想定する転送
想定する転送は、次のとおりです。
(1) クライアント(HKT01WIN)から、クライアント(HKT02UNX)に対して配信を行う。この際、サーバ(HKTSRV)に転送データを蓄積する。
博多営業所のクライアントHKT01WINにある"C:\user\data\snd08.txt"ファイルを博多営業所のクライアントHKT02UNXに配信する。クライアントHKT02UNXに集信したファイルは"/user/data/rcv08.dat"に保存する。クライアントHKT01WINから転送されたデータをサーバHKTSRVで蓄積し、その後、クライアントHKT02UNXからの送出要求を受けて、クライアントHKT02UNXへデータを送出する。この転送データに対し、サーバHKTSRVおよびクライアントHKT02UNXで、データ検証を行う。
蓄積データは翌月の第4金曜日に削除する。同一ファイルIDのデータは5世代まで蓄積し、その順番を確保する。
配信側設定情報
転送タイプ | :テキスト転送 |
コード変換 | :集信側 |
圧縮方式 | :縦横圧縮 |
蓄積条件 | :蓄積のみ行う |
継続条件 | :(指定不可) |
蓄積ファイルの削除基準 | :送出完了から一定期間経過後に削除する |
保管期限 | :毎月第4金曜日 |
保管世代管理 | :保管世代数で制限する |
保管世代管理数 | :5 |
追越禁止 | :禁止する |
データ検証 | :有効 ※ |
集信側設定情報
データ検証 | :有効 ※ |
注※ データ検証を有効とするには、配信側クライアントにVer.7以降のHULFTが導入されている必要があります。
(2) クライアント(HKT02UNX)からサーバ(HKTSRV)に対して送出要求を行う。
HKT02UNXからHKTSRVに対して送出要求を発行する。
要求を受信したHKTSRVはHKT01WINから転送された蓄積データを送出する。
(3) 送出先を追加する。
蓄積データの送出先に東京営業所のクライアントTKY12WINを追加する。
また、転送定義に集信側クライアントとしてTKY12WINを追加する。
(4) 追加したクライアント(TKY12WIN)からサーバ(HKTSRV)に対して送出要求を行う。
TKY12WINからHKTSRVに対して送出要求を発行する。
要求を受信したHKTSRVはHKT01WINから転送された蓄積データを送出する。

図3.157 蓄積機能