ジョブ起動情報(Mainframe)
配信前または集配信後にジョブ起動を行う場合に、起動するジョブのJCLが登録されている場所を指定します。
以下の画面から、参照・更新ができます。
- ジョブ起動情報登録/更新画面
- 管理情報収集配布画面
また、以下の画面からインポート/エクスポートできます。
- 管理情報収集配布画面
項目一覧
1. ジョブ起動情報
<表>ジョブ起動情報項目一覧
No. | 項目名 | 初期値 | 設定値 | 指定 | 備考 | 更新 | 配布 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
A1 | ジョブID | 英数字 | 必須 | 8バイト以内 | ○ | ○ | |
A2 | JCLライブラリ | 英数字 | 必須 | 44バイト以内 *1 | ○ | ○ | |
A3 | ジョブRC判定 |
XSP :10 XSP以外:0 |
XSP:10~99 XSP以外:0~4095 |
任意 | ○ | ○ | |
A4 | 起動ジョブ | 英数字 | 必須 | 8バイト以内 | ○ | ○ | |
A5 | コメント |
|
半角文字 *2 | 任意 | 60バイト以内 | ○ | ○ |
*1: | 指定できる長さは、機種により異なります。詳細は、クライアントの「オペレーション・マニュアル」を参照してください。 |
*2: | 英小文字は指定不可 |
2. ジョブ起動情報以外の付加情報
転送定義を編集する各画面では、ジョブ起動情報と共に以下の付加情報が表示されます。
<表> ジョブ起動情報以外の付加情報項目一覧
No. | 項目名 | 初期値 | 設定値 | 指定 | 備考 | 更新 | 配布 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
B1 | 表示名 | 文字 | 任意 | 256バイト以内 | ○ | ○ | |
B2 | 業務グループID | *1 | 必須 | ○ | ○ | ||
B3 | 一括配布ID | 英数字 | *2 | ― | ○ |
*1: | 画面で設定する場合、設定値は画面上の選択肢から選択 |
*2: | 画面では参照のみ |
【凡例】 | |
初期値 | 画面上で管理情報を新規作成した際に項目に設定されている値 |
指定 | 画面上で管理情報を更新する際の指定の要否 |
更新 | ジョブ起動情報登録/更新画面 |
配布 | 管理情報収集配布画面 |
○ | 項目あり |
各項目の説明
ジョブ起動情報で設定する各項目について、以下に説明します。
1.ジョブ起動情報
起動するジョブを認識するID
このジョブIDと配信管理情報および、集信管理情報のジョブIDが関連づけされます。
「起動ジョブ」のメンバ名が格納されているJCLライブラリ名
MainframeのJCLライブラリの命名規約に従って指定します。
また、指定できるJCLライブラリの編成は、区分編成ファイル、拡張区分データセットのみで、XRSND、XRRCV、XRACCPT、XRSNDGOのJCL内、およびTSOユーザのログオンプロシジャに記述されているSTEPCATのカタログから参照可能なJCLライブラリを指定します。
JCLライブラリは、シングルクォーテーション(')で囲まないでください。
【注意】 | 指定できるデータセットの種類が機種により多少異なります。クライアントの「オペレーション・マニュアル」を参照してください。 |
起動するジョブのリターンコードを正常とみなす最大値
ジョブ実行時にユーザが指定したジョブのリターンコードが「ジョブRC判定」で指定した値以下の場合、正常とみなされます。
管理情報収集配布用のCSVファイルで指定を省略した場合、配布先のホスト種がzOSとMSPの場合は“0”、XSPの場合は“10”が設定されます。
起動するジョブのメンバ名
指定できるメンバ名の数は90メンバです。メンバ名はシングルクォーテーション(')で囲まないでください。
ジョブに対するコメント
2. ジョブ起動情報以外の付加情報
ジョブ起動情報を編集する各画面で、ジョブ起動情報と共に表示される付加情報です。HULFT-HUB Managerの画面から参照や更新ができます。
【注意】 | これらの付加情報は、クライアント(HULFT)側の管理画面からは参照できません。 |
ジョブに対する表示名
HULFT-HUB Managerの画面上に表示される各ジョブIDをわかりやすく識別できるよう、ジョブ起動情報内でユニークな名称を付与することを推奨します。
このジョブ起動情報を使用する業務グループID
このジョブ起動情報が配布データとして登録されている一括配布情報のID
【備考】 | 管理情報収集配布画面で表示されます(変更不可)。 |
設定時の注意点
1. 複数ジョブの指定
複数のジョブ(メンバ名)を指定した場合は順番にジョブを実行していきます。並列には実行しません。ジョブが異常終了すると、それ以降のジョブは実行しません。
2. 配信前ジョブのエラー
配信前ジョブが異常終了した場合、配信要求はエラーとなり終了します。
3. メッセージの置換
以下の項目に“&MSG0”~“&MSG5”を指定することにより配信要求時に指定したメッセージや送信されたメッセージに置き換えます(メッセージ送信機能)。
•JCLライブラリ
•メンバ名
【注意】 | |
• | JCLライブラリには、“&MSG”を複合して使用することはできません。 |
(例)&MSG0.&MSG1.JCL | |
• | メッセージ送信機能は、配信側、集信側双方のクライアントのバージョンが Ver.6以降の場合に使用できます。詳細については、クライアントの「アドミニストレーション・マニュアル」を参照してください。 |