ユーザ権限の種類

次に、ユーザに付与できる各権限の種類と、その概要について解説します。

(1) クライアント権限

クライアントに対する権限は、ユーザ単位に設定できます。これにより、クライアントに対する情報の操作をユーザごとに制限します。

クライアント権限管理機能で設定できる権限を「クライアント権限」と呼びます。クライアント権限には、次のものがあります。

クライアント追加・削除権限

HULFT-HUB Server上で管理するクライアントを追加、削除できます。

この権限がないと、HULFT-HUB Managerの管理画面からHULFT-HUB Server上で管理するクライアントの追加や削除ができません。

システム動作環境設定権限

各クライアントのシステム動作環境設定を参照、更新できます。

クライアントがWindows版、UNIX/Linux版、IBMi版(参照権限のみ)の場合のみが対象です。

この権限がないと、HULFT-HUB Managerの管理画面から、クライアントのシステム動作環境を操作できません。

スケジュール情報権限

各クライアントのスケジュール情報を参照、更新できます。スケジュール履歴や今日のスケジュールの参照、削除もできます。

この権限がないとHULFT-HUB Managerからクライアントのスケジュール情報を操作できません。

(2) サーバ権限

HULFT-HUB ManagerからHULFT-HUB Serverに接続してからの権限は、ユーザ単位に設定できます。これにより、接続先のHULFT-HUB Serverに登録されている情報に対する操作をユーザごとに制限します。

HULFT-HUB Server権限管理機能で設定できる権限を「サーバ権限」と呼びます。サーバ権限には、次のものがあります。

システム動作環境設定権限

HULFT-HUB Serverのシステム動作環境設定の参照、更新ができます。

この権限がないと、HULFT-HUB Managerの管理画面で、HULFT-HUB Serverのシステム動作環境および蓄積環境設定を操作できません。

(3) 所属グループと業務権限

ユーザが所属する業務グループによって与えられる権限です。業務グループについては、「業務グループによるアクセス管理」を参照してください。