HULFT-29977

HULFT-HUB Serverの蓄積状況に対して要求発行を行えなくなってしまう場合がある

現象

システム動作環境設定のDBミューテックスタイムアウト(DBMutexTimeout)で設定した秒数を超過しても蓄積状況DBの操作がタイムアウトにならず、蓄積状況に対して以下のすべての要求発行が行えなくなってしまう場合があります。

  • 蓄積データの削除

  • 送出

  • 送出済み解除

  • 送出キャンセル

  • 宛先解除

  • 宛先の変更、追加

  • 強制送出

その際、トレースログに以下のメッセージが出力される場合があります。

HULH3014C,テーブルの解放に失敗しました。インデックス:9999,,,,,,

障害レベル

B:高度

対象バージョン

Ver.3.2.0~Ver.3.9.3

修正バージョン

Ver.3.10.0

発生条件

以下の条件をすべて満たすと発生します。

  • システム動作環境設定のDBロックモード(DBLockMode)に、“1”(キューイングモード)を設定

  • 蓄積状況DBへアクセスした際、DBミューテックスタイムアウト(DBMutexTimeout)で設定した秒数を超過

  • 蓄積状況に対して要求を発行

代替方法

システム動作環境設定のDBロックモード(DBLockMode)を“0”(ウェイトモード)に設定してください。

修正後

発生条件を満たしても、蓄積状況DBの操作がタイムアウトされ、蓄積状況に対して要求発行が可能となります。