想定する処理(配信側2クライアント:集信側1クライアント)
想定する運用は次のとおりです。
(1) クライアント(HKT01WIN)、クライアント(HKT02UNX)から、クライアント(TKY12WIN)に対して配信を行う。その際、サーバ(HKTSRV)に転送データを蓄積する。サーバ(HKTSRV)は、2つのクライアントからデータが転送されたことを確認したあと、ユーザJOBを実行し、2つのデータを同時にクライアント(TKY12WIN)へ送出する。
次のデータをサーバHKTSRVで蓄積後、ユーザJOBを実行し、クライアントTKY12WINに送出する。
- 博多営業所のクライアントHKT01WINにある"C:\user\data\snd12.txt"ファイル
- 博多営業所のクライアントHKT02UNXにある"/user/data/snd13.txt"ファイル
なお、クライアントTKY12WINでは、集信したファイルをそれぞれ"C:\user\data\rcv12.dat"、"C:\user\data\rcv13.dat"に保存する。

図3.263 ジョブフロー(配信元が複数の場合の蓄積後ジョブ)
次に示す設定情報は、クライアントHKT01WIN、クライアントHKT02UNXで共通です。
配信側設定情報
転送タイプ | : | バイナリ転送 |
転送情報(蓄積設定)
蓄積条件 | : | 蓄積のみ行う |
継続条件 | : | (指定不可) |
蓄積ファイルの削除基準 | : | 削除しない |
正常時蓄積ID | : | SUCCESS10 |
異常時蓄積ID | : | FAILURE10 |
完了通知 | : | 蓄積完了 |
ジョブフローID設定情報
SUCCESS10 | : |
クライアントHKT01WIN、クライアントHKT02UNXから配信されるファイルの蓄積後、すぐにジョブフローを実行する。 ジョブフロー内では、ユーザJOB実行後、それぞれ送出処理をして、蓄積ファイルの削除を行う。 |
FAILURE10 | : |
蓄積失敗後、すぐにジョブフローを実行する。 ジョブフロー内では、ユーザJOBを実行する。 |