ジョブフローの作成例と整合性チェック

ジョブフローは、ジョブフロー作成画面で作成します。ジョブステップを表すアイコンを処理の流れの順序で並べて、ジョブフローを作成します。

図2.55 ジョブフロー作成画面

また、ジョブフローの作成時や保存時には、ジョブフローが正しく作成されているかどうかを確認する整合性チェックが実施されます。整合性チェックでエラーが発生した場合は、ジョブフローは保存できません。

ここでは、代表的なジョブフローの作成例と、整合性チェックで確認される事項について説明します。なお、作成時の操作の詳細については、HULFT-HUB Managerのオンラインヘルプを参照してください。

(1) ジョブフローの作成例

代表的なジョブフローの作成例を次に示します。

蓄積されたデータを送出し、送出後のデータを削除するジョブフローの例

A

: ファイルを蓄積待ちします。

B

: 蓄積ファイルを送出します。

C

: 蓄積ファイルを削除します。

D

: 処理を終了します。

E

: 処理途中でエラーが発生した場合は、処理を終了します。

蓄積したファイルをコード変換して、送出するジョブフローの例

コード変換やユーザJOBを実行する場合は、変換前にファイルを抽出しておく必要があります。

A

: ファイルを蓄積待ちします。

B

: 蓄積ファイルのデータ部を抽出します。

C

: 抽出ファイルをコード変換します。

D

: ユーザJOBを実行します。

E

: 蓄積ファイルを抽出ファイルで置き換えます。

F

: 蓄積ファイルを送出します。

G

: 蓄積ファイルを削除します。

H

: 処理を終了します。

I

: 処理途中でエラーが発生した場合は、処理を終了します。

(2) 整合性チェック

ジョブフローの整合性チェックで確認される主な条件には、以下のものがあります。

  • 接続線がすべて接続されているか

  • 処理がループしていないか

  • 蓄積ファイルに対する処理と蓄積待ちが対応しているか

条件を満たしていない場合は、エラーが通知されてジョブフローを保存できません。

整合性チェックの詳細はHULFT-HUB Managerのオンラインヘルプを参照してください。