システム動作環境設定
クライアントの動作環境を設定するための情報です。
HULFT-HUB Managerの管理画面から参照できます。
各項目の初期値や設定値に関する詳細は、クライアントの「アドミニストレーション・マニュアル」を参照してください。
| 【注意】 | HULFT-HUB Server Ver.3.9未満の場合、HULFT Ver.8.4以降でシステム動作環境設定の「高強度暗号強制モード」が“有効”のクライアントとの接続はサポートされないため、そのクライアントのシステム動作環境設定を参照することはできません。 |
各項目の説明
1. 起動
[起動]の各項目について説明します。
(A1)ワークライブラリ
HULFTが一時的に作成するファイルおよび、ユーザ待ち行列を置くライブラリ
(A2)自ホスト名
HULFTが使用するTCP/IP上のホスト名
(A3)集信ポートNo.
集信受付ジョブが他ホストと通信を行うためのポート番号
(A4)要求受付ポートNo.
要求受付ジョブが他ホストと通信を行うためのポート番号
(A5)配信受付ポートNo.
配信受付ジョブが内部通信を行うためのポート番号
(A6)配信ジョブの多重度
配信受付ジョブから同時に起動される配信ジョブの最大値
(A7)集信ジョブの多重度
同時に起動する集信ジョブの最大数
(A8)ジョブのプロセスキー
各受付ジョブとジョブが通信するためのキー
2. コード変換
[コード変換]の各項目について説明します。
(B1)外字テーブル使用
外字テーブル変換の処理
<表> 「外字テーブル使用」の設定値
| 画面上の 選択肢 |
説明 |
|---|---|
| しない | 外字テーブルを使用せず、外字コードはすべて“□”に変換 |
| する | 外字テーブルを参照し、外字コードは該当コードに変換 |
| 優先 | 優先的に外字テーブルを参照し、該当コードに変換 |
外字テーブルについては、クライアントの「アドミニストレーション・マニュアル」を参照してください。
(B2)外字未登録時処理
外字テーブルに未登録の漢字コードが存在したときの処理
<表> 「外字未登録時処理」の設定値
| 画面上の 選択肢 |
説明 |
|---|---|
| デフォルト値 | デフォルトコードに変換する |
| エラー | 外字変換エラーとする |
(B3)コード変換モード
外字の文字列処理の動作
<表> 「コード変換モード」の設定値
| 画面上の 選択肢 |
説明 |
|---|---|
| モード0 | コード変換時に変換先コードを固定長として外字変換する(UTF-8コード以外) |
| モード1 | コード変換時に変換先コードを可変長として外字変換する |
(B4)EBCDICコード間の変換
EBCDICコード間の変換処理を行うか、行わないかの指定
<表> 「EBCDICコード間の変換」の設定値
| 画面上の 選択肢 |
説明 |
|---|---|
| チェックボックスをオフ | 変換しない |
| チェックボックスをオン | 変換する |
(B5)固定長転送をおこなう
他のホストへテキスト転送する際に、データが欠けた場合(シフトコードのカットなど)にレコードの最後にスペースをセットするかどうかの指定
<表> 「固定長転送をおこなう」の設定値
| 画面上の 選択肢 |
説明 |
|---|---|
| チェックボックスをオフ | スペースをセットしない |
| チェックボックスをオン | スペースをセットする(固定長で転送) |
(B6)メッセージキャラクタセット選択
メッセージを出力時のキャラクタセットの指定
<表>「メッセージキャラクタセット選択」の設定値
| 画面上の 選択肢 |
説明 |
|---|---|
| HULFTキャラクタセットモード | 「HULFTキャラクタセット」の設定に従う |
| IBM英小文字拡張 | IBM英小文字拡張を使用する |
| 【注意】 | |
| • | 本項目は、旧互換のための項目です。HULFT Ver.8.1以降では、「HULFTキャラクタセット」の使用をお勧めします。 |
| • | 「メッセージキャラクタセット選択」と「HULFTキャラクタセット」の両方を設定した場合、「メッセージキャラクタセット選択」の設定が使用されます。 |
(B7)転送コードセット
転送で使用する文字コード
| 画面上の 選択肢 |
説明 |
|---|---|
| UTF-8 | UTF-8 |
| IBM漢字 | IBM漢字 |
| IBM簡体字 | IBM簡体字 |
(B8)ジョブ環境変数の文字変換モード
ジョブ実行時、環境変数の文字が英小文字(a~z)に該当したとき、英大文字(A~Z)に変換するかを指定
| 画面上の 選択肢 |
説明 |
|---|---|
| 互換モード | 大文字に変換される |
| 無変換モード | 大文字に変換されずに、そのまま使用される |
ジョブ実行時の環境変数の文字変換の詳細についてはクライアントの「アドミニストレーション マニュアル」を参照してください。
3. 属性変換
[属性変換]の各項目について説明します。
(C1)パック・ゾーン変換
フォーマット転送またはマルチフォーマット転送時、サイン付内部10進数(P)とサイン付外部10進数(S)の変換規則
<表> 「パック・ゾーン変換」の設定値
| 画面上の 選択肢 |
説明 |
|---|---|
| モード0 | パック・ゾーンの変換規則については、クライアントの「アドミニストレーション・マニュアル」を参照してください。 |
| モード1 | |
| モードB | |
| モードF | |
| モード9 | |
| モードS | |
| モードN |
(C2)ASCII用符号部
フォーマット転送またはマルチフォーマット転送時、サイン付内部10進数(P)とサイン付外部10進数(S)をASCII系データに変換する場合の符号部の指定
この設定は、「パック・ゾーン変換」に“モードS”を指定した場合のみ有効です。
<表> 「ASCII用符号部」の設定値
| 画面上の 選択肢 |
ゾーン部 | サイン部 | |
|---|---|---|---|
| 正 | 負 | ||
| モード1 | 3 | 4 | 5 |
| モード2 | 3 | 3 |
7 |
(C3)EBCDIC用符号部
フォーマット転送またはマルチフォーマット転送時、サイン付内部10進数(P)とサイン付外部10進数(S)をEBCDIC系データに変換する場合の符号部の指定
この設定は、「パック・ゾーン変換」に“モードS”を指定した場合のみ有効です。
<表> 「EBCDIC用符号部」の設定値
| 画面上の 選択肢 |
ゾーン部 | サイン部 | |
|---|---|---|---|
| 正 | 負 | ||
| モード1 | F | C | D |
| モード2 | F | F | D |
(C4)Xタイプの変換
フォーマット転送時またはマルチフォーマット転送時の、キャラクタタイプ(X)の変換規則
<表>「Xタイプの変換」の設定値
| 画面上の 選択肢 |
説明 |
|---|---|
| モード0 | Mタイプと同様の変換を行う |
| モード1 | 1バイトデータとして変換を行う |
Xタイプの変換については、クライアントの「コード変換マニュアル」を参照してください。
4. 集配信
[集配信]の各項目について説明します。
(D1)暗号化方式
HULFTが使用する暗号化の方式
<表>「暗号化方式」の設定値
| 画面上の 選択肢 |
説明 |
|---|---|
| HULFT暗号化 | HULFT暗号化を使用する |
| その他の暗号化 | 暗号出口ルーチンを組み込んで、その他の暗号化方式を使用する |
(D2)転送グループチェック
集信時の転送グループのチェック処理を指定
配信側のホスト名と集信管理情報の転送グループIDに登録してあるホスト名をチェックし、登録されていない場合はエラーとすることができます。
<表>「転送グループチェック」の設定値
| 画面上の 選択肢 |
説明 |
|---|---|
| しない | チェックを行わない |
| 転送グループが登録されてる時だけチェックする | 集信管理情報に転送グループIDが設定されている場合はチェックを行い、設定されていない場合はチェックを行わない |
| 必ずチェックし、転送グループが登録されていないときはエラーにする | 集信管理情報に転送グループIDが設定されている場合はチェックを行い、設定されていない場合はエラーとする |
(D3)動的パラメータ指定
配信要求発行時に、配信ファイル名、ホスト名および、転送グループを動的に指定することを可能にするかどうかの指定
<表> 「動的パラメータ指定」の設定値
| 画面上の 選択肢 |
説明 |
|---|---|
| モード0 | 動的変更不可能 |
| モード1 | 動的変更可能 |
(D4)メッセージ動的パラメータ指定
HULFTがメッセージを受信した場合の扱いを指定
管理情報内のメッセージ指定(“&MSG0”~“&MSG5”および“&MSGL0”~“&MSGL1”)を送信側で指定したメッセージ内容に置換するかどうかを設定します。
| 画面上の 選択肢 |
説明 |
|---|---|
| 置換しない | すべての管理情報のメッセージの置換を行わない |
| 配信/集信管理情報のみ置換する | 配信管理情報および集信管理情報内の置換は行い、ジョブ起動情報内の置換は行わない |
| ジョブ起動/メール連携情報のみ置換する | 配信管理情報および集信管理情報内の置換は行わず、ジョブ起動情報内の置換は行う |
| すべて置換する | すべての管理情報のメッセージ置換を行う |
(D5)集信多重度オーバーリトライ
集信へソケット接続時、集信多重度オーバでエラーとなった場合に、接続リトライを行うかどうかの指定
<表> 「集信多重度オーバリトライ」の設定値
| 画面上の 選択肢 |
説明 |
|---|---|
| チェックボックスをオフ | リトライせず、エラーとなる |
| チェックボックスをオン | 接続リトライを行う |
再接続のリトライ回数と待ち時間は、ソケット接続リトライ回数とソケット接続リトライ待ち時間を使用します。
(D6)配信転送後異常時の処置
配信ファイルのクリア、または削除処理が異常終了した場合の扱い
配信ファイルのクリアや削除は、集配信処理が正常終了した場合に実行されます。
<表> 「配信転送後異常時の処置」の設定値
| 画面上の 選択肢 |
説明 |
|---|---|
| 異常扱い | 異常終了とし、異常時ジョブを実行する |
| 正常扱い | 正常終了とし、正常時ジョブを実行する |
(D7)再配信待ちキューの削除条件
再配信待ちキューに存在しているファイルIDと同じファイルIDで配信が要求されたとき、再配信待ちキューからレコードが削除される条件を指定します(省略可)。
<表> 「再配信待ちキューの削除条件」の設定値
| 画面上の 選択肢 |
説明 |
|---|---|
| モード0 | ファイルIDが一致するレコードを削除する |
| モード1 | ファイルID、ホスト名が一致するレコードを削除する |
| モード2 | ファイルID、ホスト名、ファイル名が一致するレコードを削除する |
(D8)集信ファイル最大サイズ
集信処理で集信できるファイルの最大サイズ(単位: バイト)
5. 通信
[通信]の各項目について説明します。
(E1)コネクションリトライ間隔
集信側へのソケット接続に失敗した場合、再接続を試みるまでの待ち時間(単位: 秒)
(E2)コネクションリトライ回数
集信側へのソケット接続に失敗した場合、再接続を試みる回数
(E3)自動再配信リトライ回数
集配信処理中に通信異常が発生した場合に、自動再配信を試みる回数
(E4)ソケットリードタイムアウト
通信を行っている際に、相手ホストから応答がない場合に、通信を切断する時のタイムアウト時間(単位: 秒)
(E5)HULFT Managerタイムアウト
HULFT Managerからの要求受付処理でHULFT Managerから応答がなかった場合のタイムアウト時間(単位:秒)
タイムアウトした場合は、通信異常と判断して通信を切断します。
(E6)ソケット送信バッファサイズ
ソケット通信を行うときの送信サイズ(単位:バイト)
“0”を指定すると、HULFTを使用している環境(OS)に設定されている値で動作します。
(E7)ソケット受信バッファサイズ
ソケット通信を行うときの受信サイズ(単位:バイト)
“0”を指定すると、HULFTを使用している環境(OS)に設定されている値で動作します。
(E8)電文転送タイプ
データ転送方式
<表> 「電文転送タイプ」の設定値
| 画面上の 選択肢 |
説明 |
|---|---|
| 異常検知優先 | 常に異常検知優先モードで動作する |
| 配信速度優先 | 配信時は転送速度優先モード、集信時は異常検知優先モードで動作する |
| 集信速度優先 | 配信時は異常検知優先モード、集信時は転送速度優先モードで動作する |
| 集配信速度優先 | 常に転送速度優先モードで動作する |
(E9)パケット送信
通信タイムアウトを防止するために少量のパケットを一定間隔で送信するかしないかを指定
<表> 「パケット通信」の設定値
| 画面上の 選択肢 |
説明 |
|---|---|
| モード0 | パケットを送信しない |
| モード1 | パケットを送信する |
(E10)接続待ち最大数
配信受付ジョブ、集信受付ジョブ、要求受付ジョブが同時接続で受け付けることができる最大数
6. セキュリティ
[セキュリティ]の各項目について説明します。
(F1)管理画面にセキュリティをかける
クライアント側の管理画面にセキュリティ機能を使用するかどうかの指定
<表> 「管理画面セキュリティをかける」の設定値
| 画面上の 選択肢 |
説明 |
|---|---|
| チェックボックスをオフ | 管理画面セキュリティ機能を無効にする |
| チェックボックスをオン | 管理画面セキュリティ機能を使用する |
| 【注意】 | HULFT-HUB Managerの各画面で使用するクライアントに関するセキュリティとは関連しません。HULFT-HUB Managerでのセキュリティは、ユーザ管理画面で設定してください。詳細は、ユーザ管理機能を参照してください。 |
(F2)HULFT Managerパスワードチェック
HULFTがHULFT Managerから接続された場合、ユーザとパスワードのチェックを行うかどうかの指定
<表>「HULFT Managerパスワードチェック」の設定値
| 画面上の 選択肢 |
説明 |
|---|---|
| しない | パスワードチェックを行わない |
| する | パスワードチェックを行う |
パスワードチェックについての詳細はクライアントの「アドミニストレーションマニュアル」を参照してください。
(F3)操作ログ出力選択
操作ログを出力するかどうかの指定
<表>「操作ログ出力選択」の設定値
| 画面上の 選択肢 |
説明 |
|---|---|
| 出力しない | 操作ログを出力しない |
| ファイルアクセスログ | ファイルアクセスログのみ出力する |
| コマンド実行ログ | コマンド実行ログのみ出力する |
| 両方を出力 | ファイルアクセスログとコマンド実行ログの両方を出力する |
(F4)操作ログEBCDICセット
操作ログのEBCDICコード種
<表>「操作ログEBCDICセット」の設定値
| 画面上の 選択肢 |
説明 |
|---|---|
| カナ文字 | EBCDICカナ文字 |
| 英小文字 | EBCDIC英小文字 |
| IBM英小文字 | IBM英小文字 |
| IBM英小文字拡張 | IBM英小文字拡張 |
| IBMカナ文字拡張 | IBMカナ文字拡張 |
(F5)操作ログ出力先ライブラリ
操作ログの出力先ライブラリ
(F6)操作ログ受付ポートNo.
操作ログ受付ジョブのポート番号を指定
(F7)操作ログ自動切り替え件数
操作ログファイルに蓄積するログの最大件数
操作ログファイルのレコード件数がこの値を超えた場合、それまでに出力されたファイルは名前を変えてバックアップされ、自動的に新しい操作ログファイルに切り替えられます。バックアップは操作ログ出力先と同じライブラリに出力されます。
「0」を指定した場合は、操作ログの自動切り替えを行いません。
詳細はクライアントの「アドミニストレーションマニュアル」を参照してください。
(F8)操作ログ切り替え世代管理数
操作ログファイルを切り替えた際、操作ログファイルのバックアップを何世代前まで残すかを指定
操作ログの自動/ 手動切り替えによってバックアップファイル数がこの値を超えた場合、古いものから順に上書きされます。
(F9)未登録ホストからの送信要求・再送要求受付許可
詳細ホスト情報に未登録のホストからの送信要求(SEND)および再送要求(RESEND)のサービス要求の受付を許可するかどうかの設定
<表> 「未登録ホストからの送信要求・再送要求受付許可」の設定値
| 画面上の 選択肢 |
説明 |
|---|---|
| しない | サービスの受け付けを拒否する |
| する | サービスを受け付ける |
(F10)未登録ホストからの集信後ジョブ結果参照要求受付許可
詳細ホスト情報に未登録のホストからの集信後ジョブ結果参照要求(HULJOB)のサービス要求の受付を許可するかどうかの設定
<表> 「未登録ホストからの集信後ジョブ結果参照要求受付許可」の設定値
| 画面上の 選択肢 |
説明 |
|---|---|
| しない | サービスの受け付けを拒否する |
| する | サービスを受け付ける |
(F11)未登録ホストからのジョブ実行結果通知受付許可
詳細ホスト情報に未登録のホストからのジョブ実行結果通知(HULSNDRC)のサービス要求の受付を許可するかどうかの設定
<表> 「未登録ホストからのジョブ実行結果通知受付許可」の設定値
| 画面上の 選択肢 |
説明 |
|---|---|
| しない | サービスの受け付けを拒否する |
| する | サービスを受け付ける |
(F12)未登録ホストからのリモートジョブ実行受付許可
詳細ホスト情報に未登録のホストからのリモートジョブ実行(HULRJOB)のサービス要求の受付を許可するかどうかの設定
<表> 「未登録ホストからのリモートジョブ実行受付許可」の設定値
| 画面上の 選択肢 |
説明 |
|---|---|
| しない | サービスの受け付けを拒否する |
| する | サービスを受け付ける |
(F13)未登録ホストからの簡易転送受付許可
詳細ホスト情報に未登録のホストからの簡易転送の受付を許可するかどうかの設定
<表> 「未登録ホストからの簡易転送受付許可」の設定値
| 画面上の 選択肢 |
説明 |
|---|---|
| しない | 簡易転送の受け付けを拒否する |
| する | 簡易転送を受け付ける |
(F14)高強度暗号強制モード
高強度暗号強制モードを有効にするかどうかの設定
<表> 「高強度暗号強制モード」の設定値
| 画面上の 選択肢 |
説明 |
|---|---|
| 無効 | 高強度暗号強制モードを無効にする |
| 有効 | 高強度暗号強制モードを有効にする |
7. グローバル
[グローバル]の各項目について説明します。
(G1)HULFT動作言語
HULFTが動作する言語
| 画面上の 選択肢 |
説明 |
|---|---|
| ENG | 英語 |
| JPN | 日本語 |
(G2)日付形式
HULFTが使用する日付形式
| 画面上の 選択肢 |
説明 |
|---|---|
| YMD |
YYYY/MM/DD |
| MDY |
MM/DD/YYYY |
| DMY |
DD/MM/YYYY |
詳細はクライアントの「アドミニストレーションマニュアル」を参照してください。
(G3)HULFTキャラクタセット
使用しているOSのCCSID(コード化文字セット識別コード)
8. 転送テスト
転送テストの各項目について説明します。
転送テスト機能についてはクライアントの「アドミニストレーションマニュアル」を参照してください。
(H1)転送動作モード
HULFTが“連動モード”で動作するか、“テストモード”で動作するかを指定します。
<表>「転送動作モード」の設定値
| 画面上の 選択肢 |
説明 |
|---|---|
| 連動モード | 相手が“連動モード”だったら通常動作、“テストモード”だったらテスト動作を行う |
| テストモード | テスト動作を行う |
(H2)集信結果制御
テスト動作する場合、集信側クライアントが転送テスト機能に対応していない場合には、集信側クライアントの転送確認を行えません。その場合に、異常終了とするか、正常終了とするかを指定します。
<表>「集信結果制御」の設定値
| 画面上の 選択肢 |
説明 |
|---|---|
| 転送異常として終了 | 集信側クライアントの確認が行えない場合は転送異常とする |
| 配信側確認のみで正常扱い | 配信側クライアントが正常であれば、集信側クライアントの確認が行えなくても正常とする |
(H3)集信ファイル出力
テスト動作する場合、集信ファイルの出力を行うかどうかを指定します。
<表>「集信ファイル出力」の設定値
| 画面上の 選択肢 |
説明 |
|---|---|
| 出力しない | 集信ファイルを出力しない |
| 出力する | 集信ファイルを出力する |
(H4)配信前ジョブ実行
テスト動作する場合、配信前ジョブを実行するかどうかを指定します。
<表>「配信前ジョブ実行」の設定値
| 画面上の 選択肢 |
説明 |
|---|---|
| 実行しない | 配信前ジョブを実行しない |
| 実行する | 配信前ジョブを実行する |
(H5)配信後ジョブ実行
テスト動作する場合、配信後ジョブを実行するかどうかを指定します。
<表>「配信後ジョブ実行」の設定値
| 画面上の 選択肢 |
説明 |
|---|---|
| 実行しない | 配信後ジョブを実行しない |
| 実行する | 配信後ジョブを実行する |
(H6)集信後ジョブ実行
テスト動作する場合、集信後ジョブを実行するかどうかを指定します。
<表>「集信後ジョブ実行」の設定値
| 画面上の 選択肢 |
説明 |
|---|---|
| 実行しない | 集信後ジョブを実行しない |
| 実行する | 集信後ジョブを実行する |
(H7)転送履歴出力
テスト動作する場合、配信履歴と集信履歴を出力するかどうかを指定します。
<表>「転送履歴出力」の設定値
| 画面上の 選択肢 |
説明 |
|---|---|
| 出力しない | 配信履歴および集信履歴を出力しない |
| 出力する | 配信履歴および集信履歴を出力する |
9. 簡易転送
[簡易転送]の各項目について説明します。
| 【注意】 | このカテゴリは、クライアントがVer.8.4以降の場合に表示されます。 |
(I1)簡易転送コード変換
簡易転送時に、配信ファイルのコード変換を配信側ホストで行うか、集信側ホストで行うかの設定
<表> 「簡易転送コード変換」の設定値
| 画面上の 選択肢 |
説明 |
|---|---|
| 配信側 | 配信側ホストでコード変換を実施 |
| 集信側 | 集信側ホストでコード変換を実施 |
(I2)簡易転送EBCDICセット
簡易転送で1バイトコードを変換するときに使用する、自ホストのEBCDIC系コードセットの設定
<表> 「簡易転送EBCDICセット」の設定値
| 画面上の 選択肢 |
説明 |
|---|---|
| 自動 | 自動設定 |
| カナ文字 | EBCDICカナ小文字 |
| 英小文字 | EBCDIC英小文字 |
| ASCII | EBCDIC ASCII |
| ASPEN | EBCDIC ASPEN |
| IBM英小文字 | IBM英小文字 |
| IBM英小文字拡張 | IBM英小文字拡張 |
| NECカナ文字 | NECカナ文字 |
| IBMカナ文字拡張 | IBMカナ文字拡張 |
| 中国語簡体字拡張 | 中国語簡体字拡張 |
| ユーザテーブル1 | ユーザテーブル1 |
| ユーザテーブル2 | ユーザテーブル2 |
| ユーザテーブル3 | ユーザテーブル3 |
| 【備考】 | “ASPEN”および“NECカナ文字”は非推奨です。その他のコードセットをご利用ください。 |
(I3)簡易転送集信ファイルレコード長
簡易転送で集信ファイルを新規作成するときのレコード長(バイト単位)
10. メッセージログ
[メッセージログ]の各項目について説明します。
| 【注意】 | このカテゴリは、クライアントがVer.8.4以降の場合に表示されます。 |
(J1)メッセージログへの出力
配信処理、集信処理、要求受付処理、および操作ログ出力処理のメッセージをメッセージログに出力するかどうかの設定
<表> 「メッセージログへの出力」の設定値
| 画面上の 選択肢 |
説明 |
|---|---|
| チェックボックスをオン | メッセージログへ出力する |
| チェックボックスをオフ | メッセージログへ出力しない |
指定できるメッセージレベルは下記のとおりです。
• インフォメーション
• ワーニング
• エラー
メッセージレベルについては、クライアントの「エラーコード・メッセージ」を参照してください。
(J2)メッセージログ出力バージョン
メッセージの出力フォーマットの設定
<表> 「メッセージログ出力バージョン」の設定値
| 画面上の 選択肢 |
説明 |
|---|---|
| V8出力モード | 旧フォーマットで出力する |
| 84出力モード | V8.4フォーマットで出力する |
メッセージの出力フォーマットについては、「エラーコード・メッセージ」を参照してください。
(J3)メッセージログ出力ファイル名
メッセージの出力先ファイル名の設定
下記の各項目に、システムごとの出力先ファイル名が表示されます。
<表> 「メッセージログ出力ファイル名」の項目
| 画面上の 項目名 |
説明 |
|---|---|
| 配信 |
配信受付ジョブおよび配信ジョブが出力するメッセージの出力先ファイル名 (クライアントの「配信メッセージログ出力ファイル名」の値) |
| 集信 |
集信受付ジョブおよび集信ジョブが出力するメッセージの出力先ファイル名 (クライアントの「集信メッセージログ出力ファイル名」の値) |
| 要求受付 |
要求受付ジョブおよび要求ジョブが出力するメッセージの出力先ファイル名 (クライアントの「要求受付メッセージログ出力ファイル名」の値) |
| 操作ログ |
操作ログ受付ジョブおよび操作ログジョブが出力するメッセージの出力先ファイル名 (クライアントの「操作ログメッセージログ出力ファイル名」の値) |
(J4)メッセージログ削除しきい値
HULFTが配信処理、集信処理、要求受付処理、および操作ログ出力処理のメッセージを削除する場合、その削除を行うタイミングの設定(単位:件)
それぞれのメッセージ出力先ファイルのレコード件数がしきい値を超えた場合に、古いレコードを削除します。
11. その他
[その他]の各項目について説明します。
(K1)配信ファイルロック待ち時間
配信処理で配信ファイルがロックされていた場合、配信ファイルのロックのリトライを行う間隔(単位: 秒)
(K2)集信ファイルロック待ち時間
集信処理で集信ファイルがロックされていた場合、集信ファイルのロックの解放を待つ待機時間(単位: 秒)
(K3)システムファイルロック待ち時間
システムファイルがロックされていた場合、システムファイルのロックの解放を待つ待機時間(単位: 秒)
(K4)配信ファイルロックリトライ回数
配信処理で配信ファイルがロックされていた場合、配信ファイルのロックのリトライを行う回数
(K5)集信ファイルロックリトライ回数
集信処理で集信ファイルがロックされていた場合、集信ファイルのロックのリトライを行う回数
(K6)システムファイルロックリトライ回数
システムファイルがロックされていた時のリトライを行う回数
(K7)ジョブ中断重大度
集配信後に起動される後続ジョブを中断する重大度
(K8)ジョブタイムアウト
ジョブ実行時のジョブの終了待ち時間(単位: 秒)
(K9)ログ削除閾値
配信履歴、集信履歴および、要求受付履歴を自動的に削除する場合、その削除を行うタイミング(単位: 件)
(K10)状況表示選択
クライアント状況照会の「集配信状況一覧」画面にて表示する転送状況の種類
<表> 「状況表示選択」の設定値
| 画面上の 選択肢 |
説明 |
|---|---|
| 配信状況のみ表示 | 配信状況のみを表示する |
| 全て表示 | 配信状況および集信状況を表示する |
(K11)HULFT識別文字
同一環境に複数のHULFTが導入されている場合に、以下のものがどのHULFTから出力されたかを識別するための文字列
- 操作ログ
- 配信処理、集信処理、要求受付処理、および操作ログ出力処理のメッセージ
省略した場合は何も表示されません。
(K12)再配信ファイルのクリア
配信受付ジョブの起動時に再配信待ちファイルをクリアするかどうかの設定
<表> 「再配信ファイルのクリア」の設定値
| 画面上の 選択肢 |
説明 |
|---|---|
| しない | 再配信待ちファイルをクリアしない |
| する | 再配信待ちファイルをクリアする |
(K13)配信制御ファイルのクリア
配信受付ジョブの起動時に配信制御ファイルをクリアするかどうかの設定
<表> 「配信制御ファイルのクリア」の設定値
| 画面上の 選択肢 |
説明 |
|---|---|
| しない | 配信制御ファイルをクリアしない |
| する | 配信制御ファイルをクリアする |