蓄積データの容量管理
蓄積データによるシステムのディスク領域の圧迫を抑止するために、蓄積容量を制限してディスク領域を節約することができます。
容量をオーバーした場合の対処方法には、それ以上蓄積を受け付けない方法と古い蓄積データを削除する方法があり、それぞれ蓄積環境設定の蓄積閉塞しきい値と蓄積データ削除しきい値で設定できます。これらのしきい値は、サーバごとに指定します。蓄積データ全体の容量に対するしきい値に加えて、配信側ホスト別のしきい値も指定できます。対象となるホストは、蓄積環境設定を指定しようとするサーバの隣接サーバおよび収容クライアントです。
蓄積環境設定の蓄積可能最大サイズでは、配信側ホストごとに蓄積できる1ファイル当たりのバイト数を指定できます。ただし、配信管理情報の圧縮方式で以下のいずれかを選択して転送データを圧縮しても、蓄積可能最大サイズは圧縮前のバイト数で蓄積が可能かどうかを判定します。
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横圧縮
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縦横圧縮
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DEFLATE圧縮
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Zstandard圧縮
蓄積環境設定の詳細はHULFT-HUB Managerのオンラインヘルプを参照してください。
古い蓄積データを削除するときの条件は以下のとおりです。以下の条件を満たす蓄積開始日時が一番古いデータから削除していきます。
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送出(配信)済みであること
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指定世代数以内であること
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削除予定日(残り日数)に日付が設定されていること
また、蓄積環境設定画面では、蓄積データの現在のディスク使用状況や、しきい値変更後の使用状況がグラフ表示されていて、それらを視覚的に確認することができます。詳細はHULFT-HUB Managerのオンラインヘルプを参照してください。
配信側クライアントがHULFT for Mainframeで転送方法が「ダイレクト転送」の場合、蓄積閉塞しきい値を超えて蓄積が行われることがあります。