レベルアップ/リビジョンアップの準備

レベルアップ/リビジョンアップを始める前に、次に説明する作業を行ってください。

(1) レベルアップ/リビジョンアップ前のHDC-EDI Managerのシステムの確認

現在導入済みのHDC-EDI Managerのバージョンを確認しておきます。確認方法は、「利用者マニュアル」を参照してください。

(2) HDC-EDI Managerで登録した管理情報のバックアップ

HDC-EDI Managerで登録した業務セット、業務情報、ユーザ情報、および履歴検索条件をバックアップします。バックアップ方法については、「管理者マニュアル」を参照してください。

注意

HDC-EDI Managerをクラスタ構成システムにインストールしている場合は、運用系または待機系の片方からバックアップを行ってください。

(3) HDC-EDI Managerの停止

レベルアップ/リビジョンアップを行っている間は、HDC-EDI Managerは停止しておいてください。

HDC-EDI Managerが動作している状態では、正常にレベルアップ/リビジョンアップできない場合があります。すべてのユーザがHDC-EDI Managerからログアウトしていること、および、連携処理が実行されていないことを確認してから、HDC-EDI ManagerをWebサーバのマネージャ機能を利用して停止してください。

= 備考 =

HDC-EDI Managerのみを停止できない場合は、Webサーバを停止してください。

注意

HDC-EDI Managerをクラスタ構成システムにインストールしている場合は、運用系と待機系両方のHDCサーバマシンのHDC-EDI Managerを停止してください。

(4) hdcwebディレクトリのバックアップ

hdcwebディレクトリ以下のすべてのファイルを任意のディレクトリにコピーします。

例1)HDCサーバマシンのOSがWindowsの場合

C:\hdcweb以下すべてを、C:\hdcweb_bkにコピーする

例2)HDCサーバマシンのOSがUNIXまたはLinuxの場合

/usr/local/hdcweb以下すべてを、/usr/local/hdcweb_bkにコピーする

注意

HDC-EDI Managerをクラスタ構成システムにインストールしている場合は、共有ディスクにあるhdcwebディレクトリとなります。運用系または待機系の片方からバックアップを行ってください。

(5) HDC環境ファイルのバックアップ

HDC-EDI Managerの次に示すHDC環境ファイルを任意のディレクトリにコピーします。

  • database.properties(*1)

  • extensionMap_Application.xxx.cnf(*1)

  • extensionMap_BaseSoshinMoto.xxx.cnf(*1)

  • extensionMap_BaseSoshinSaki.xxx.cnf(*1)

  • extensionMap_CommunicationRecord.cnf(*1)

  • extensionMap_HulftSoshinMoto.xxx.cnf(*1)

  • extensionMap_HulftSoshinSaki.xxx.cnf(*1)

  • hdcinfo.properties

  • j2ee.dicon(*2)

*1

:

レベルアップ/リビジョンアップ前のHDC-EDI ManagerがVer.2.6.2以降の場合

*2

:

レベルアップ/リビジョンアップ前のHDC-EDI ManagerがVer.2.6.2未満の場合

これらのファイルは、HDCサーバマシンのOSがWindowsの場合は「WAS(Tomcat)のインストールディレクトリ\appBaseディレクトリ\hdcweb\WEB-INF\classes」ディレクトリに格納されています。HDCサーバマシンのOSがUNIXまたはLinuxの場合は「WAS(Tomcat)のインストールディレクトリ/appBaseディレクトリ/hdcweb/WEB-INF/classes」ディレクトリに格納されています。appBaseディレクトリは、通常「webapps」です。

注意

HDC-EDI Managerをクラスタ構成システムにインストールしている場合は、「HDCシステムディレクトリ/etc/」ディレクトリに格納されています。運用系または待機系の片方からバックアップを行ってください。