蓄積機能

HULFT-HUBでは、配信側クライアントから転送されたデータをHULFT-HUB Serverに一時的に蓄積し、任意のタイミングで集信側クライアントへ転送することができます。HULFT-HUB Serverに蓄積したデータを集信側クライアントへ転送することを「送出」といいます。蓄積したデータを集信側クライアントに送出するタイミングは以下のとおりです。

  • ユーザがHULFT-HUB Serverのコマンドを実行して送出要求を発行したとき

  • ユーザが集信側クライアントから送信要求または再送要求を発行したとき

  • ユーザがHULFT-HUB Managerから送出要求を発行したとき

  • HULFT-HUB Serverへの蓄積が完了したとき

  • ステータスが“送出異常”である転送の集信側クライアントの起動をHULFT-HUB Serverが検知したとき ※

  • ユーザがHULFT-HUB Managerから集信側クライアントの保留状態を解除したとき ※

: 蓄積環境設定画面で自動送出する設定にしている場合だけ、蓄積データが集信側クライアントへ送出されます。

蓄積機能の概要を、下図に示します。

図2.3 データ蓄積および送出

本節では、蓄積機能を利用した運用や、蓄積機能を実現するための動作設定、蓄積データの容量管理および、蓄積データの保管期限について説明します。

注意
  • HULFT8の通信方式で蓄積されたデータを送出する際、送出先クライアントがHULFT8未満だった場合はエラーになります。

  • HULFT8のクライアントで転送テスト機能を使用する場合、集信側までテストしたいときは蓄積しない設定で転送を行ってください。転送テスト機能についてはHULFT8の「アドミニストレーションマニュアル」を参照してください。