コネクションリトライ
HULFT-HUBでは、各ホスト間のTCPコネクション確立時に、相手ホストからの応答が一時的に遅れるなどして接続できなかった場合、接続のためのリトライを行います。
リトライの回数および間隔は、各ホストのシステム動作環境設定に指定します。
(1) 自動設定経路による配信のコネクションリトライ
以下の環境でのコネクションリトライを下図で説明します。
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クライアント「HOST1」からクライアント「HOST2」へのファイル転送
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配信は「HOST2」からの送信要求による
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中継/同報の経路は自動設定経路

図2.84 ファイル転送時のコネクションリトライ(自動設定経路による配信)
- [コネクションリトライに関する設定]
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- HULFT-HUB Managerシステム動作環境設定
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a: 「コネクションリトライ回数」
b: 「コネクションリトライ間隔」
- HULFT-HUB Serverシステム動作環境設定
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c: 「ソケット接続リトライ回数」
d: 「ソケット接続リトライ待ち時間」
- 配信側クライアント システム動作環境設定
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e: 「コネクションリトライ回数」
f: 「コネクションリトライ間隔」
- 集信側クライアント システム動作環境設定
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g: 「コネクションリトライ回数」
h: 「コネクションリトライ間隔」
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HULFT-HUB Managerシステム動作環境設定の「コネクションリトライ回数」および「コネクションリトライ間隔」は、ログインユーザ単位に設定できます。
設定方法の詳細はHULFT-HUB Managerのオンラインヘルプを参照してください。
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クライアントの「コネクションリトライ回数」および「コネクションリトライ間隔」は、機種によって設定個所が異なります。
詳細は各クライアントの「アドミニストレーション・マニュアル」を参照してください。
1. 管理コネクションのコネクションリトライ
HULFT-HUB ManagerからHULFT-HUB Serverに接続する管理コネクションの確立時、以下の値を使用してコネクションリトライを行います。
- 1-1 HULFT-HUB ManagerからHULFT-HUB Serverに接続する場合
-
: aおよびb
- 1-2 HULFT-HUB Serverから集信側クライアントに接続する場合
-
: cおよびd
2. 要求受付コネクションのコネクションリトライ
集信側クライアントから配信側クライアントに対して送信要求を発行する要求受付コネクション確立時、以下の値を使用してコネクションリトライを行います。
- 2-1 集信側クライアントからHULFT-HUB Serverに接続する場合
-
: gおよびh
- 2-2 HULFT-HUB Serverから配信側クライアントに接続する場合
-
: cおよびd
3. ファイル転送コネクションのコネクションリトライ
配信側クライアントから集信側クライアントに対して配信を行うファイル転送コネクション確立時、以下の値を使用して無通信監視を行います。
- 3-1 配信側クライアントからHULFT-HUB Serverに接続する場合
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: eおよびf
- 3-2 HULFT-HUB Serverから集信側クライアントに接続する場合
-
: cおよびd
(2) ユーザ設定経路による配信のコネクションリトライ
以下の環境でのコネクションリトライを下図で説明します。
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クライアント「HOST1」からクライアント「HOST2」へのファイル転送
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中継/同報の経路はユーザ設定経路
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転送詳細条件の「通信設定」は“ユーザ設定”

図2.85 ファイル転送時のコネクションリトライ(ユーザ設定経路による配信)
- [コネクションリトライに関する設定]
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- HULFT-HUB Managerシステム動作環境設定
-
a:「コネクションリトライ回数」
b:「コネクションリトライ間隔」
- HULFT-HUB Serverシステム動作環境設定
-
c1:「ソケット接続リトライ回数」
d1:「ソケット接続リトライ待ち時間」
- HULFT-HUB Server 転送詳細条件
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c2:「ソケット接続リトライ回数」
d2:「ソケット接続リトライ待ち時間」
- 配信側クライアント システム動作環境設定
-
e:「コネクションリトライ回数」
f:「コネクションリトライ間隔」
= 備考 =-
HULFT-HUB Managerシステム動作環境設定の「コネクションリトライ回数」および「コネクションリトライ間隔」は、ログインユーザ単位に設定できます。
設定方法の詳細はHULFT-HUB Managerのオンラインヘルプを参照してください。
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HULFT-HUB Serverの転送詳細条件は、HULFT-HUB Managerの転送情報画面で経路設定を行う際に設定できます。
設定方法の詳細はHULFT-HUB Managerのオンラインヘルプを参照してください。
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クライアントの「コネクションリトライ回数」および「コネクションリトライ間隔」は、機種によって設定個所が異なります。
詳細は各クライアントの「アドミニストレーション・マニュアル」を参照してください。
1. 管理コネクションのコネクションリトライ
HULFT-HUB ManagerからHULFT-HUB Serverに接続する管理コネクションの確立時、以下の値を使用してコネクションリトライを行います。
- 1-1 HULFT-HUB ManagerからHULFT-HUB Serverに接続する場合
-
: aおよびb
- 1-2 HULFT-HUB Serverから配信側クライアントに接続する場合
-
: c1およびd1
2. ファイル転送コネクションのコネクションリトライ
配信側クライアントから集信側クライアントに対して配信を行うファイル転送コネクション確立時、以下の値を使用して無通信監視を行います。
- 2-1 配信側クライアントからHULFT-HUB Serverに接続する場合
-
: eおよびf
- 2-2 HULFT-HUB Serverから集信側クライアントに接続する場合
-
: c2およびd2
転送詳細条件の「通信設定」が“システムに依存”の場合、2-2のコネクションリトライにはc1およびd1の値が使用されます。