通信経路管理

HULFT-HUBシステム上にHULFT-HUB Serverが複数存在する場合、いくつかのHULFT-HUB Serverを経由して、ファイル転送やHUBシステムの管理を行うことがあります。これを、「多段中継」と呼び、各HULFT-HUB ServerではクライアントとHULFT-HUB Server間、HULFT-HUB ServerとHULFT-HUB Server間の通信経路を管理しています。

HULFT-HUBシステムでは、表2.9 に示す3種類のコネクションを使用します。それぞれのコネクションは、最短経路、自動設定経路、ユーザ選択経路(表2.10 参照)のいずれか、または組み合わせによって経路を決定します。

表2.9 コネクションの種類

コネクション

説明

使用する通信経路

最短経路

自動設定経路

ユーザ

選択経路

管理コネクション

HULFT-HUB Managerから目的のホストに接続するためのコネクションです。

HULFT-HUB Managerからの要求はすべて当該コネクションを使用します。

ファイル転送コネクション

ファイル転送で使用するコネクションです。

 

要求受付コネクション

要求受付系サービスの依頼に使用するコネクションです。

:

使用可

:

使用不可

表2.10 通信経路の種類

通信経路

説明

最短経路

ログインサーバから目的のHULFT-HUB Serverまでの最短経路を意味します。

HULFT-HUB Managerが管理画面の構成図から自動的に探索します。

自動設定経路

HULFT-HUB Manager管理画面で指定した経路情報(サーバルーティング情報)に従った経路を意味します。

ユーザ選択経路

サービスごとに接続先を指定した経路を意味します。