代替サーバの選定と設定

代替サーバの選定

次の条件を満たすサーバを代替サーバとして選び、HULFT-HUB Serverでの設定を行ってください。代替サーバの設定情報については代替サーバに関する管理情報を参照してください。

  • 現用サーバと代替サーバのadministratorのパスワードが同じであること
  • 別のサーバの代替サーバでないサーバであること(既に代替サーバとして登録されているサーバを新たに代替サーバとすることはできません)
  • 現用サーバと代替サーバのバージョン、レベル、リビジョンが同一であること
  • 代替サーバが管理外サーバでないこと
【注意】 代替サーバに既存の管理情報が存在した場合、代替サーバの指定のタイミングで管理情報はクリアされます。

 

以下では、現用サーバをHUBSVR1(東京本社サーバ)、代替サーバをHUBSVRB(本社代替サーバ)として説明します。

代替サーバの構成図への追加

  1. HULFT-HUB Managerを起動し、administratorでHUBSVR1(東京本社サーバ)にログインしてください。

    【注意】 サーバにadministrator以外のユーザでログインした場合、代替サーバの登録はできません。
  2. HUBSVRB(本社代替サーバ)をHULFT-HUB Managerの構成図に追加してください。

    追加手順についてはサーバの追加を参照してください。

代替サーバの指定

  1. [システム管理]メニューの[代替設定][代替機設定]をクリックしてください。

    代替機編集モードになります([代替機設定]メニューにチェックが付いたままの状態になります)。

  2. 構成図上で、現用のサーバのアイコンから代替用のサーバのアイコンまでマウスでドラッグ&ドロップしてください。

  3. 代替設定ダイアログが表示されます。
    レプリケーション機能の設定もこの画面で行えます。

    <表>代替設定ダイアログの項目

    項目名 説明 書式 制限 指定
    同期用アカウント設定 現用サーバと代替サーバを同期するときに使用するアカウント情報を設定します。      
      パスワード 現用サーバの情報を参照するためのパスワードです。 英数字 現用サーバのadministratorのパスワード 必須
    レプリケーション設定 レプリケーション機能の設定をします。      
      管理情報を定期的に同期する 現用サーバの更新された管理情報を、コピーして同期するかどうか選びます。 チェックボックスのオン、オフ 必須
    同期処理の起動間隔 現用サーバと同期をとる時間の間隔を指定します。 数字 5~1440(分) *1
    逐次同期対象 現用サーバの更新された情報を、逐次コピーして同期するかどうかを設定します。      
      蓄積データ 蓄積データを逐次コピーの対象とするかどうかを選択します。 チェックボックスのオン、オフ 必須
    転送履歴 転送履歴を逐次コピーの対象とするかどうかを選択します。 チェックボックスのオン、オフ 必須

    *1: 「管理情報を定期的に同期する」のチェックボックスをオンにした場合は必須

  4. 各項目を設定し、[設定]ボタンをクリックしてください。

    現用サーバ(東京本社サーバ)から代替サーバ(本社代替サーバ)に向かって青色の破線矢印()で代替線が設定されます。また代替サーバは代替機を表すオレンジのアイコンで表示されます。

管理情報のコピー

構成図上で代替サーバを選択し、[システム管理]メニューの[代替設定][即時コピー]をクリックすると、代替サーバに現用サーバの管理情報がコピーされます。代替設定の「管理情報を定期的に同期する」のチェックボックスをオフにした場合、代替サーバ登録直後でも同期実行されません。手動で[即時コピー]を行っておくことを推奨します。

【備考】 以下のデータはコピーされません。
システム動作環境設定
HULFT-DataMagicの変換定義
外字テーブル

蓄積データ・転送履歴コピー

代替サーバは、障害時の切り替えに備え、現用サーバと同一の転送履歴、蓄積データを必要に応じて同期しておきます。転送履歴および蓄積データは、HULFT-HUB Serverの代替設定機能で指定した「逐次同期対象」に従って、自動的に現用サーバから代替サーバへ逐次コピーされます。

コピーの対象は、HULFT-HUB Serverの蓄積データ、蓄積状況、転送履歴です。

設定内容の確認と変更

登録後に設定内容を確認・変更する場合は、システム動作環境設定画面を使用します。

  1. 構成図にて、設定内容を確認したい代替サーバをダブルクリックしてください。

    選択されたサーバのシステム動作環境の設定内容が表示されます。

  2. 「代替設定」をクリックしてください。

  3. 下記の表を参考に設定を確認・変更してください。

     

    <表>「代替設定」パネル

    項目名 説明 書式 制限 指定
    同期用アカウント設定 現用サーバと代替サーバを同期するときに使用するアカウント情報を設定します。      
      パスワード 現用サーバの情報を参照するためのパスワードです。 英数字 現用サーバのadministratorのパスワード 必須
    レプリケーション設定 レプリケーション機能の設定をします。      
      管理情報を定期的に同期する 現用サーバの更新された管理情報を、コピーして同期するかどうか選びます。 チェックボックスのオン、オフ 必須
    同期処理の起動間隔 現用サーバと同期をとる時間の間隔を指定します。 数字 5~1440(分) *1
    逐次同期対象 現用サーバの更新された情報を、逐次コピーして同期するかどうかを設定します。      
      蓄積データ 蓄積データを逐次コピーの対象とするかどうかを選択します。 チェックボックスのオン、オフ 必須
    転送履歴 転送履歴を逐次コピーの対象とするかどうかを選択します。 チェックボックスのオン、オフ 必須

    *1: 「管理情報を定期的に同期する」のチェックボックスをオンにした場合は必須

  4. ツールバーの ボタンをクリックすると、変更が保存されます。