業務グループで転送情報の操作権限を管理する
既存のファイルIDを業務グループに移行することによって、ファイルID単位で転送情報に対する操作権限を制御できます。
A社では、既存のHULFTの集配信管理情報にファイルIDの命名規則を設けており、受注業務には「Jnnn」、発注業務には「Hnnn」というIDを付与していました。そこで、受注業務、発注業務のそれぞれの管理者だけがファイルIDに対応する転送情報を変更できるようにするため、ファイルID「Jnnn」を受注業務の業務グループ「jyutyuu」へ、ファイルID「Hnnn」を発注業務の業務グループ「hattyuu」に移行します。
業務グループの移行は、権限を持つユーザでログインし、HULFT-HUB Managerの転送情報画面で操作します。操作手順を次に示します。
1. HULFT-HUB Managerを起動し、管理元サーバに、各業務グループで設定変更の業務権限を与えられた発注担当ユーザ(ユーザID:user_h)、受注担当ユーザ(ユーザID:user_j)、または管理者ユーザ(administrator)でログインします。
2. 管理画面の構成図で管理元サーバを選択し、[システム管理]メニューから[転送情報]をクリックします。
3. 転送情報画面に表示されたツリーから、目的のクライアント下にある配信ファイルをダブルクリックします。
ファイルIDの一覧が表示されます。

図6.11 配信ファイルのファイルID
4. ファイルIDの一覧から、ファイルIDを右クリックし、表示されたメニューから[業務グループ移行]をクリックします。
5. [業務グループ選択]ダイアログで移行先の業務グループを選び、<選択>ボタンをクリックします。

図6.12 移行先の業務グループの選択
選択したファイルIDが業務グループに移行されます。
HULFT-HUB Managerの「管理情報収集配布機能」を利用して、複数のファイルIDをそれぞれの業務グループにまとめて変更することもできます。