HULFT-HUBの用語集

・administrator

→管理者ユーザ

・HUB転送

HULFT-HUB Serverを経由するファイル転送。

・HUBメールボックス

HULFT-HUB Server内にあり、転送データの格納および、転送データの管理を行います。

・HULFT7通信モード

通信相手のホストに接続する際の通信方式を指定する詳細ホスト情報の項目。

HULFT7互換の通信方式に固定するか、通信相手のバージョンに合わせてHULFT8の通信方式とHULFT7互換の通信方式を自動的に切り替えるかを選択できます。

通信相手のホストごとに指定します。

・HULFT-HUB

HULFT-HUB Server、HULFT-HUB Manager、およびクライアント(HULFT)の総称。

・HULFT-HUB Client

→クライアント

・HULFT-HUB Manager

HULFT-HUB Serverで管理されるシステム管理情報の参照、更新や、処理の監視、およびクライアント(HULFT)のコントロールを行うソフトウェア。

・HULFT-HUB Server

HULFT-HUBシステムの中心となるソフトウェア。

・HULFT-HUBシステム

企業内や企業間で各ホストに導入されたクライアント(HULFT)を、HULFT-HUB ServerおよびHULFT-HUB Managerで集中管理するシステム。

・HULFT-HUBネットワーク

HULFT-HUBシステムで形成されるネットワーク。

・Peer to Peer型(ピアツーピア型)

単一拠点間同士をつないだネットワークの形態。

接続されたコンピュータ間に上下関係が存在しないネットワークの形態。

・SAN(FAL)転送

HULFT-HUB Serverを経由しないPeer to Peer型の直接転送。

HULFT-SAN(H)およびHULFT-SAN(FAL)同士の間で設定できます。

・SAN(XLD)転送

HULFT-HUB Serverを経由しないPeer to Peer型の直接転送。

HULFT-SAN(F)/plusおよびHULFT-SAN(XLD)同士の間で設定できます。

・unknown業務グループ

未割当て業務グループのこと。HULFT-HUB Serverに導入時から必ず存在します。

特別な業務グループという位置付けで、管理者ユーザ「administrator」は、unknown業務グループだけに所属します。

[関連用語]業務グループ

・異常検知優先モード

HULFT Ver.7未満と同じタイミングでデータを転送するモード。

転送エラーが発生した場合や転送がキャンセルされた場合に即座に転送が停止します。

・一元管理

クライアントのすべての管理情報を、管理元サーバであるHULFT-HUB Serverにて一元的に管理する機能。

→管理元サーバ

・一括配布

HULFT-HUB Server側で管理しているクライアントのシステム管理情報を、クライアントの機種、バージョンに関わらず、同時に更新、削除する機能(HULFT-HUB Manager Ver.3.0にて廃止)。

・追越禁止

データの蓄積が開始された順番に送出することを保証する機能。

追越禁止を設定しないと蓄積が終了した順に送出されるため、転送データの順番が逆転する(追い越される)場合があります。

・管理コネクション

HULFT-HUB Managerから目的のホストに接続するためのコネクション。HULFT-HUB Managerからの要求に使用します。

・管理者権限

HULFT-HUBシステム全体のあらゆる操作を実行できる権限。

・管理者ユーザ

HULFT-HUBシステム全体のあらゆる操作を実行できる権限を持つユーザ。administrator。

・管理対象外クライアント(中継なし)

HULFT-HUBから管理情報の更新・参照を行わないクライアント。また、HULFT-HUB Serverを経由して、本クライアントとの集配信を行うこともできません。

・管理対象外クライアント(中継あり)

HULFT-HUBから管理情報の更新・参照を行わないクライアント。ただし、HULFT-HUB Serverを経由して、本クライアントへの集配信を行うことは可能です。

・管理外サーバ

HULFT-HUB Managerのログインユーザが利用するHULFT-HUBシステムに所属していないHULFT-HUB Server。

・管理元サーバ

クライアントを管理するHULFT-HUB Serverを、当該クライアントの管理元サーバと呼びます。

[関連用語]収容クライアント

・境界サーバ

管理外サーバに隣接する、自ネットワークのHULFT-HUB Server。

・業務権限

業務グループ単位に設定できるアクセス権限。

業務グループに所属するクライアントの管理情報や履歴に対するアクセス権限を、ユーザごとに設定することができます。

・業務グループ

HULFT-HUBシステムのセキュリティを設定する単位。

ユーザは、同じ業務や同じ部門といった特定のメンバー単位にまとめて管理することができます。

・クライアント

HULFT-HUBシステムでサービスを受けるソフトウェア。HULFT本体を指します。

・クライアント保留

クライアント保留を設定すると、転送や送出が待機状態になります。クライアント保留を解除すると、待機状態の転送や送出が開始されます。

・クラスタソフトウェア

クラスタリングを制御するソフトウェア。ディスクやネットワークなどのリソースやソフトウェアの監視を行い、異常を検出した場合には、フェイルオーバを行います。

・クラスタリング

システムの一部に障害が発生しても、システム全体がダウンすることなく稼動できるようにするために、複数台のシステムを組み合わせて、1つのシステムとして扱うようにした(コンピュータ)システム。

・経路切り替え機能

HULFT-HUB Server間の通信がリトライオーバーとなった場合、あらかじめ定義しておいた経路情報に従って経路を切り替えてファイル転送を行う機能。

・現用サーバ

通常の運用で使用する稼動中のサーバ。

[関連用語]代替サーバ

・コマンド実行ログ

操作ログの1つで、ユーザが行った要求発行/コマンド実行の結果を記録します。

[関連用語]操作ログ、ファイルアクセスログ

・サーバ

→HULFT-HUB Server

・サービス名

同一ホスト上に複数のHULFTを導入・起動した場合、HULFT-HUBシステム内でそれぞれのクライアントを識別するための名前。「ホスト名+サービス名」でユニークな名前になるように付与します。

・集信側クライアント

HULFTによるファイル転送で、ファイルを集信するホスト。

・収容クライアント

HULFT-HUB Serverが管理するクライアントを、当該サーバの収容クライアントと呼びます。

[関連用語]管理元サーバ

・収容クライアント情報

HULFT-HUB Serverが、収容クライアントの管理や監視および、収容クライアントへ接続を行うために必要な設定情報。

・ジョブステップ

ジョブフローを構成する1つ1つのジョブです。ジョブステップには、開始系、実行系、トリガ系、および終了系の4種類があります。

・ジョブフロー

複数のジョブで構成された一連の処理の流れです。ジョブフローが起動すると、登録されたジョブが自動で処理されます。ジョブフローは、ファイルの蓄積や時間の到来などが契機となって起動します。

・接続先サーバ

ファイル転送の転送経路において複数のHULFT-HUB Serverを経由する場合、あるHULFT-HUB Serverからみて集信側クライアント寄りに隣接するHULFT-HUB Server。

[間違えやすい用語]転送先サーバ

・接続元サーバ

ファイル転送の転送経路において複数のHULFT-HUB Serverを経由する場合、あるHULFT-HUB Serverからみて配信側クライアント寄りに隣接するHULFT-HUB Server。

[間違えやすい用語]転送元サーバ

・操作ログ

ユーザが行った、システムに影響する操作の記録。

操作ログにはファイルアクセスログとコマンド実行ログの2種類があります。

[関連用語]ファイルアクセスログ、コマンド実行ログ

・送出

HUBメールボックス内の蓄積データを、他のHULFT-HUB Serverまたはクライアントへ転送する処理。

・送出完了

送出処理が正常に終了した状態。

・送出順序待ち

送出の順番を待っている状態。

・送出多重度空待ち

集信側クライントの集信多重度が最大数に達している状態。

・代替設定機能

HULFT-HUBシステム独自で代替サーバを設定する機能。現用サーバに対する代替サーバの設定、および各種管理情報のコピーの各機能があります。

クラスタソフトウェアを利用していない環境でも使用できます。

・代替サーバ

現用サーバに障害が発生した場合に、現用サーバに代わって運用を行う予備のサーバ。

[関連用語]現用サーバ

・多段中継

複数のHULFT-HUB Serverを経由する中継。

・蓄積完了

蓄積処理が正常に終了した状態。

・蓄積機能

転送データをHUBメールボックスに格納する機能。

・着止め

指定したHULFT-HUB Serverに転送データが到達したときに、次のHULFT-HUB Serverやクライアントへ転送しないでHULFT-HUB Serverに蓄積すること。

集信側クライアントからの送信要求やHULFT-HUB Managerからの送出指示によって転送が開始されます。

・中継機能

HULFT-HUB Serverを経由して、HULFT同士が集配信やサービスの送受信を行うためのHULFT-HUB Server側の機能。

・直接転送

HULFT-HUB Serverを経由しないファイル転送。

・通信経路管理機能

複数のHULFT-HUB Serverを経由してデータや要求受付システムとのやりとりを行うために、HULFT-HUB Serverで行うクライアント-HULFT-HUB Server間、HULFT-HUB Server-HULFT-HUB Server 間の通信経路の制御。

・データ検証

配信側ホストが転送したデータと集信側ホストが実際に受け取ったデータが一致しているか確認する機能。転送経路になんらかの問題があってデータに異常が発生した場合、集信側ホストで検知できます。

・転送先クライアント

HULFT-HUBシステムにおいて、転送の終点となるクライアント。集信側クライアントと同意。

・転送先サーバ

HULFT-HUBシステムにおいて、転送の終点となるHULFT-HUB Server。

[間違えやすい用語]接続先サーバ

・転送先ホスト

転送先クライアントまたは転送先サーバ。

・転送情報

HULFT-HUB Serverが、ファイル転送を行うために保持する管理情報。

・転送速度優先モード

集信側からの確認を待たずに連続してデータを転送するモード。高速なネットワーク環境で大容量のデータを転送する際に転送速度の向上が図れます。

転送エラーが発生した場合や転送がキャンセルされた場合に、転送停止まで時間がかかる場合があります。

・転送元クライアント

HULFT-HUBシステムにおいて、転送の始点となるクライアント。配信側クライアントと同意。

・転送元サーバ

HULFT-HUBシステムにおいて、転送の始点となるHULFT-HUB Server。

[間違えやすい用語]接続元サーバ

・転送元ホスト

転送元クライアントまたは転送元サーバ。

・同報配信

配信側のHULFT(クライアント)から配信されてきたファイルを、HULFT-HUB Server上に登録された転送情報を元に、同時に複数のHULFT(クライアント)へ転送する機能。

・トレースログ

HULFT-HUB Serverで行われる処理を記録した履歴。

・配信側クライアント

HULFTによるファイル転送で、ファイルを配信するホスト。

・非稼働サーバ

以下の理由から、HULFT-HUB Managerが稼働情報を取得できないHULFT-HUB Serverです。

HULFT-HUB Managerの構成図上では、灰色のアイコンで表示されます。

  • HULFT-HUB Serverが停止している。
  • HULFT-HUB ManagerとHULFT-HUB Serverの接続が解除されている。
  • ログインサーバと異なるユーザIDとパスワードが設定されており、自動接続できない。
・ファイルアクセスログ

操作ログの1つで、システムファイルに対する追加(新規作成)/変更/削除の記録を格納します。

[関連用語]操作ログ、コマンド実行ログ

・ファイル転送コネクション

ファイル転送で使用するコネクション。

・保管期限

蓄積完了データおよび送出完了データを、(一時的に)保管する際の期限。

・ホストグループ

複数のホストをまとめて1つのグループとして設定する単位。ファイル転送の宛先(同報配信)や管理情報収集配布の収集対象として利用できます。ホストグループには、クライアント、サーバを登録できます。

・マルチユーザ

複数のユーザが1つの環境を共有すること。

HULFT-HUBは、マルチユーザに対応しています。HULFT-HUB ManagerからHULFT-HUB Serverに接続するとき、ユーザ認証が必要になります。

・未送出データ

蓄積ステータスが「蓄積完了」、「送出異常」および「送出済み解除」のデータとなります。

・ユーザ管理

HULFT-HUBシステムを利用するユーザの各種アクセス権限の管理のこと。

HULFT-HUBでは、HULFT-HUB Managerを利用するユーザ単位にHULFT-HUB Serverやクライアントに関する権限を設定します。

・ユーザ情報

HULFT-HUB Serverや収容クライアントを利用するために必要なユーザの設定情報。

・要求受付プログラム

HULFT(クライアント)側で、HULFT-HUB Serverからのサービスの送受信を行う制御プログラム。

Mainframe版では要求受付タスク、UNIX/Linux版では要求受付デーモン、Windows版、IBMi版では要求受付プロセスを指します。

・要求受付コネクション

HULFT-HUB Serverを介するコネクションのうち、クライアントの要求受付システムへの依頼に使用するコネクション。集信クライアントからの送信要求や再送要求で使用します。

・隣接サーバ

HULFT-HUBシステムのネットワークにおいて、あるHULFT-HUB Serverからみて隣り合う(直接接続する)HULFT-HUB Serverのこと。

・隣接サーバ情報

隣り合う(直接接続する)HULFT-HUB Serverに関する各種の情報。HULFT-HUB Serverを識別するためのホスト名やサービス名、通信で使用するポートNo.等が含まれます。

・ログインサーバ

HULFT-HUB Managerから直接接続(ログイン)するHULFT-HUB Server。

HULFT-HUB Managerで、HULFT-HUBシステムのネットワークを認識するための基点のサーバとなります。

・ログインユーザ

HULFT-HUB ManagerからHULFT-HUB Serverへ接続し、HULFT-HUBシステムを利用するユーザ。