ジョブフロー/ジョブステップ履歴の照会
ジョブフローおよびジョブステップの実行結果は、履歴として保存されます。ここでは、保存された履歴の照会について説明します。
ジョブフローの実行結果の履歴はジョブフローモニタ画面、またはジョブフローモニタ詳細画面から参照できます。

図2.65 ジョブフローモニタ画面

図2.66 ジョブフローモニタ詳細画面
ジョブフローの実行状態は、ジョブフローステータスで示されます。このステータスは、ジョブフローモニタ画面、およびジョブフローモニタ詳細画面の[状況]から照会できます。

図2.68 ジョブフローモニタ画面

図2.69 ジョブフローモニタ詳細画面
表示されるステータスとその意味については、HULFT-HUB Managerのオンラインヘルプを参照してください。
ジョブステップの実行状態は、ジョブステップステータスで示されます。このステータスは、ジョブフローモニタ詳細画面、およびジョブステップステータス画面の[状況]から照会できます。

図2.70 ジョブフローモニタ詳細画面

図2.71 ジョブステップステータス画面
表示されるステータスとその意味については、HULFT-HUB Managerのオンラインヘルプを参照してください。
(5) 開始/終了日時の表示仕様
ジョブフローおよびジョブステップの履歴で表示される開始/終了日時の表示仕様について説明します。
- ジョブフローの開始/終了日時の表示仕様
-
ジョブフローが実際に開始した(ジョブフローステータスが「実行中」になった)日時を開始日時とします。そのため、ジョブフローステータスが「開始条件揃い待ち」や「多重度待ち」の状態の場合、ジョブフローが開始したとは見なされません。
また、ジョブフローが終了した(ジョブフローステータスが「正常終了」または「異常終了」になった)日時を終了日時とします。
ただし、ジョブフローが開始する前にキャンセルまたは多重度オーバー破棄となった場合は、その日時をジョブフローの開始/終了日時とします。
- ジョブステップの開始/終了日時の表示仕様
-
ジョブステップ(アイコン)に制御が移された日時を開始日時とします。そのため、ジョブステップステータスが「実行条件待ち」の状態の場合、ジョブステップは開始していると見なされます。
また、ジョブステップが終了した(ジョブステップステータスが「正常終了」または「異常終了」になった)日時を終了日時とします。
ジョブフローおよびジョブステップの開始/終了日時の表示仕様について例を示します。なお、ここではジョブフローを「ジョブフロー全体」、ジョブフローの最初のアイコンを「開始系ジョブステップ」、2番目のアイコンを「2番目のジョブステップ」と呼びます。

例1
- ジョブフローの設定
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開始系ジョブステップが以下のいずれか
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スケジューラ起動
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蓄積待ち起動(対象の蓄積ファイルが1つ、かつ開始時刻の指定なし)
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ファイル待ち起動(対象のファイルが1つ、かつ開始時刻の指定なし)
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ユーティリティ待ち起動
-
- 実行時の条件
-
多重度待ちの発生なし

例2
- ジョブフローの設定
-
開始系ジョブステップが以下のいずれか
-
蓄積待ち起動(対象の蓄積ファイルが複数、かつ開始時刻を指定)
-
ファイル待ち起動(対象のファイルが複数、かつ開始時刻を指定)
-
- 実行時の条件
-
多重度待ちの発生なし

例3
- ジョブフローの設定
-
開始系ジョブステップが以下のいずれか
-
蓄積待ち起動(対象の蓄積ファイルが1つ、かつ開始時刻を指定)
-
ファイル待ち起動(対象のファイルが1つ、かつ開始時刻を指定)
-
「多重発生時の処置」が“実行中ジョブフローの終了後に実施”
-
2番目のジョブステップで開始時刻を指定
-
- 実行時の条件
-
多重度待ちが発生し、その後解消

例4
- ジョブフローの設定
-
開始系ジョブステップが以下のいずれか
-
蓄積待ち起動(対象の蓄積ファイルが複数、または開始時刻を指定)
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ファイル待ち起動(対象のファイルが複数、または開始時刻を指定)
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- 実行時の条件
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開始条件がそろう前にキャンセル

例5
- ジョブフローの設定:
-
開始系ジョブステップが以下のいずれか
-
蓄積待ち起動(対象の蓄積ファイルが1つ、かつ開始時刻を設定)
-
ファイル待ち起動(対象のファイルが1つ、かつ開始時刻を指定)
-
「多重発生時の処置」が“実行中ジョブフローの終了後に実施”
-
- 実行時の条件
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多重度待ちが発生し、多重度待ちの途中でキャンセル

例6
- ジョブフローの設定
-
開始系ジョブステップが以下のいずれか
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蓄積待ち起動(対象の蓄積ファイルが1つ、かつ開始時刻を指定)
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ファイル待ち起動(対象のファイルが1つ、かつ開始時刻を指定)
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「多重発生時の処置」が“破棄”
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- 実行時の条件
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ジョブフロー多重度およびジョブフロー全体多重度の多重度待ちが発生し、その後ジョブフロー全体多重度の多重度待ちが解消

例7
- ジョブフローの設定
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開始系ジョブステップが以下のいずれか
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蓄積待ち起動(対象の蓄積ファイルが1つ、かつ開始時刻を指定)
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ファイル待ち起動(対象のファイルが1つ、かつ開始時刻を指定)
-
「多重発生時の処置」が“破棄”
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- 実行時の条件
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ジョブフロー全体多重度の多重度待ちはなし、ジョブフロー多重度の多重度待ちが発生
