操作ログの自動切り替え
ファイルアクセスログまたはコマンド実行ログが一定のサイズに達した場合、出力された内容を自動的にバックアップとして保存し、新たな出力先に切り替えることができます。これにより、操作ログのディスク使用量が一定値以上にならないように抑えたり、定期的に操作ログをログサーバに収集したりする運用が可能です。
操作ログの自動切り替えの動作は「操作ログ自動切り替えサイズ」と「操作ログ世代管理数」で設定します。設定個所は、HULFT-HUB Serverの場合はシステム動作環境設定、HULFT-HUB Managerの場合は動作環境設定です。
操作ログが出力される際、ファイルサイズが「操作ログ自動切り替えサイズ」を超えていた場合、元のファイルはバックアップとしてリネームされ、出力先ファイルが新規作成されます。バックアップは「操作ログ世代管理数」で指定した世代だけ保存され、それを超えると世代管理番号0001から順に上書きされます。バックアップのファイル名は以下のようになります。
- HULFT-HUB Serverの場合
-
- ファイルアクセスログ
-
:huboplfile_bk.nnnn.csv
- コマンド実行ログ
-
: huboplcmd_bk.nnnn.csv
- HULFT-HUB Managerの場合
-
- ファイルアクセスログ
-
: FileOperation.bk.nnnn
- コマンド実行ログ
-
: CommandOperation.bk.nnnn
※ nnnnは世代管理番号(0001から9999の4桁)
図5.6 操作ログの自動切り替え
1. サイズチェック
操作ログを出力する前にファイルサイズをチェックします。「操作ログ自動切り替えサイズ」を超えていない場合は、そのまま操作ログを出力して処理を終了します。
2. 切り替え
ファイルサイズが「操作ログ自動切り替えサイズ」を超えていた場合、操作ログファイルをリネームしてバックアップします。
3. 操作ログ出力
操作ログファイルを新規生成し、操作ログを出力します。
4. 世代管理数を超過
バックアップの数が「操作ログ世代管理数」を超えた場合は、世代管理番号0001から上書きされます。