稼動監視機能
(1) HULFT-HUB Managerから稼働状況の確認
HULFT-HUB Managerの管理画面の構成図から、HULFT-HUB Serverおよびクライアントの稼動状況を確認することができます。運用管理者は、未起動のサーバやクライアント、転送エラーを検知したサーバなどを視覚的に識別でき、HULFT HUBシステムの稼動状況を容易に把握できます。
下図に、構成図のイメージを示します。
表示内容の詳細についてはHULFT-HUB Managerのオンラインヘルプを参照してください。

図2.100 稼動状況の照会
HULFT-HUBの稼動監視機能によって確認できる状況は、以下のとおりです。
a) HULFT-HUB Serverの稼動状況
管理画面のリフレッシュを行うタイミングで、以下の状態を確認して表示します。
-
HULFT-HUB Serverのログイン状態
HULFT-HUB ManagerとHULFT-HUB Server間の接続状態が確認できます。
-
HULFT-HUB Serverの起動状態
HULFT-HUB Serverが起動しているかどうか確認できます。
-
HULFT-HUB Serverによる転送エラー検知の状態
ファイル転送履歴に未確認のエラーが発生しているかどうかを確認できます。
エラー発生後に転送や送出が正常に行われた場合は、自動的に表示が正常に戻ります。
b) クライアントの稼動状況
以下の方法でクライアントの稼動状況を確認できます。
1. 定期的な確認
HULFT-HUB Serverのシステム動作環境設定「クライアント稼動監視間隔(HealthCheckInterval)」に設定した間隔で定期的にクライアントの稼動状況を確認します。
クライアントごとに監視の対象とするかどうかを設定できます。
2. HULFT-HUB Manager管理画面からの確認
HULFT-HUB Manager管理画面から随時「稼動監視」を実施して、指定したクライアントの稼動状況を確認します。
3. ユーティリティによる確認
HULFT-HUB Serverから収容クライアント稼動監視ユーティリティ(utlhubalivecheck)を実行して、任意のタイミングで指定したクライアントの稼動状況を確認します。
-
HULFT-HUB Serverから稼動状況を確認する場合、HULFT-HUB Serverのシステム動作環境設定「ソケット通信応答待ち時間(SocketTimer)」で設定した時間以内にクライアントから応答がないと未稼動として扱われます。
-
HULFT-HUB Managerから稼働状況を確認する場合、HULFT-HUB Serverのシステム動作環境設定「クライアント稼動監視通信応答待ち時間(AliveResponseTimer)」で設定した時間以内にクライアントから応答がないと未稼動として扱われます。
-
クライアントの要求受付プログラムが起動していない場合、クライアントは未稼動状態となります。
-
クライアントがHULFT Ver.5の場合は稼動監視機能の対象となりません。常に「稼動中」として表示されます。
(2) HULFT-HUB Serverによる隣接サーバの稼働監視
HULFT-HUB Serverは、定期的に各隣接サーバの稼動監視を行い、そのサーバと通信するためのプロトコルバージョンを設定します。
稼動監視の間隔はHULFT-HUB Serverのシステム動作環境設定「隣接HUBサーバ稼動監視間隔」で指定します。
隣接サーバごとに稼動監視の対象とするかどうかを設定できます。