転送モニタリング機能(直接転送)
HULFT-HUBでは、HULFTからHULFTへのファイル転送の結果を、HULFT-HUB Managerの転送モニタ画面によって確認できます。HULFTからHULFTへのファイル転送を「直接転送」と呼びます。
直接転送の履歴は、HULFT-HUB Serverによって各配信側クライアントの配信履歴情報から収集され、HULFT-HUB Serverが管理する「転送履歴」に集約して保管されます。HULFT-HUB Managerでは、HULFT-HUB Serverの転送履歴から情報を取得し、転送モニタ画面に表示します。
処理のイメージを、次の図に示します。

図2.98 転送結果が表示される仕組み
HULFT-HUB Serverを経由して行われている転送の履歴と異なり、HULFT-HUB Serverによる直接転送の履歴の集約処理には、ある程度の時間が掛かります。
次のどちらかから、運用に適した方法を採用してください。
- 任意のタイミングで直接転送の履歴を収集する
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HULFT-HUB Managerから、ユーザの任意のタイミングで、集約処理を実行させることができます。集約処理の実行には、転送モニタ画面の[表示]メニューから[直接転送履歴集約処理]をクリックします。
- 定期的に直接転送の履歴を収集する
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あらかじめユーザが指定した間隔(単位:分)に基づき、集約処理を自動的に実行させることができます。この間隔は、HULFT-HUB Serverのシステム動作環境設定「直接転送履歴バッチ処理間隔(HubhistoryInterval)」に指定します。指定値が0の場合、集約処理は実行されません。
「バッチ処理間隔」は、HULFT-HUB Managerから指定できます。システム動作環境設定の詳細については、「HULFT-HUB Server マニュアル」を参照してください。
集約した直接転送の履歴の中に転送エラーの履歴が含まれていた場合、転送エラー1件ごとにメッセージ番号1701のエラーメッセージがトレースログへ出力されます。