同報配信時のDEFLATE圧縮の制限
HUB同報の同報配信で、配信側クライアントでDEFLATE圧縮を指定した場合、集信側クライアントのDEFLATE圧縮への対応状況と同報サーバでの蓄積有無の組み合わせによって、転送エラーになる場合があります。
表5.5 HUB同報の同報配信でDEFLATE圧縮を指定した場合の動作
集信側クライアント |
蓄積 |
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なし |
あり(*1) |
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すべてDEFLATE圧縮に対応 | DEFLATE圧縮で転送 | DEFLATE圧縮で転送 |
すべてDEFLATE圧縮に非対応 | 圧縮なしで転送 | 圧縮なしで転送 |
一部のみDEFLATE圧縮に対応 | 転送エラー(*2) |
対応クライアントにはDEFLATE圧縮で転送、 非対応クライアントには圧縮なしで転送 |
*1 | : |
「蓄積条件」が“蓄積後に送出する”または“蓄積のみ行う”の場合が該当します。このとき、同報サーバにはDEFLATE圧縮されたデータが蓄積され、必要に応じてサーバ上で圧縮なしのデータに変換して送出します。 |
*2 | : |
「同報配信異常時の扱い」が“続行”の場合でも、すべての集信側クライアントへの転送がエラーとなります。 ただし集信側クライアントでエラーが発生するタイミングによっては、一部の集信側クライアントへの転送が完了する場合があります。 例1)以下の場合、DEFLATE圧縮に対応したクライアントへの転送は正常に完了します。
例2)以下の場合、DEFLATE圧縮に非対応のクライアントへの転送は正常に完了します。
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図で示すと以下のようになります。

図5.20 HUB同報の同報配信でDEFLATE圧縮を指定した場合の動作
注意
- HUB経由HULFT同報では、このような制限はありません。
-
HULFT-HUB Managerの転送モニタ詳細画面では、HUB同報の同報配信全体を1つの画面で表示します。DEFLATE圧縮に対応した集信側クライアントと非対応の集信側クライアントが混在していた場合、転送モニタ詳細画面の「圧縮方式」には“DEFLATE圧縮”と表示されます。
集信側クライアントごとの圧縮方式はサーバのトレースログで確認してください。