蓄積データの保管期限
蓄積データによるシステムのディスク領域の圧迫を抑止するために、蓄積データを自動で削除することができます。削除する方法は、蓄積環境設定の「蓄積データ削除基準」と「保管期限」で設定することができます。各項目の詳細はHULFT-HUB Managerのオンラインヘルプを参照してください。
転送ごとに設定が異なる場合は、転送情報の「蓄積データ削除基準」と「保管期限」で設定することができます。詳細はHULFT-HUB Managerのオンラインヘルプを参照してください。
一定期間経過後に削除する場合の動作を以下で説明します。
また、蓄積データが一定期間経過したかどうかをチェックするタイミングを、蓄積環境設定の「期間満了確認時刻」で設定することができます。以下の例では、「期間満了確認時刻」を「21:00」として説明します。
(1) 期間
指定した日数または月数を経過した蓄積データが削除されます。日数を指定した場合は、蓄積完了日の翌日から保管期限が開始されます。月数を指定した場合は、蓄積完了月の翌月から保管期限が開始されます。指定した日にちが存在しない月は月末を代替日とします。
期間「0日」を指定した場合
00:00から23:59の間に蓄積完了すると、翌日の「期間満了確認時刻」に削除が開始されます。

図2.33 期間の指定 (1)
期間「1日」を指定した場合
00:00から23:59の間に蓄積完了すると、翌日の00:00から23:59を保存期間とし、翌々日の「期間満了確認時刻」に削除が開始されます。

図2.34 期間の指定 (2)
期間「1週」を指定した場合
月曜日に蓄積完了すると、火曜日から翌週の月曜日までを保存期間とし、保存期間終了後の火曜日の「期間満了確認時刻」に削除が開始されます。

図2.35 期間の指定 (3)
期間「1月」を指定した場合 (6月30日の例)
6/30に蓄積完了すると、7/1から7/30までを保存期間とし、保存期間終了後の7/31の「期間満了確認時刻」に削除が開始されます。

図2.36 期間の指定 (4)
期間「1月」を指定した場合 (1月30日の例)
1/30に蓄積完了すると、1/31から2/28までを保存期間とし、保存期間終了後の3/1の「期間満了確認時刻」に削除が開始されます。この場合、2月は28日まで(うるう年は29日まで)なので2/28が代替日になります。

図2.37 期間の指定 (5)
(2) 毎週
毎週、指定した曜日に蓄積データが削除されます。保存期間は1週間です。
毎週「金曜日」を指定した場合
土曜日から金曜日の間に蓄積完了すると、次の土曜日から金曜日までを保存期間とし、保存期間終了後の土曜日の「期間満了確認時刻」に削除が開始されます。

図2.38 毎週の指定 (1)
(3) 毎月
毎月、指定した日にちに蓄積データが削除されます。保存期間は1か月です。指定した日にちが存在しない月は、翌月の1日を代替日とします。
毎月「1日」を指定した場合
2/2から3/1の間に蓄積完了すると、3/2から4/1までを保存期間とし、保存期間終了後の4/2の「期間満了確認時刻」に削除が開始されます。

図2.39 毎月の指定 (1)
毎月「31日」を指定した場合
2/1から3/1の間に蓄積完了すると、3/2から3/31までを保存期間とし、保存期間終了後の4/1の「期間満了確認時刻」に削除が開始されます。この場合、2月は28日まで(うるう年は29日まで)なので3/1が代替日になります。

図2.40 毎月の指定 (2)
毎月「末日」を指定した場合
2/1から2/28までの間に蓄積完了すると、3/1から3/31までを保存期間とし、保存期間終了後の4/1の「期間満了確認時刻」に削除が開始されます。

図2.41 毎月の指定 (3)
毎月「第1週」の「日曜日」を指定した場合
2/3から3/4の間に蓄積完了すると、3/5から4/1までを保存期間とし、保存期間終了後の4/2の「期間満了確認時刻」に削除が開始されます。

図2.42 毎月の指定 (4)
毎月「最終週」の「水曜日」を指定した場合
1/30から2/28の間に蓄積完了すると、3/1から3/28までを保存期間とし、保存期間終了後の3/29の「期間満了確認時刻」に削除が開始されます。

図2.43 毎月の指定 (5)
蓄積一覧に表示される蓄積データの「残り日数」は、HULFT-HUB Managerが導入されているホストのシステム時刻を元に計算されるため、HULFT-HUB ServerとHULFT-HUB Managerのシステム時刻は同期を取る必要があります。