、サーバは送出要求を発行しません。

(A23)追越禁止

転送データの追越を禁止するかしないかを指定します。

<表>「追越禁止」の設定値

画面上の
選択肢
説明
しない 追い越しを禁止しません。
転送データの順番が逆転する可能性がありますが、複数の転送を同時に処理することができます。
する 追い越しを禁止します。
転送データの順番が確保されます。

(A24)未送出データ不在時の送信要求の扱い

蓄積データに未送出データが存在しない場合の送信要求の扱いについて指定します。

<表>「未創出データ不在時の送信要求の扱い」の設定値

画面上の
選択肢
説明
配信まで中継する 送信要求を配信側へ中継します。
エラーとする 送信要求をエラー終了します。

2. ホスト

(B1)容量設定のチェックボックス

ホスト別に以下の各項目を設定するかどうかを指定

  • 蓄積閉塞しきい値
  • 蓄積可能最大サイズ
  • 蓄積データ削除しきい値

チェックボックスをオンにしない場合は、ホスト別の容量管理を行いません。

<表>「容量設定のチェックボックス」の設定値

画面上の
選択肢
説明
チェックボックスをオフ ホスト別の容量管理を行わない
チェックボックスをオン ホスト別の容量管理を行う

(B2)蓄積閉塞しきい値

配信側ホストごとの蓄積容量の上限を指定

蓄積完了後に蓄積容量が本項目の設定値を超えていた場合、閉塞状態となります。

閉塞状態でさらに別の蓄積を実行すると、エラーになります。

サーバの「蓄積閉塞しきい値」を超えて設定できません。

(B3)蓄積閉塞しきい値の単位

「蓄積閉塞しきい値」の単位を指定

(B4)蓄積データ削除しきい値のチェックボックス

ホスト別の蓄積データを削除するしきい値を設定するかどうかを指定

ホスト別の蓄積データの容量に応じた自動削除のオン・オフを設定します。ホスト別の蓄積データ削除しきい値を設定する際にオンにしてください。

<表>「蓄積データ削除しきい値のチェックボックス」の設定値

画面上の
選択肢
説明
チェックボックスをオフ ホスト別の蓄積データの容量に応じた自動削除を行わない
チェックボックスをオン ホスト別の蓄積データの容量に応じた自動削除を行う

(B5)蓄積データ削除しきい値

配信側ホストごとの蓄積容量の上限を指定

蓄積データ削除しきい値を超えて蓄積しようとすると、古い蓄積データを削除して蓄積容量を確保してから蓄積します。

配信側ホストごとの「蓄積閉塞しきい値」を超えて設定できません。

(B6)蓄積データ削除しきい値の単位

「蓄積データ削除しきい値」の単位を指定

(B7)蓄積可能最大サイズ

1回の処理で蓄積できるバイト数を配信側ホストごとに指定

蓄積可能最大サイズを超えて蓄積しようとするとエラーになります。「0.0」を指定すると、蓄積可能最大サイズによる制限が行われません。

(B8)蓄積可能最大サイズの単位

「蓄積可能最大サイズ」の単位を指定

(B9)クライアント保留解除時 

送出先クライアントのクライアント保留が解除された際に、サーバが自動的に送出要求を発行するかどうかが表示されます。

<表>「クライアント保留解除時」の設定値

画面上の
選択肢
説明
システムに依存する 蓄積を行うサーバの「クライアント保留解除時」の設定に従います。
自動送出する クライアント保留が解除されたら、サーバが送出要求を発行します。
自動送出しない クライアント保留が解除されても、サーバは送出要求を発行しません。

(B10)クライアント起動検知時

送出先クライアントが非稼動状態から稼動状態に変わったことを検知した際に、自動的に送出要求を発行するかどうかが表示されます。

<表>「クライアント起動検知時」の設定値

画面上の
選択肢
説明
システムに依存する 蓄積を行うサーバの「クライアント起動検知時」の設定に従います。
自動送出する クライアントの起動を検知したら、サーバが送出要求を発行します。
自動送出しない クライアントの起動を検知しても、サーバは送出要求を発行しません。