代替サーバの選定と設定
代替サーバの選定
次の条件を満たすサーバを代替サーバとして選び、HULFT-HUB Serverでの設定を行ってください。代替サーバの設定情報については代替サーバに関する管理情報を参照してください。
- 現用サーバと代替サーバのadministratorのパスワードが同じであること
- 別のサーバの代替サーバでないサーバであること(既に代替サーバとして登録されているサーバを新たに代替サーバとすることはできません)
- 現用サーバと代替サーバのバージョン、レベル、リビジョンが同一であること
- 代替サーバが管理外サーバでないこと
【注意】 | 代替サーバに既存の管理情報が存在した場合、代替サーバの指定のタイミングで管理情報はクリアされます。 |
以下では、現用サーバをHUBSVR1(東京本社サーバ)、代替サーバをHUBSVRB(本社代替サーバ)として説明します。
代替サーバの構成図への追加
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HULFT-HUB Managerを起動し、administratorでHUBSVR1(東京本社サーバ)にログインしてください。
【注意】 サーバにadministrator以外のユーザでログインした場合、代替サーバの登録はできません。 -
HUBSVRB(本社代替サーバ)をHULFT-HUB Managerの構成図に追加してください。
追加手順についてはサーバの追加を参照してください。
代替サーバの指定
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[システム管理]メニューの[代替設定]
[代替機設定]をクリックしてください。
代替機編集モードになります([代替機設定]メニューにチェックが付いたままの状態になります)。
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構成図上で、現用のサーバのアイコンから代替用のサーバのアイコンまでマウスでドラッグ&ドロップしてください。
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代替設定ダイアログが表示されます。
レプリケーション機能の設定もこの画面で行えます。*1: 「管理情報を定期的に同期する」のチェックボックスをオンにした場合は必須
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各項目を設定し、[設定]ボタンをクリックしてください。
現用サーバ(東京本社サーバ)から代替サーバ(本社代替サーバ)に向かって青色の破線矢印(
)で代替線が設定されます。また代替サーバは代替機を表すオレンジのアイコンで表示されます。
管理情報のコピー
構成図上で代替サーバを選択し、[システム管理]メニューの[代替設定][即時コピー]をクリックすると、代替サーバに現用サーバの管理情報がコピーされます。代替設定の「管理情報を定期的に同期する」のチェックボックスをオフにした場合、代替サーバ登録直後でも同期実行されません。手動で[即時コピー]を行っておくことを推奨します。
【備考】 | 以下のデータはコピーされません。 |
• | システム動作環境設定 |
• | HULFT-DataMagicの変換定義 |
• | 外字テーブル |
蓄積データ・転送履歴コピー
代替サーバは、障害時の切り替えに備え、現用サーバと同一の転送履歴、蓄積データを必要に応じて同期しておきます。転送履歴および蓄積データは、HULFT-HUB Serverの代替設定機能で指定した「逐次同期対象」に従って、自動的に現用サーバから代替サーバへ逐次コピーされます。
コピーの対象は、HULFT-HUB Serverの蓄積データ、蓄積状況、転送履歴です。
設定内容の確認と変更
登録後に設定内容を確認・変更する場合は、システム動作環境設定画面を使用します。
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構成図にて、設定内容を確認したい代替サーバをダブルクリックしてください。
選択されたサーバのシステム動作環境の設定内容が表示されます。
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「代替設定」をクリックしてください。
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下記の表を参考に設定を確認・変更してください。
*1: 「管理情報を定期的に同期する」のチェックボックスをオンにした場合は必須
- ツールバーの
ボタンをクリックすると、変更が保存されます。