SQL Serverの場合に必要な設定
HDCサーバマシンのDBMSにSQL Serverを導入している場合の、HDC-EDI ManagerのDB設定方法について説明します。
HDCサーバマシンにEDI Base B2B LEを導入している場合も必要な作業になります。
(1) ポートの開放
SQL Serverを導入している場合、ポート経由でデータをやり取りするため、ポートを開放する必要があります。ポートが開放されているか確認する手順を次に示します。
1. SQL Serverの設定画面の起動
SQLServer構成マネージャを起動します。
2. 「TCP/IP」の設定の確認
「SQL Server ネットワーク構成」にある作成したインスタンス名(通常は、ACMS)のプロトコルについて、「TCP/IP」の状態を有効にします。
3. SQL Serverの再起動
設定を変更した場合、SQL Serverを再起動します。
(2) DBを設定する
EDI BaseのDBをHDC-EDI Managerで使用するために必要な設定を次に示します。
コマンドの説明では、変数に次の値を指定してください。
- ユーザ名
-
EDI BaseのDB作成時に作成したユーザ名を指定します(sa[System Administrator]ではありません)。
EDI Base B2B LEに同梱されているSQL Serverを使用する場合、ユーザ名は「acms」となります。
- パスワード
-
ユーザ名に指定したユーザのパスワードを指定します。
EDI Base B2B LEに同梱されているSQL Serverを使用する場合、パスワードは、「b2b_LE#password」となります。
- ホスト名
-
HDCサーバマシンのホスト名を指定します。
ホスト名には、インスタンス名(通常は、ACMS)を付加します。
1. コマンドプロンプトの起動
コマンドプロンプトを起動します。
2. ディレクトリへの移動
次のディレクトリに移動します。
HDCシステムディレクトリ\tools\install\sql\sqlserver
3. テーブルの作成
HDC-EDI Managerで使用するテーブルを作成するために、次のコマンドを実行します。
> sqlcmd -U ユーザ名 -P パスワード -S ホスト名\ACMS -i HDC_CREATE_TABLE.sql
4. インデックスの作成
作成したテーブルにインデックスを作成するために、次のコマンドを実行します。
> sqlcmd -U ユーザ名 -P パスワード -S ホスト名\ACMS -i HDC_CREATE_INDEX.sql
5. スーパーユーザ用の値の挿入
作成したテーブルにスーパーユーザ用の値を挿入するために、次のコマンドを実行します。
> sqlcmd -U ユーザ名 -P パスワード -S ホスト名\ACMS -i HDC_INSERT_RECORD.sql
6. コマンドメッセージの挿入
HDC-EDI Managerで使用するコマンドのメッセージをEDI Baseのテーブルに挿入するために、次のコマンドを実行します。
> sqlcmd -U ユーザ名 -P パスワード -S ホスト名\ACMS -i HDC_INSERT_ACMS_RECORD.sql
7. SQL Server用のView作成
SQL Server用のViewを作成するために、次のコマンドを実行します。
> sqlcmd -U ユーザ名 -P パスワード -S ホスト名\ACMS -i HDC_CREATE_VIEW_FOR_SQLSERVER.sql
SQL Serverの設定によっては、Viewを作成するときに次に示すようなエラーが出力される場合があります。
この場合、Viewの作成は不要なため、次の作業へ進んでください。
メッセージ 2714、レベル 16、状態 3、サーバー ホスト名\ACMS、プロシージャ tajati、 行 1 データベースに 'tajati' という名前のオブジェクトが既に存在します。 メッセージ 2714、レベル 16、状態 3、サーバー ホスト名\ACMS、プロシージャ tajcti、 行 1 データベースに 'tajcti' という名前のオブジェクトが既に存在します。 メッセージ 2714、レベル 16、状態 3、サーバー ホスト名\ACMS、プロシージャ tajfli、 行 1 データベースに 'tajfli' という名前のオブジェクトが既に存在します。 メッセージ 2714、レベル 16、状態 3、サーバー ホスト名\ACMS、プロシージャ tajmgi、 行 1 データベースに 'tajmgi' という名前のオブジェクトが既に存在します。 メッセージ 2714、レベル 16、状態 3、サーバー ホスト名\ACMS、プロシージャ tajsti、 (同様のエラーが続きます)。