ジョブフローの作成
ジョブフローの作成は、蓄積ポイントとなる博多営業所サーバ(HKTSRV)で行います。転送マップでHKTSRVのアイコンを選択し、[システム管理]メニューから[ジョブフロー一覧]をクリックすると、ジョブフロー一覧画面が表示されます。この画面でコンテキストメニューを開き、[新規作成]をクリックするとジョブフロー作成画面が表示されます。
運用例で使用するジョブフロー(SUCCESS091、FAILURE091)は、次の手順で作成します。
(1) ジョブフローID:SUCCESS091の作成
a) ジョブフローIDを入力する。
ジョブフローID | :SUCCESS091 |
b) ジョブフロー図を作成する。
1. ジョブフロー種別に「イベント待ち(蓄積待ち)起動」を選択します。
2. アイコンボックスから、ドラッグ&ドロップで下図のとおりアイコンを配置し、各アイコンを接続します。
なお、ジョブステップIDはアイコンを配置する際に自動で採番されます。
図3.170 ジョブフロー図(SUCCESS091)
c) ジョブステップの定義を行う。
作成したジョブフローの各ジョブステップの定義を行います。
1. 「開始系:蓄積待ち」ジョブステップの定義
ジョブステップ(STA0001)をダブルクリックすると、プロパティ画面が表示されます。各項目に必要事項を入力します。
ここでは、次に示す表のとおりに入力します。
表3.36 STA0001の設定内容(SUCCESS091)
項目 |
設定値 |
説明 |
---|---|---|
ジョブステップID |
STA0001 |
ジョブステップIDを設定します。 アイコンをドラッグ&ドロップで配置した場合は自動で採番されます。 |
開始タイミング |
蓄積後、15:00に ジョブフローを実行 |
蓄積後、どのタイミングでジョブフローを実行するのかを設定します。 |
指定方法 |
動的指定 |
次のどちらかを選択します。
|
その他の項目 |
デフォルト値 |
必要項目以外、未記入時は初期値が採用されます。 |

図3.171 STA0001の設定内容(SUCCESS091)
2. 「実行系:ユーザJOB」ジョブステップの定義
ジョブステップ(JOB0001)をダブルクリックすると、プロパティ画面が表示されます。各項目に必要事項を入力します。
ここでは、次に示す表のとおりに入力します。
表3.37 JOB0001の設定内容(SUCCESS091)
項目 |
設定値 |
説明 |
---|---|---|
ジョブステップID |
JOB0001 |
ジョブステップIDを設定します。 アイコンをドラッグ&ドロップで配置した場合は自動で採番されます。 |
開始タイミング |
即時実行 |
ジョブステップの実行時、どのタイミングで指定ジョブを実行するのかを設定します。 |
ユーザジョブ設定 |
/user/sh/SUCCESS091.sh |
ジョブ設定情報です。 実行したいジョブを指定します。 |
ジョブ戻り値 (正常値) |
0 |
ジョブ設定情報です。 正常値とみなす戻り値を指定します。 |
その他の項目 |
デフォルト値 |
必要項目以外、未記入時は初期値が採用されます。 |

図3.172 JOB0001の設定内容(SUCCESS091)
3. 「実行系:蓄積ファイル送出」ジョブステップの定義
ジョブステップ(JCS0001)をダブルクリックすると、プロパティ画面が表示されます。各項目に必要事項を入力します。
ここでは、次に示す表のとおりに入力します。
表3.38 JCS0001の設定内容(SUCCESS091)
項目 |
設定値 |
説明 |
---|---|---|
ジョブステップID |
JCS0001 |
ジョブステップIDを設定します。 アイコンをドラッグ&ドロップで配置した場合は自動で採番されます。 |
開始タイミング |
即時実行 |
ジョブステップの実行時、どのタイミングで指定ジョブを実行するのかを設定します。 |
蓄積待ちのジョブID |
STA0001 |
蓄積待ちのジョブステップを指定します。 |
送出先 |
全宛先 |
蓄積待ちジョブステップの[指定方法]に[動的指定]を指定した場合は「全宛先」に固定となります。 一方、[任意指定]を指定した場合は、次のどちらかを選択できます。
|
その他の項目 |
デフォルト値 |
必要項目以外、未記入時は初期値が採用されます。 |

図3.173 JCS0001の設定内容(SUCCESS091)
4. 「実行系:蓄積ファイル削除」ジョブステップの定義
ジョブステップ(JCD0001)をダブルクリックすると、プロパティ画面が表示されます。各項目に必要事項を入力します。
ここでは、次に示す表のとおりに入力します。
表3.39 JCD0001の設定内容(SUCCESS091)
項目 |
設定値 |
説明 |
---|---|---|
ジョブステップID |
JCD0001 |
ジョブステップIDを設定します。 アイコンをドラッグ&ドロップで配置した場合は自動で採番されます。 |
開始タイミング |
即時実行 |
ジョブステップの実行時、どのタイミングで指定ジョブを実行するのかを設定します。 |
蓄積待ちのジョブID |
STA0001 |
蓄積待ちのジョブステップを指定します。 |
その他の項目 |
デフォルト値 |
必要項目以外、未記入時は初期値が採用されます。 |

図3.174 JCD0001の設定内容(SUCCESS091)
5. 「終了系:終了」ジョブステップの定義
ジョブステップ(END0001)をダブルクリックすると、プロパティ画面が表示されます。各項目に必要事項を入力します。
ここでは、次に示す表のとおりに入力します。なお、ジョブステップ(END0002、END0003、END0004)も同様です。
表3.40 END0001の設定内容(SUCCESS091)
項目 |
設定値 |
説明 |
---|---|---|
ジョブステップID |
END0001 |
ジョブステップIDを設定します。 アイコンをドラッグ&ドロップで配置した場合は自動で採番されます。 |
完了コード |
直前ジョブの 完了コード |
ジョブフローの完了コードを指定します。 |
その他の項目 |
デフォルト値 |
必要項目以外、未記入時は初期値が採用されます。 |

図3.175 END0001の設定内容(SUCCESS091)
6. ジョブフローの保存
ツールボックスの[保存]をクリックし、ジョブフローを保存します。
(2) ジョブフローID:FAILURE091の作成
a) ジョブフローIDを入力する。
ジョブフローID:FAILURE091
b) ジョブフロー図を作成する。
1. ジョブフロー種別に「イベント待ち(蓄積待ち)起動」を選択します。
2. アイコンボックスからドラッグ&ドロップで下図のとおりアイコンを配置し、各アイコンを接続します。
なお、ジョブステップIDはアイコンを配置する際に自動で採番されます。

図3.176 ジョブフロー図(FAILURE091)
c) ジョブステップの定義を行う。
作成したジョブフローの各ジョブステップの定義を行います。
1. 「開始系:蓄積待ち」ジョブステップの定義
ジョブステップ(STA0001)をダブルクリックすると、プロパティ画面が表示されます。各項目に必要事項を入力します。
ここでは、次に示す表のとおりに入力します。
表3.41 STA0001の設定内容(FAILURE091)
項目 |
設定値 |
説明 |
---|---|---|
ジョブステップID |
STA0001 |
ジョブステップIDを設定します。 アイコンをドラッグ&ドロップで配置した場合は自動で採番されます。 |
開始タイミング |
蓄積後、すぐに ジョブフローを実行 |
蓄積後、どのタイミングでジョブフローを実行するのかを設定します。 |
指定方法 |
動的指定 |
次のどちらかを選択します。
|
その他の項目 |
デフォルト値 |
必要項目以外、未記入時は初期値が採用されます。 |

図3.177 STA0001の設定内容(FAILURE091)
2. 「実行系:ユーザJOB」ジョブステップの定義
ジョブステップ(JOB0001)をダブルクリックすると、プロパティ画面が表示されます。各項目に必要事項を入力します。
ここでは、次に示す表のとおりに入力します。
表3.42 JOB0001の設定内容(FAILURE091)
項目 |
設定値 |
説明 |
---|---|---|
ジョブステップID |
JOB0001 |
ジョブステップIDを設定します。 アイコンをドラッグ&ドロップで配置した場合は自動で採番されます。 |
開始タイミング |
即時実行 |
ジョブステップの実行時、どのタイミングで指定ジョブを実行するのかを設定します。 |
ユーザジョブ設定 |
/user/sh/FAILURE091.sh |
ジョブ設定情報です。 実行したいジョブを指定します。 |
ジョブ戻り値 (正常値) |
0 |
ジョブ設定情報です。 正常値とみなす戻り値を指定します。 |
その他の項目 |
デフォルト値 |
必要項目以外、未記入時は初期値が採用されます。 |

図3.178 JOB0001の設定内容(FAILURE091)
3. 「終了系:終了」ジョブステップの定義
ジョブステップ(END0001)をダブルクリックすると、プロパティ画面が表示されます。各項目に必要事項を入力します。
ここでは、次に示す表のとおりに入力します。なお、ジョブステップ(END0002)
も同様です。
表3.43 END0001の設定内容(FAILURE091)
項目 |
設定値 |
説明 |
---|---|---|
ジョブステップID |
END0001 |
ジョブステップIDを設定します。 アイコンをドラッグ&ドロップで配置した場合は自動で採番されます。 |
完了コード |
直前ジョブの 完了コード |
ジョブフローの完了コードを指定します。 |
その他の項目 |
デフォルト値 |
必要項目以外、未記入時は初期値が採用されます。 |

図3.179 END0001の設定内容(FAILURE091)
4. ジョブフローの保存
ツールボックスの[保存]をクリックし、ジョブフローを保存します。