集信側クライアントによる蓄積データの取得方法
(1) 蓄積データに「未送出データ」が存在する場合
集信側クライアントからの取得要求(送信要求、再送要求)により、HULFT-HUB Serverに蓄積されたデータを取得することができます。

図2.30 蓄積データに「未送出データ」が存在する場合
-
送信要求では、同一ファイルIDで蓄積ステータスが「蓄積完了」、「送出異常」、または「送出済み解除」のデータが複数あった場合、蓄積開始日時が最も古いデータが1件のみ送出されます。
-
再送要求では、同一ファイルIDで蓄積ステータスが「送出異常」または「送出済み解除」のデータがすべて送出されます。
(2) 蓄積データに「未送出データ」が存在しない場合
「未送出データ不在時の送信要求の扱い」の設定値により動作が異なります。
「未送出データ不在時の送信要求の扱い」は以下のいずれかで設定します。
-
HULFT-HUB Serverの蓄積環境設定
-
転送定義の蓄積設定
“配信まで中継する”に設定した場合
「未送出データ不在時の送信要求の扱い」を“配信まで中継する”に設定した場合、送信要求を配信側クライアントへ中継します。
配信側クライアントは送信要求を受けて、指定されたデータを配信します。
蓄積データのあるなしに関わらず、指定したデータの取得を行いたい場合は、こちらの設定を行ってください。

図2.31 「未送出データ不在時の送信要求の扱い」が“配信まで中継する”の場合
蓄積方法の設定が「蓄積のみ」の場合、配信側クライアントからのデータはHULFT-HUB Serverに蓄積されるため、集信側クライアントではデータを取得することができません。
データは蓄積され、「未送出データ」となります。この場合、再度、蓄積データの取得を実施してください。
“エラーとする”に設定した場合
「未送出データ不在時の送信要求の扱い」を“エラーとする”に設定した場合、送信要求をエラーとし、配信側クライアントに送信要求を中継しません。。
配信側クライアントが配信したデータ(HULFT-HUB Serverに蓄積されるデータ)のみ取得したい場合は、こちらの設定を行ってください。

図2.32 「未送出データ不在時の送信要求の扱い」が“エラーとする”の場合