集信多重度オーバ時のリトライ

HULFTでは、各クライアントが同時に集信可能なコネクション数を「集信多重度」として設定します。HULFT-HUBでは、集信側クライアントで集信多重度エラーが発生したとき、接続のためのリトライを行うことができます。ただし、リトライを行うのは、HULFT-HUB Serverを経由する転送に限ります。また、HULFT-HUB Serverを経由しない直接転送も「集信多重度」にカウントされることに注意してください。

リトライを行うかどうかは、HULFT-HUB Managerの管理画面の「収容クライアント設定」にある「集信多重度オーバ時のサーバリトライ」で、クライアントごとに選択することができます。設定方法の詳細はHULFT-HUB Managerのオンラインヘルプを参照してください。

= 備考 =

集信多重度の設定の詳細については、機種によって設定個所が異なります。詳細は各クライアントの「アドミニストレーション・マニュアル」を参照してください。

ユーザ選択経路による配信の例

以下の環境における集信多重度オーバ時のリトライを下図で説明します。

  • クライアント「HOST1」からクライアント「HOST2」へのファイル転送

  • 中継/同報の経路はユーザ選択経路

  • 転送詳細条件の「通信設定」は“ユーザ設定”

図2.90 集信多重度オーバ時のリトライ

HULFT-HUB Server 転送詳細条件

a

: 「ソケット接続リトライ回数」

b

: 「ソケット接続リトライ待ち時間」

= 備考 =

転送詳細条件の「通信設定」が“システムに依存”の場合は、HULFT-HUB Server システム動作環境設定の「ソケット接続リトライ回数」および「ソケット接続リトライ待ち時間」を使用してリトライを行います。