運用監視のための準備
HULFT-HUB Serverの運用を監視するために必要な準備作業の操作順序を示します。
(1) イベントログ出力モードの設定(Windowsのみ)
サーバのOSがWindowsの場合、HULFT-HUB Serverのシステム動作環境設定「イベントログ出力モード(EventlogMode)」に、監視するデーモンおよびプログラムから出力されるメッセージレベルに1以上の値を指定する必要があります。
システム動作環境設定については、「HULFT-HUB Server マニュアル」を参照してください。HULFT-HUB Managerで指定する操作手順については、HULFT-HUB Managerのオンラインヘルプを参照してください。
(2) SIGNAlertの導入
SIGNAlertマネージャとSIGNAlertエージェントを導入します。SIGNAlertエージェントは、HULFT-HUB Serverと同じサーバマシンにインストールしてください。
SIGNAlertの導入方法については「SIGNAlert 導入マニュアル」を参照してください。
(3) SIGNAlertでの監視条件と対処方法の登録
HULFT-HUB Serverから提供されたファイルをSIGNAlertに取り込み、監視条件と対処方法を登録します。
ここでは、操作のポイントを説明します。SIGNAlertの操作方法については「SIGNAlert 共通マニュアル」を参照してください。
1. SIGNAlertマネージャ管理画面で、監視対象のホストとしてHULFT-HUB Serverが登録されていることを確認します。

図5.8 SIGNAlertマネージャ管理画面
2. SIGNAlertマネージャに、HULFT-HUB Serverから提供された監視条件ファイルを登録します。
- 監視条件ファイルの格納先
-
監視条件ファイルは、HULFT-HUB Serverの提供媒体またはダウンロードモジュール内に格納されています。
格納場所については、HULFT-HUB Serverのreadmeを参照してください。
監視条件ファイルには、W(警告)レベル以上のメッセージをSIGNAlertで検知するための設定が記述されています。WとE(エラー)レベル以上の設定は、別ファイルで提供されます。運用に応じて必要なファイルを使用してください。
監視条件ファイルの名称を、次に示します。
表5.6 監視条件ファイル
サーバのOS
メッセージレベル
監視条件ファイル名
Windows
W(警告)
HUB_MON_W_WINDOWS.DAT
E(エラー)、C(致命的エラー)、F(強制)
HUB_MON_CEF_WINDOWS.DAT
UNIXまたはLinux
W(警告)
HUB_MON_W_UNIX_LINUX.DAT
E(エラー)、C(致命的エラー)、F(強制)
HUB_MON_CEF_UNIX_LINUX.DAT
- 監視条件ファイルの編集
-
SIGNAlertに登録する前に、エディタを使用して監視条件ファイルを開き、コメントの説明に従って必要な内容を編集してください。
- 監視条件ファイルの登録
-
SIGNAlertマネージャのコマンド「監視情報登録プログラム(utlaltiupdt)」を使用して、監視条件ファイルを登録します。
- (コマンドの指定例)
-
utlaltiupdt -f 監視条件ファイル名 -r
3. SIGNAlertマネージャ管理画面を使用し、手順2.で登録した監視条件を、HULFT-HUB Serverを監視するSIGNAlertエージェントへ配布します。

図5.9 ホスト監視情報設定画面(サーバのOSがWindowsの場合)

図5.10 ホスト監視情報設定画面(サーバのOSがUNIXまたはLinuxの場合)
4. 必要に応じて、HULFT-HUB Serverから提供された対処方法ファイルを、SIGNAlertマネージャに登録します。
対処方法を登録すると、SIGNAlertマネージャの受信履歴の画面から、各メッセージに対する対処方法を確認できます。
- 対処方法ファイルの格納先
-
対処方法ファイルは、HULFT-HUB Serverの提供媒体またはダウンロードモジュール内に格納されています。
格納場所については、HULFT-HUB Serverのreadmeを参照してください。
対処方法ファイルには、W(警告)レベル以上のメッセージに対する対処方法が記述されています。WとE(エラー)レベル以上の設定は、別ファイルで提供されます。運用に応じて必要なファイルを使用してください。
対処方法ファイルの名称を、次に示します。
表5.7 対処方法ファイル
サーバのOS
メッセージレベル
対処方法ファイル名
Windows
W(警告)
HUB_ANS_W_WINDOWS.DAT
E(エラー)、C(致命的エラー)、F(強制)
HUB_ANS_CEF_WINDOWS.DAT
UNIX
W(警告)
HUB_ANS_W_UNIX.DAT
E(エラー)、C(致命的エラー)、F(強制)
HUB_ANS_CEF_UNIX.DAT
Linux
W(警告)
HUB_ANS_W_LINUX.DAT
E(エラー)、C(致命的エラー)、F(強制)
HUB_ANS_CEF_LINUX.DAT
- 対処方法ファイルの登録
-
SIGNAlertマネージャのコマンド「監視情報登録プログラム(utlaltiupdt)」を使用して、対処方法ファイルを登録します。
- (コマンドの指定例)
-
utlaltiupdt -f 対処方法ファイル名 -r
5. 必要に応じて、SIGNAlertマネージャ管理画面で、HULFT-HUB Serverを監視するSIGNAlertエージェントに対して「デフォルト管理者通知情報」を設定します。
特定のメッセージのレベルを検知した場合の通知先や通知方法を指定します。

図5.11 ホスト監視情報設定画面(デフォルト管理者通知情報の設定)