管理外サーバを経由する転送

管理外サーバを登録するとき、「HUB通過時の転送元ホスト名」の値を設定します。「HUB通過時の転送元ホスト名」の設定値によって、この管理外サーバを経由して管理外のHULFT-HUBシステムにあるクライアントへファイルを転送する場合に、通知するホスト名が変わります。

表2.24 管理外サーバへ通知するホスト名

HUB通過時の転送元ホスト名

ホスト名

通過サーバーに見せる

境界サーバのホスト名

配信側クライアントのまま

配信側クライアントのホスト名

以下に、「HUB通過時の転送元ホスト名」の設定値による動作の違いを図で示します。

図2.97 管理外サーバへ通知するホスト名

集信側の転送定義は、集信側のHULFT-HUBシステムで別途作成する必要があります。このとき、HULFT-HUB Managerから転送定義を作成すると、転送元ホスト名は配信側のHULFT-HUBシステムの境界サーバ(上記の例では「ServerA_40000」)になります。

そのため、配信側のHULFT-HUBシステムで「HUB通過時の転送元ホスト名」を“配信側クライアントのまま”に設定した場合は、HULFT-HUB Managerが作成する転送定義と整合性が取れず、転送エラーになります。「HUB通過時の転送元ホスト名」を“配信側クライアントのまま”に設定した場合は、HULFT-HUB Managerの管理情報収集配布機能やHULFT-HUB Serverの管理情報バッチ登録ユーティリティ(utlhubiupdt)を使用して管理情報を作成してください。