ジョブフローの作成
ジョブフローの作成は、蓄積ポイントとなる博多営業所サーバ(HKTSRV)で行います。転送マップでHKTSRVのアイコンを選択し、[システム管理]メニューから[ジョブフロー一覧]をクリックすると、ジョブフロー一覧画面が表示されます。この画面でコンテキストメニューを開き、[新規作成]をクリックするとジョブフロー作成画面が表示されます。
運用例で使用するジョブフロー(SUCCESS093、FAILURE093)は、次の手順で作成します。
(1) ジョブフローID:SUCCESS093の作成
a) ジョブフローIDを入力する。
ジョブフローID | :SUCCESS093 |
b) ジョブフロー図を作成する。
1. ジョブフロー種別に「イベント待ち(蓄積待ち)起動」を選択します。
2. アイコンボックスから、ドラッグ&ドロップで下図のとおりアイコンを配置し、各アイコンを接続します。
なお、ジョブステップIDはアイコンを配置する際に自動で採番されます。

図3.236 ジョブフロー図(SUCCESS093)
c) ジョブステップの定義を行う。
作成したジョブフローの各ジョブステップの定義を行います。
1. 「開始系:蓄積待ち」ジョブステップの定義
ジョブステップ(STA0001)をダブルクリックすると、プロパティ画面が表示されます。各項目に必要事項を入力します。
ここでは、次に示す表のとおりに入力します。
表3.67 STA0001の設定内容(SUCCESS093)
項目 |
設定値 |
説明 |
---|---|---|
ジョブステップID |
STA0001 |
ジョブステップIDを設定します。 アイコンをドラッグ&ドロップで配置した場合は自動で採番されます。 |
開始タイミング |
蓄積後、すぐに ジョブフローを実行 |
蓄積後、どのタイミングでジョブフローを実行するのかを設定します。 |
指定方法 |
動的指定 |
次のどちらかを選択します。
|
その他の項目 |
デフォルト値 |
必要項目以外、未記入時は初期値が採用されます。 |

図3.237 STA0001の設定内容(SUCCESS093)
2. 「実行系:蓄積ファイル抽出」ジョブステップの定義
ジョブステップ(JCC0001)をダブルクリックすると、プロパティ画面が表示されます。各項目に必要事項を入力します。
ここでは、次に示す表のとおりに入力します。
表3.68 JCC0001の設定内容(SUCCESS093)
項目 |
設定値 |
説明 |
---|---|---|
ジョブステップID |
JCC0001 |
ジョブステップIDを設定します。 アイコンをドラッグ&ドロップで配置した場合は自動で採番されます。 |
開始タイミング |
即時実行 |
ジョブステップ実行後、どのタイミングでジョブフローを実行するのかを設定します。 |
蓄積待ちのジョブID |
STA0001 |
蓄積待ちのジョブステップを指定します。 |
その他の項目 |
デフォルト値 |
必要項目以外、未記入時は初期値が採用されます。 |

図3.238 JCC0001の設定内容(SUCCESS093)
3. 「実行系:ユーザJOB」ジョブステップの定義
ジョブステップ(JOB0001)をダブルクリックすると、プロパティ画面が表示されます。各項目に必要事項を入力します。
ここでは、次に示す表のとおりに入力します。
表3.69 JOB0001の設定内容(SUCCESS093)
項目 |
設定値 |
説明 |
---|---|---|
ジョブステップID |
JOB0001 |
ジョブステップIDを設定します。 アイコンをドラッグ&ドロップで配置した場合は自動で採番されます。 |
開始タイミング |
即時実行 |
ジョブステップの実行時、どのタイミングで指定ジョブを実行するのかを設定します。 |
ユーザジョブ設定 |
(*1) |
ジョブ設定情報です。 実行したいジョブを指定します。 |
ジョブ戻り値 (正常値) |
0 |
ジョブ設定情報です。 正常値とみなす戻り値を指定します。 |
その他の項目 |
デフォルト値 |
必要項目以外、未記入時は初期値が採用されます。 |
*1 | : |
ここでは、ユーザアプリケーションシェル(SUCCESSJOB.sh)の引数に蓄積ファイルの抽出ファイルを指定します。 |
/user/sh/SUCCESSJOB.sh $JF_STA0001_SELECTFILENM
パラメータの説明
- $JF_STA0001_SELECTFILENM
-
環境変数(蓄積ファイルの抽出ファイル)を入力します。

図3.239 JOB0001の設定内容(SUCCESS093)
4. 「実行系:蓄積ファイル削除」ジョブステップの定義
ジョブステップ(JCD0001)をダブルクリックすると、プロパティ画面が表示されます。各項目に必要事項を入力します。
ここでは、次に示す表のとおりに入力します。
表3.70 JCD0001の設定内容(SUCCESS093)
項目 |
設定値 |
説明 |
---|---|---|
ジョブステップID |
JCD0001 |
ジョブステップIDを設定します。 アイコンをドラッグ&ドロップで配置した場合は自動で採番されます。 |
開始タイミング |
即時実行 |
ジョブステップの実行時、どのタイミングで指定ジョブを実行するのかを設定します。 |
蓄積待ちのジョブID |
STA0001 |
蓄積待ちのジョブステップを指定します。 |
その他の項目 |
デフォルト値 |
必要項目以外、未記入時は初期値が採用されます。 |

図3.240 JCD0001の設定内容(SUCCESS093)
5. 「終了系:終了」ジョブステップの定義
ジョブステップ(END0001)をダブルクリックするとプロパティ画面が表示されます。各項目に必要事項を入力します。
ここでは、次に示す表のとおりに入力します。なお、ジョブステップ(END0002、END0003、END0004)も同様です。
表3.71 END0001の設定内容(SUCCESS093)
項目 |
設定値 |
説明 |
---|---|---|
ジョブステップID |
END0001 |
ジョブステップIDを設定します。 アイコンをドラッグ&ドロップで配置した場合は自動で採番されます。 |
完了コード |
直前ジョブの 完了コード |
ジョブフローの完了コードを指定します。 |
その他の項目 |
デフォルト値 |
必要項目以外、未記入時は初期値が採用されます。 |

図3.241 END0001の設定内容(SUCCESS093)
6. ジョブフローの保存
ツールボックスの[保存]をクリックし、ジョブフローを保存します。
(2) ジョブフローID:FAILURE093の作成
a) ジョブフローIDを入力する。
ジョブフローID | :FAILURE093 |
b) ジョブフロー図を作成する。
1. ジョブフロー種別に「イベント待ち(蓄積待ち)起動」を選択します。
2. アイコンボックスからドラッグ&ドロップで下図のとおりアイコンを配置し、各アイコンを接続します。
なお、ジョブステップIDはアイコンを配置する際に自動で採番されます。

図3.242 ジョブフロー図(FAILURE093)
c) ジョブステップの定義を行う。
作成したジョブフローの各ジョブステップの定義を行います。
1. 「開始系:蓄積待ち」ジョブステップの定義
ジョブステップ(STA0001)をダブルクリックすると、プロパティ画面が表示されます。各項目に必要事項を入力します。
ここでは、次に示す表のとおりに入力します。
表3.72 STA0001の設定内容(FAILURE093)
項目 |
設定値 |
説明 |
---|---|---|
ジョブステップID |
STA0001 |
ジョブステップIDを設定します。 アイコンをドラッグ&ドロップで配置した場合は自動で採番されます。 |
開始タイミング |
蓄積後、すぐに ジョブフローを実行 |
蓄積後、どのタイミングでジョブフローを実行するのかを設定します。 |
指定方法 |
動的指定 |
次のどちらかを選択します。
|
その他の項目 |
デフォルト値 |
必要項目以外、未記入時は初期値が採用されます。 |

図3.243 STA0001の設定内容(FAILURE093)
2. 「実行系:ユーザJOB」ジョブステップの定義
ジョブステップ(JOB0001)をダブルクリックすると、プロパティ画面が表示されます。各項目に必要事項を入力します。
ここでは、次に示す表のとおりに入力します。
表3.73 JOB0001の設定内容(FAILURE093)
項目 |
設定値 |
説明 |
---|---|---|
ジョブステップID |
JOB0001 |
ジョブステップIDを設定します。 アイコンをドラッグ&ドロップで配置した場合は自動で採番されます。 |
開始タイミング |
即時実行 |
ジョブステップの実行時、どのタイミングで指定ジョブを実行するのかを設定します。 |
ユーザジョブ設定 |
/user/sh/FAILURE093.sh |
ジョブ設定情報です。 実行したいジョブを指定します。 |
ジョブ戻り値 (正常値) |
0 |
ジョブ設定情報です。 正常値とみなす戻り値を指定します。 |
その他の項目 |
デフォルト値 |
必要項目以外、未記入時は初期値が採用されます。 |

図3.244 JOB0001の設定内容(FAILURE093)
3. 「終了系:終了」ジョブステップの定義
ジョブステップ(END0001)をダブルクリックすると、プロパティ画面が表示されます。各項目に必要事項を入力します。
ここでは、次に示す表のとおりに入力します。なお、ジョブステップ(END0002)も同様です。
表3.74 END0001の設定内容(FAILURE093)
項目 |
設定値 |
説明 |
---|---|---|
ジョブステップID |
END0001 |
ジョブステップIDを設定します。 アイコンをドラッグ&ドロップで配置した場合は自動で採番されます。 |
完了コード |
直前ジョブの 完了コード |
ジョブフローの完了コードを指定します。 |
その他の項目 |
デフォルト値 |
必要項目以外、未記入時は初期値が採用されます。 |

図3.245 END0001の設定内容(FAILURE093)
4. ジョブフローの保存
ツールボックスの[保存]をクリックし、ジョブフローを保存します。