代替管理情報

稼動中の運用系サーバに障害が発生した場合、代替サーバとして動作するサーバには、代替管理情報を登録する必要があります。

あらかじめ代替サーバの設定を行うと、稼動中の運用系サーバに障害が発生した場合、代替サーバに切り替えてシステムを運用することができます。

 

代替管理情報の登録、更新は、HULFT-HUB Managerの下記の画面から行います。

  • 代替設定ダイアログ(登録時)
  • 管理画面サーバのシステム動作環境設定の[代替設定](更新時)

項目一覧

<表>代替管理情報一覧

No. 項目名 初期値 設定値 指定 備考
A1 現用ホスト名   *1 *2 登録時のみ項目あり
A2 現用サービス名   *1 *2 登録時のみ項目あり
A3 現用ポートNo.   *1 *2 登録時のみ項目あり
A4 代替ホスト名   *1 *2 登録時のみ項目あり
A5 代替サービス名   *1 *2 登録時のみ項目あり
A6 代替ポートNo.   *1 *2 登録時のみ項目あり
A7 ユーザID   administrator *2  
A8 パスワード   英数字 必須 32バイト以内
A9 管理情報を定期的に同期する する *4 *3 必須  
A10 同期処理の起動間隔 60 5~1440 任意 単位: 分
A11 蓄積データ 対象 *4 *3 必須  
A12 転送履歴 対象 *4 *3 必須  
*1: HULFT-HUB Manager管理画面で自動設定
*2: 参照のみ
*3: 設定値は画面上の選択肢から選択
*4: チェックボックスをオン
【凡例】  
初期値 画面上で管理情報を新規作成した際に項目に設定されている値
指定 画面上で管理情報を更新する際の指定の要否

各項目の説明

(A1)現用ホスト名

現用サーバのホスト名

(A2)現用サービス名

現用サーバのサービス名

(A3)現用ポートNo.

現用サーバのポート番号

(A4)代替ホスト名

代替サーバのホスト名

(A5)代替サービス名

代替サーバのサービス名

(A6)代替ポートNo.

代替サーバのポート番号

(A7)ユーザID

代替サーバが現用サーバに接続するためのユーザ名

必ず“administrator”(管理者ユーザ)が表示されます。

(A8)パスワード

現用サーバ側の「ユーザID」“administrator”に設定されているパスワード

(A9)管理情報を定期的に同期する

現用サーバの更新された管理情報を、代替サーバにコピーして同期するかどうかの指定

<表>管理情報を定期的に同期する」の設定値

画面上の
選択肢
説明
チェックボックスをオン 定期的に同期する
チェックボックスをオフ 定期的に同期しない

チェックボックスをオンにした場合、現用サーバ側で管理情報が更新されると、「同期処理の起動間隔」にて指定した値で同期をとって代替サーバ側へ自動的に反映されます。

(A10)同期処理の起動間隔

代替サーバ側で現用サーバと同期をとる時間の間隔

初期値として“60”が設定されています。

「管理情報を定期的に同期する」のチェックボックスをオンにした場合、省略できません。

(A11)蓄積データ

蓄積データを逐次コピー対象とするかどうかの指定

<表>「蓄積データ」の設定値

画面上の
選択肢
説明
チェックボックスをオン コピー対象
チェックボックスをオフ コピー対象外

チェックボックスをオンにした場合、現用サーバの更新された情報を、代替サーバに逐次コピーして同期します。

(A12)転送履歴

転送履歴を逐次コピー対象とするかどうかの指定

<表>「転送履歴」の設定値

画面上の
選択肢
説明
チェックボックスをオン コピー対象
チェックボックスをオフ コピー対象外

チェックボックスをオンにした場合、現用サーバの更新された情報を、代替サーバに逐次コピーして同期します。