ファイル転送

表C.3 HULFT-HUB Manager転送情報画面の操作に関する対応策

症状

点検・対応

転送画面が開けない

管理画面の構成リストまたは構成図で、管理元サーバが選択されているか、確認してください。

管理画面の構成図上で、HULFT-HUB Serverを介さずに配信側と集信側クライアントを結んで転送情報画面を開こうとした場合、指定したクライアントが同一業務グループに所属しているか、確認してください。

すでに転送情報画面が開いている可能性があります。

同時に複数の転送情報画面を開くことはできません。

転送情報画面で転送定義を編集できない

ログインユーザは、該当転送定義を管理している業務グループで、管理情報を編集できる権限が必要です。

ログインユーザの業務権限に、管理情報権限「更新」権限が有効となっているか、確認してください。

ファイルIDを登録できない

(すでに登録されている)

同一の配信ファイルID、または同一の集信ファイルIDがすでに登録されいる可能性があります。ファイルIDを確認してください。

転送情報ツリーに、登録しようとするファイルIDが存在しない場合、ログインユーザの利用できない業務グループで、該当ファイルIDを使用した転送定義が登録されている可能性があります。

システム管理者に確認してください。

【ENTグレードのみ】

中継/同報ファイルヘッダ内で、ファイルIDと配信元ホストが同一の中継/同報ファイルがすでに登録されている可能性があります。

ファイルIDと配信元ホストが同一の中継/同報ファイルが登録されているか、確認してください。

転送マップにクライアントを挿入できない

挿入したいホストが、ログインユーザが利用できる業務グループに所属していない可能性があります。

業務グループを確認してください。

挿入したいホストが、管理画面の構成リストや構成図に登録されていない可能性があります。

構成リストおよび構成図を確認してください。

転送定義がクライアント側に反映されない

HULFT-HUB Managerを導入しているPCから転送定義を保存するサーバまで、物理的にLAN(WAN)がつながっているか、確認してください。

転送定義の登録ににエラーが発生している可能性があります。

適用結果一覧で完了コードが「0」かどうか、確認してください。

完了コードが「0」以外の場合、エラーが発生しています。

クライアント側の要求受付プログラムが起動しているかどうか、確認してください。

転送マップに相手ホストが表示されない

転送グループ情報に登録されたホストが、管理画面の構成図に存在するかどうか、確認してください。

転送定義の編集に必要なホストは、管理画面の構成リストや構成図に登録を行ってください。

転送マップに不明なクライアントアイコンが表示される

該当クライアントが、管理対象外クライアントかどうか確認してください。

管理対象外クライアントを登録した際、構成図を保存せずにHULFT-HUB Managerを終了すると、次回以降、転送情報画面では、管理対象外クライアントは不明なクライアントのアイコンで表示されます。

該当クライアントが、管理画面の構成リストや構成図から削除されていないか、確認してください。

【ENTグレードのみ】

[経路設定]メニューの[手動配置]が選択できない

転送先ホストがホストグループの可能性があります。

ホストグループを選択している場合、[手動配置]メニューは選択できません。

複数集信かどうか確認してください。

複数集信の場合、[手動配置]は選択できません。

表C.4 HULFT-HUB Managerから転送要求発行に関する対応策

症状

点検・対応

要求発行ができない

(クライアント側まで要求が届いていない)

ログインサーバから要求を受け取るクライアントまでに必要な経路情報が設定されているか、確認してください。

転送要求権限のあるユーザでログインしているか、確認してください。

【ENTグレードのみ】

要求を中継するHULFT-HUB Serverがすべて起動しているか、確認してください。

送信要求が失敗する

集信側クライアントが起動しているかどうか、確認してください。

集信側クライアントの要求受付プログラムが起動しているか、確認してください。

配信側クライアントの要求受付プログラムが起動しているか、確認してください。

該当する管理情報がクライアント側に存在するかどうか、確認してください。

該当するファイルの転送要求権限のあるユーザでログインしているか、確認してください。

【ENTグレードのみ】

配信クライアント、集信クライアントのホスト名が、要求を中継するすべてのサーバで認識できていない可能性があります。要求を中継するすべてのサーバで認識できるようにしてください。

hostsファイルやDNSサーバに登録されているか、確認してください。

【ENTグレードのみ】

要求受付クライアントから送信要求を中継するHULFT-HUB Serverが認識できていない可能性があります。送信要求を中継するHULFT-HUB Serverを認識できるようにしてください。

hostsファイルやDNSサーバに登録されているか、確認してください。

【ENTグレードのみ】

転送定義がHUB経由の同報転送を選択している可能性があります。HUB経由の同報転送は行えません。

【ENTグレードのみ】

サーバ経由で転送できない

(相手ホストに接続できない)

配信側および集信側クライアントのHULFTのバージョンがVer.5以降かどうか、確認してください。

集信側クライアントが起動しているか、確認してください。

集信側クライアントのHULFTが起動しているか、確認してください。

転送を中継するHULFT-HUB Serverがすべて起動しているか、確認してください。

転送を中継するHULFT-HUB Serverに、転送先クライアントまで必要な経路情報が設定されているか、確認してください。

HULFT-HUB Serverに設定されている各ホストの経路情報と、各ホストのDNSサーバやhostsファイルに登録されているホスト名やIPアドレスと一致していない可能性があります。

各ホストのホスト名を変更した場合は「ホスト関連定義情報に関する留意点」に従って、各定義を変更してください。

各ホストのIPアドレスを変更した場合は、IPアドレスを登録しているDNSサーバやhostsファイル、および接続するHULFT-HUB Serverの経路管理情報の各定義を変更してください。

表C.5 転送モニタ画面に関する対応策

症状

点検・対応

転送モニタに転送状況や転送結果が表示されない

直接転送(LAN転送、SAN転送、またはPPP転送)の経路を設定してファイル転送を行った場合、直接転送の転送履歴が収集されているか、確認してください。

転送モニタ画面の[表示]メニューから[直接転送履歴集約処理]をクリックして、最新の転送履歴を取得してください。

HULFT-HUB Serverのシステム動作環境設定「転送履歴しきい値(TrnlogThreshold)」に“1”以上の値を指定している可能性があります。

「転送履歴しきい値」に“1”以上の値を指定した場合、HULFT-HUB Serverに保存される転送履歴の件数が「転送履歴しきい値」の指定を超えると、「転送履歴保有件数(TrnlogHoldCount)」の指定値分の転送履歴を残して、古い履歴から自動的に削除されます。

「転送履歴しきい値(TrnlogThreshold)」を確認してください。

転送履歴の書き込みに失敗している可能性があります。

サーバのトレースログを確認してください。

配信側クライアントで、配信前ジョブの実行や配信ファイルアクセスなど通信開始前の処理でエラーが発生している可能性があります。

配信側クライアントのコンソールや配信履歴を確認してください。

履歴の参照権限のあるユーザでログインしているか、確認してください。

【ENTグレードのみ】

転送モニタ画面を開くときに選択したサーバが起動しているか、確認してください。

【ENTグレードのみ】

表示したい転送が、転送モニタ画面を開くときに選択したサーバを経由していない可能性があります。

配信側クライアントから集信側クライアントまでの間の、各サーバの経路設定を確認してください。

【ENTグレードのみ】

転送を中継したサーバの履歴件数が、システム動作環境設定の「転送履歴しきい値(TrnlogThreshold)」の件数を超えており、対象の転送履歴が削除された可能性があります。

知らないファイルIDの履歴が表示される

該当ファイルIDの集配信管理情報を管理していた業務グループIDが削除されている可能性があります。

業務グループIDが削除された場合、その業務グループで管理されていた集配信管理情報や履歴情報は、すべてのユーザから参照できるようになります。

クライアントが簡易転送でファイルを転送した可能性があります。

簡易転送でファイルを転送した履歴を集約した場合、“_INSTANT_TRANSFER_”というファイルIDの履歴が表示されます。

【ENTグレードのみ】

転送を中継したサーバのうち、転送モニタ詳細画面の転送状況図に表示されていないサーバがある

転送を中継したサーバがすべて起動しているか、確認してください。

表示されていないサーバが管理対象外のシステムのサーバの可能性があります。

管理対象外のシステムの履歴は参照できません。

表示されていないサーバで履歴を削除された可能性があります。

履歴を確認してください。

転送を中継したいずれかのサーバの履歴件数が、システム動作環境設定の「転送履歴しきい値(TrnlogThreshold)」を超えており、対象の転送履歴が削除された可能性があります。

転送を中継したすべてのサーバに履歴の参照権限があるユーザでログインしているか、確認してください。

表C.6 クライアント状況照会に関する対応策

症状

点検・対応

履歴が表示されない

履歴を参照したいクライアントは、管理対象外クライアントの可能性があります。

管理対象外クライアントの履歴は参照できません。

クライアントの要求受付プログラムが起動しているか、確認してください。

クライアントの要求受付プログラムの最大同時要求受付数を超えて接続しようとしている可能性があります。

クライアントの要求受付プログラムの最大同時要求受付数を確認してください。

履歴ファイルがパンクしている可能性があります。履歴ファイルを確認してください。

配信側クライアントで、配信前ジョブの実行や配信ファイルアクセスなど通信開始前の処理でエラーが発生している可能性があります。

配信側クライアントのコンソールや配信履歴を確認してください。

転送状況が[集配信状況一覧]画面で配信待ちのままになっている

配信側クライアントの配信プログラムが起動しているか、確認してください。

配信プロセスがすべて起動中になっている可能性があります。配信プロセスを確認してください。