複数サーバを経由する転送
HULFT-HUBシステムでは転送情報と経路情報によって転送が行われますが、転送情報に表示されていないサーバ(非表示サーバ)の蓄積条件によって、ユーザが予期していた蓄積が行われなかったり、予期しない蓄積が行われたりする場合があります。手動経路設定ですべてのサーバを表示して、蓄積条件を確認するようにしてください。
また、配信側の蓄積データに対して強制送出を行っても、集信クライアントが保留設定されていた場合に転送異常またはクライアント保留となる場合があります。
(1) 予定した蓄積が行われない場合
下図の例では、SVR_Aの蓄積条件が「転送不能時に蓄積する」なので、接続エラーが発生したら蓄積するはずなのに、データは蓄積されません。

図5.6 予定した蓄積が行われない例
(2) 予定しない蓄積が行われる場合
下図の例では、SVR_Aの蓄積条件が「蓄積しない」なので、接続エラーが発生しても蓄積しないはずなのに、蓄積されてしまいます。

図5.7 予定しない蓄積が行われる例
(3) 強制送出をしても転送異常となる場合
下図の例では、SVR_Bに収容されたCLT_02が保留設定されていた場合、SVR_Aから強制送出を行っても、蓄積条件により転送異常または保留解除待ちとなります。

図5.8 強制送出をしても転送異常となる場合