ホスト管理機能の概要

HULFT-HUB Serverの管理対象としてクライアントを登録すると、当該サーバの収容クライアントとなり、クライアント上のHULFTシステム管理情報がHULFT-HUB Serverに保管されます。

他のネットワーク上のクライアントと転送を行う場合、そのクライアントの管理元サーバをHULFT-HUBシステム上に登録します。HULFT-HUB Server同士が直接接続するとき、互いのサーバを「隣接サーバ」と呼び、HUBネットワーク接続に必要な情報を隣接サーバ情報として管理します。

ユーザが管理対象としているHULFT-HUBシステム以外のシステムにあるHULFT-HUB Serverおよびクライアントについても、それぞれ「管理外サーバ」「管理対象外クライアント」として登録できます。管理対象外クライアントには、HUB転送が可能なクライアント(中継あり)と、HUB転送ができないクライアント(中継なし)があります。管理外サーバや管理対象外クライアントを登録することで、管理対象外のホストも含めたHULFT-HUBネットワークを視覚的に認識できます。このとき、管理外サーバや管理対象外クライアントに隣接する管理対象サーバを「境界サーバ」と呼びます。

HULFT-HUBシステム上のサーバやクライアントはホストグループとして管理することができ、ファイル転送の宛先や管理情報収集配布の収集対象として利用することができます。

下図にホスト管理機能の概要を示します。

図2.1 ホスト管理機能の概要